直木賞作品。この作家には「その」要素があるとわかっていながら、本筋の流れに引き込まれてすっかり失念してるところでの「それ」！ 「ここでその要素を持ってくるか～(笑)」という感じで、終わりまでは夢中に読み進めることに。主人公の友人の「○○したかったんだろうな」というセリフにはジンと来ます。現在の我々は幸せですな、もっと噛み締めて生きなければ。 （ストーリーが全くわからないように書いた感想なので意味がわからないでしょうが、読めばわかります(笑)。）

直木賞作品。この作家には「その」要素があるとわかっていながら、本筋の流れに引き込まれてすっかり失念してるところでの「それ」！ 「ここでその要素を持ってくるか～(笑)」という感じで、終わりまでは夢中に読み進めることに。主人公の友人の「○○したかったんだろうな」というセリフにはジンと来ます。現在の我々は幸せですな、もっと噛み締めて生きなければ。 （ストーリーが全くわからないように書いた感想なので意味がわからないでしょうが、読めばわかります(笑)。）

「凱風の島」「南海の桃李」「夏芒の庭」「梅一枝」「秋萩の散る」の5編からなる短編集。各編から奈良時代の暮らし向きの爽やかなあるいはじっとりと湿った空気が溢れ出す。短編集なので時代劇はちょっとという人にもお勧め。Wikipediaでいろいろと確認しつつ噛み締めて読みました。

石田三成の生き様が、「賤ヶ岳七本槍」と称された7人の人生を通して生き生きと描かれる。教科書に載っているような大きな出来事ももちろん出てくるが、それはあくまでも各人の人生のある時においての事件で、各人がどういう経緯でその事件に関わり、結果どうなったかの方に重点が置かれて描かれている。7人の人生から石田三成像を炙り出すような手法には感服。聡明な三成の言葉に涙しました。