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2024年1月の読書メーターまとめ

シュテッケン
読んだ本
9
読んだページ
2911ページ
感想・レビュー
9
ナイス
159ナイス

2024年1月に読んだ本
9

2024年1月のお気に入られ登録
2

  • やす
  • たかし

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シュテッケン
ネタバレ書評家のスケザネ氏が、好きな文体の作家として森見氏の名をラジオで挙げていたので(私は"歩世"です)試しに手に取りました。大正〜昭和初期を思わせるような言葉選びや、最近ではあまり使われない擬態語・擬音語の多用など、読んでいて心地の良いリズム感がありましたが、表現にはなんとも狙いすぎなあざとさが目に付き、また内容は荒唐無稽なファンタジーでこちらも好みとは違いました。登場人物がどれも極端な性格なので、読者の好悪は別れそう。あ、黒髪の乙女と先輩(ただのクズ)がくっつくのだけは赦さんぞ!!
が「ナイス!」と言っています。

2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

シュテッケン

2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:2152ページ ナイス数:107ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1407782/summary/monthly/2023/12

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2024年1月の感想・レビュー一覧
9

シュテッケン
ネタバレ短編集。読み始めてすぐ「あれ、これって村田沙耶香だっけ?」と思わずカバーを外してタイトルと著者名を確認してしまいましたw。それほど突飛かつグロテスクな物語が編まれています。彩瀬まる作品は2作目なのだけど初めて読んだ方は現実的な話だったので、こういう世界観で来るとは予想外でしたが楽しめました。それぞれ「人間」と「命」と「愛」とを主題に置いた作品群は、ただグロテスクな設定や表現だけに目を奪われず、いずれもう一度深く味わい直したい一冊です。
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シュテッケン
ネタバレ『何者』のスピンオフ短編集。自分の古い傷口の瘡蓋を無理矢理はがして触られるような前作に続き、こちらもなかなか…2人組を作れず、そして親のために良い子を演じ続けていた子供の頃の自分がダメージを受けますw。そして解説はオードリー若林。私は彼が好きじゃないのだけれど、解説の文章はまるっきりと言っていいほど私の感想と同じだった。だからもうここに書くことは無いのよw。同族嫌悪なのかしらん?朝井作品は『桐島〜』『何者』『何様』と読んできて物語には引き込まれるものの、文体が好きじゃないから他のに手を出すかは迷うな。
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シュテッケン
ネタバレ日本のミステリで、押しも押されもせぬ傑作中の傑作と謳われるこの作品。時代背景や舞台設定、島の因習やらが渾然一体となった雰囲気、俳諧を用いた見立て殺人と探偵の邂逅には期待が高まります!しかし、普通の探偵は事件が起きてからそれを推理し始めるものですが、今回の金田一は事件を未然に防ぐよう頼まれて舞台に登場しているわけで、事件が起きるまで(起きてからも)そういう動きを見せないことに不満の声が多いのもわかりますね。それでも面白かったけど、三姉妹が「殺しても惜しくない人間」だと和尚に評されてあるのがあまりにも哀れ…
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シュテッケン
ネタバレ久しぶりのSFはミステリ要素もあるというコレ。序盤は退屈でしたが物語が進むと一気読みでした。下手な本格ミステリも真っ青の論理的な謎解き!物理学や生物学などを駆使して、現実の科学的な謎にも解答を与えるストーリーには脱帽。凄いものを読んだ、そんな読後感でしばし呆然としてしまいました。これが300ページ足らずだなんて信じられない。プロローグでコリエルが巨人と言われてるところを見ると恐らくガニメアンなんだろうけど、そうすると引っ掛かるところがいくつか出て来ますね。続編に解答はあるのかな?(追記:関係ないみたいw)
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シュテッケン
ネタバレ書評家のスケザネ氏が、好きな文体の作家として森見氏の名をラジオで挙げていたので(私は"歩世"です)試しに手に取りました。大正〜昭和初期を思わせるような言葉選びや、最近ではあまり使われない擬態語・擬音語の多用など、読んでいて心地の良いリズム感がありましたが、表現にはなんとも狙いすぎなあざとさが目に付き、また内容は荒唐無稽なファンタジーでこちらも好みとは違いました。登場人物がどれも極端な性格なので、読者の好悪は別れそう。あ、黒髪の乙女と先輩(ただのクズ)がくっつくのだけは赦さんぞ!!
が「ナイス!」と言っています。
シュテッケン
ネタバレ湊かなえさんの15周年記念作品であり、ご自身で「一番面白い作品が書けた」と仰っていること、そしてサイン本が目の前にあったこととで普段なら嵩張るし読みづらいからと敬遠するハードカバー本を手にしました。読み始めてから中盤まではグロ表現が続き、こっちの意味でのイヤミスかなぁと思ってややガッカリしていたのですが、終盤から趣きが変わり、キッチリ王道路線のイヤミスへと変貌を遂げラストまで突っ走ります。芸術のための殺人と蝶の生態とを混ぜ合わせた、乱歩的で耽美な世界観。だけども傑作とまでは言い難いかな…。
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シュテッケン
ネタバレ『殺人よ、こんにちは』の続編。小学生から中学生にかけて赤川次郎にハマり、片っ端から読んでいたので恐らくこれも読んでいたはずなので30年以上ぶりの再読になる…はず(覚えてない)。昨今のミステリのように伏線が散りばめられた構成とは違い、会話が多めでサクサク進むストーリーに多少のエログロを加えラストにどんでん返しを持ってきたライトかつ王道のミステリが赤川次郎作品の特徴。こりゃあローティーンには読みやすくて丁度よかったんだろうなぁ。イヤミス風味もあって好みだし、濃厚な本格ものの合間に今後も読んでいこうと思う。
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シュテッケン
ネタバレ『13階段(高野和明)』『震える牛(相場英雄)』と重めの社会派を続けて読んで胃もたれしたので、軽めのミステリでもと思って手にした赤川次郎……いやいや、これもなかなかでした(笑)。主人公は13歳の少女ですが、富豪の両親や周りの大人たちは私生活が乱れており、それに慣れているためか妙に冷めた性格。この娘が殺人事件に巻き込まれるのですが、若さゆえの好奇心で事件に首を突っ込むうちに真相を掴み……。『隻眼の少女(麻耶雄嵩)』の主人公よりも、こちらの方がよっぽど「恐ろしいヒロイン」ですぞ(笑)!さて、続編も続けて読む〜
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シュテッケン
ネタバレ年末に読み切るつもりが、図らずも年を跨いでしまった。子供の頃、近所には個人店がたくさんあったがいつの間にかコンビニに取って代わられ、そして巨大なSCが聳えていた。今や何処に行っても風景は同じだ。途中から思ったのは、真犯人は果たして逮捕されるのか否か。巨大企業と政治家からの圧力で握り潰されるのではないかという懸念。経済活動の名の下に行われる不正と隠蔽は企業のモラルを問うと共に、安さに飛び付く消費者の姿勢も問われるのかもしれない…うーん、警察ものは管轄ごとの政治とかが絡んでくるからややこしや〜探偵ものが好き〜
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/04/09(448日経過)
記録初日
2022/06/14(747日経過)
読んだ本
410冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
143396ページ(1日平均191ページ)
感想・レビュー
138件(投稿率33.7%)
本棚
0棚
性別
年齢
123歳
血液型
A型
職業
アーティスト
現住所
神奈川県
自己紹介

本格ミステリと、中国および日本の歴史時代小説(楚漢戦争、三国志、水滸伝、赤穂事件、南総里見八犬伝など)が好きです。

自分が読みたい本だけを選んでいくとどうしても偏ってしまうので、私が興味のある有名人たちが紹介した本には積極的に手を出すようにしています。

既に一定の評価がある作家や作品を手放しで誉めそやす、権威主義の犬のような真似はしません。
どれだけ評価の高いものでも、私が良いと思わなければそういう評価をくだします。
音楽や絵画もそうですが、芸術は飽くまでも己の感性で味わうものですから。
「良いか悪いか、好きか嫌いか、判断基準はそれしかねぇ!」by森純太

読んだ感想にはその時に自分がどう感じたかを記すことに重きを置き、ググればわかるあらすじは基本的には書きません。
字数制限めいっぱいまで書くことにしているので、敢えてあらすじを書いてある場合はそれで文字数を稼いでいるということです。笑。

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