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2024年7月の読書メーターまとめ

にな
読んだ本
8
読んだページ
2476ページ
感想・レビュー
8
ナイス
216ナイス

2024年7月に読んだ本
8

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

にな
ネタバレ古代エジプトを舞台とした本格ミステリ。消えたファラオのミイラの謎。主人公から心臓のかけらを盗んだのは誰なのか。※何食べたらこんな話思いつくんだろう。面白かったです。まずセティが死んで神々に相対するのがびっくりするし、生き返って盗まれた心臓を取り返してこいと言われるのも「ええ〜」ってなっちゃうし、実際ミイラとして蘇って普通に関係者に聞き込み開始するのも周囲がそれを受け入れてるのもシュール。魔術や神々・邪神などと物理トリックが混在するのが好きです。古代エジプトの世界観って面白いなあ。ラストは結構驚きました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

にな

読書メーターを始めてからbookwalkerコインたくさんもらってる。ありがたすぎる。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
8

にな
異世界転生ものは未開な文明を現代の知識で支配する植民地主義的な創作と言われることもあるけれど、まさにこの巻は教化する側が支配のために変わることを強いられる話。ふるまいの傲慢さからローゼマインだけではなく後見者のフェルディナンドも気が付かないうちに次期領主の権力闘争に巻き込まれているのなんて、もう本当に構成が上手いな。ただ、ストーリー展開はすごく練られて緻密に計算されているのがわかる一方で引き込まれるような情熱や勢い、燃えや萌えみたいなものをあまり感じないな、とも思いました。間違いなく面白いのに不思議。
が「ナイス!」と言っています。
にな
ネタバレ古代エジプトを舞台とした本格ミステリ。消えたファラオのミイラの謎。主人公から心臓のかけらを盗んだのは誰なのか。※何食べたらこんな話思いつくんだろう。面白かったです。まずセティが死んで神々に相対するのがびっくりするし、生き返って盗まれた心臓を取り返してこいと言われるのも「ええ〜」ってなっちゃうし、実際ミイラとして蘇って普通に関係者に聞き込み開始するのも周囲がそれを受け入れてるのもシュール。魔術や神々・邪神などと物理トリックが混在するのが好きです。古代エジプトの世界観って面白いなあ。ラストは結構驚きました。
が「ナイス!」と言っています。
にな
昔話ミステリの三作目。短期間でシリーズを読んだせいか、この巻までくるとちょっぴりマンネリというか飽きが来たというか。この話って推理も何もなくない?と言いたくなる話も入ってきたような気がしました。とはいえ最終話の『金太郎城殺人事件』はそれまでの作品を踏まえた力の入った作品だなと思います。そし誰は一作目でも扱った気がしますが…まあ、何度でも擦りたい名作ですもんね。三年安楽椅子太郎より実際に事件に立ち会う村娘の方がフィジカルだけでなく頭脳という意味でも逞しいの、それはそうだな〜と素直に思います。
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にな
ネタバレ心霊探偵という特殊設定ものミステリ。霊が見えても別に霊だって後ろからガツンとやられたら理由も状況も把握していないよね。それはそう。あまり凝ったトリックとかはないけれど、見えたことを証明するのにはそれとは別にロジックが必要。生きてる間に張った罠に相手が掛かるのを見たくて成仏できない幽霊タチ悪くて笑います。※命を持っていない原子が結び方によって命という現象を生む。心霊なんてオカルトよりもこの世界が一番わけわかんないという最終話『不安な寄り道』がとても好きです。現実に生きてるこの世界が一番謎だらけ。
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にな
ネタバレ世界的ミュージシャンに認められ対等にセッション出来る御手洗。有名大学に通う天才御手洗。ハリウッド女優に一方的に片思いされる御手洗。大体そういう感じの話です。※有名ミュージシャンと友人だった話をする時には石岡は我儘で無理解な男となり、御手洗と石岡の友情を尊いと書く話ではレオナは男に嫉妬する当て馬みたいにされてしまう。そういう部分をなんだかな、と感じてしまい『アトポス』以降この作者から遠ざかっていたことを読んで思い出しました。※ミステリ要素の強い『ボストン幽霊絵画事件』が一番良かったです。次いで『IgE』。
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にな
DJのように、実作とトークが交互に入る対談集のような本。どちらも新本格の好きな作家さんで、まさに私の青春はお二方の作品と共にあったなあ。『ミステリのふるさと』『ミステリとマジック』『ミステリとパズル』など、テーマに合わせて作品を選び語る形式。作品が掲載されていると中断してその作品を探して読んで再開という手間がなくて本当にありがたい。推理小説に必要なのは「完璧に『見える』ロジック」であって必ずしも完璧なロジックではないという話と叙述トリックで意見が分かれるのが面白かったです。『残されていた文字』好きだな。
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にな
平凡な日本の高校生である主人公たちと、ユーゴスラヴィアから来た少女マーヤの出逢いと別れ。日常の謎ミステリですがユーゴスラヴィアの行末を知っているからもう先が想像ついてしまう。神社に行こうが買い物に行こうがパーティを開こうがその先でマーヤに起きることが分かるのでもうつらい(本当にこんな雑な留学があるのかはわかりませんが)。マーヤは六つの共和国のどこから来たのかという謎を考えるシーンが一番痛ましい。※人は父を殺されたことは忘れても金を奪われたことは忘れない。過去ではなく未来を生きるために必要な物だからなぁ。
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にな
「病院に行くべきなんかもしれませんけど、ぼく、いやなんです、ゆうたくんがおらんでも大丈夫な自分を嫌いになると思う。『心のケア』なんかしていらん。治りたくない、忘れたくないんです。せやからこのまま、ひとりでもええんです。」※在阪TV局で起きる、不思議なような普通の話。主人公たちは本当にどうしようもないというか、ゆるやかな絶望の中にいるなと思うのですが、どうしようもない奴らが出会って少しずつ関わるうちに一番辛い状況を不思議と脱している。※負った傷ごと自分だから、治療を自己否定に感じる気持ち、分かる気がします。
にな
2024/07/09 14:08

4話の主人公は「仕事にやる気がない」と言われればその通りだけどTV局で「仕事にやる気がある」ということは他人の人生を映像映えするものに仕立てて自分の望むストーリーに合わせて切り貼りするのに躊躇わない、ということでもあるので、ラストシーン以上には頑張りすぎないでほしいなあとも思うのでした。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/05/11(565日経過)
記録初日
2023/05/09(567日経過)
読んだ本
205冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
66023ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
202件(投稿率98.5%)
本棚
2棚
外部サイト
自己紹介

積読の消化と既読管理のために作りました。
逆に読みたい本が増えている気もします。

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