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2024年10月の読書メーターまとめ

にな
読んだ本
10
読んだページ
3282ページ
感想・レビュー
10
ナイス
233ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 白倉
  • 柏葉

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

にな
心霊探偵の3作目。コロナ禍の最中の話だからあの頃の閉塞した気持ちを思い出してしまうな。ホラーには幸か不幸か相性の良い時代でしたね。コロナに1度罹っているからもう大丈夫と油断して行動している人物がいるけど2回3回と感染して体力や認知能力を下げていく病気だなんて当時は思っていなかったですよね。心霊と疫病のダブルパンチだからか、巻数を重ねたからか、濱地先生にも恐れる場面や危機を感じる場面が増えてきた気がします。※『囚われて』の残間が憑いていると言われた水枕と『どこから』で黒津に憑いていたゼリーって同じなのかな?
にな
2024/10/07 02:12

時系列考えたら別物なのかな。『伝達』の偶然は依頼者から見たら救いとか奇跡とか言っても良いようなポジティブな偶然なのだけど、そこを逆から書いているのが印象的。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

にな

9月は本当バタバタで…。記録し始めて最小記録かも。※2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1245ページ ナイス数:100ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1414410/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

にな
ネタバレ再読。これだけのボリューム、これだけの蘊蓄がそこまで苦でなく読み易いのはやはり凄いなと思います。※語り手の関口の行いはやはりさらりと流せるものではなく、かといって状況や当時置かれていた環境を考えるとただ責めるのもおかしくて(厳密には行動よりその後逃げたことが悪いよ)読んでいてどうにも座りが悪く複雑な気持ちで読むことになり、終盤の展開でそんな爽やかに読み終わってよいものなのかなと読者にだけ憑き物が残るような読後感になるんですよね。関口はゆるやかに日常に戻るというのにね。※この頃の榎さんはまだ人間だな…。
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にな
ネタバレこの作者の本を読むのは3冊目。既読は『楽園は探偵の不在なり』と『ゴールデンタイムの消費期限』。前に読んだ2冊もそうだったのだけれど、テーマとして人間の価値を問い続けているのかな。私などは「まず全ての人間には等しく価値があると仮定して」から考え始めないと辛すぎるけれど。※体が金塊に変わる奇病に罹った少女と出会う少年の物語。いわゆる余命もの。さすがにそこで海に飛び込んだら死ぬやろがい、とつっこみたくなるところもあったけど、海も鯨も港も象徴としての存在だろうから野暮ですね。遺さないのもひとつの決断なんだなあ。
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にな
このシリーズの登場人物は比較的役割や行動理由から出来ていそうな印象ですが、貴族院に来てからはキャラクターが馴染んできたというか余白が出てきたというか、想像の隙があるような印象出てきたな〜と思います。アンゲリカとかハルムートあたりは書いてて楽しそうなのすごい伝わる。※多分メインのキャラクターはかなりしっかり道筋決めているんだろうな。その計算された展開にときどきちょっと予定調和を感じてしまうのは、この巻が伏線をたくさんばら撒いている段階って感じだからでしょうか。
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にな
起承転結の承の部分。チートが順調だとそれはそれで物足りないものを感じてしまいます。身内を贔屓する気満々だったのに母の染め物がわからかったのとか、良いバランスだなと思いました。ラムプレヒトの結婚の話とか好きだなあ。彼女の引きこもり刺繍生活が主人公の理想でしょ。本は引きこもってたら手に入らないのが問題ですが。※そろそろ人物紹介が限界になってきててそれぞれの貴族家の家系図が欲しいところです。※アーレンバッハの海ってどこだ…地図見てもわからない…。資料は冒頭と巻末に分けずにどっちかにまとめて欲しい…。
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にな
このシリーズはチート主人公よりも周囲の人物を描いた短編の方が好きかもしれません。自分の妹が生さぬ娘を養女として後見し、領地や実家をその夫に蔑ろにされていると感じながら義姪に接するのは辛いことだろうな。主人公は派閥争いなんてくだらないと言うけれど、派閥によって命に優先順位が付けられたなら優先されないものが這いあがろうとするのは自然なことです。周囲にとってはチート主人公なんてたまに自らに利することもある自然災害みたいなもんですね。勿論作者も意識してそう描いているのだろうと思います。シビアだなあ。
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にな
10才の子供のメンタルケアに気を使いつつも婚約を定めなければいけない。貴族というのは因果なものですね。貴族ならではの社交パートは楽しく読んでいますが、本来のターゲット読者層はどこなんだろう?※この話が『下剋上』である以上家族や下町は置いていかなければいけないのですね。ルッツとの別れはわかっていても悲しいね。いずれは神殿や孤児院も置いていかなければいけないのかな。※この作者は本当に人物を綿密に冷静に計算して動かしてるなと思うのですが、なんだか箱庭のようだなと感じる時もあります。
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にな
心霊探偵の3作目。コロナ禍の最中の話だからあの頃の閉塞した気持ちを思い出してしまうな。ホラーには幸か不幸か相性の良い時代でしたね。コロナに1度罹っているからもう大丈夫と油断して行動している人物がいるけど2回3回と感染して体力や認知能力を下げていく病気だなんて当時は思っていなかったですよね。心霊と疫病のダブルパンチだからか、巻数を重ねたからか、濱地先生にも恐れる場面や危機を感じる場面が増えてきた気がします。※『囚われて』の残間が憑いていると言われた水枕と『どこから』で黒津に憑いていたゼリーって同じなのかな?
にな
2024/10/07 02:12

時系列考えたら別物なのかな。『伝達』の偶然は依頼者から見たら救いとか奇跡とか言っても良いようなポジティブな偶然なのだけど、そこを逆から書いているのが印象的。

が「ナイス!」と言っています。
にな
失敗から反省・更生してローゼマインの前では良い義兄のように振る舞ってるヴィルフリートがローゼマインの側近の前ではそう変わらない嫌な奴のままなところ、人間だなあって感じでとても良い。立場によって見え方違うのは当然だし、主人公を侮る側近もそりゃいるよね。途中で話聞くの面倒になってるの笑ってしまう。領地内で色々ある中で典型的我儘王子のように登場した王子が意外と純愛の人だったりするのもバランスが良くていいですね。保護者達が手綱離した途端に派閥の深みにハマっていくのは正直領地側からしたら勘弁して欲しいだろうな。
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にな
読んでいて常々この作者の構成力とバランス感覚は凄いなと感じます。『異世界に転生して文化レベルの差でチート』は今やテンプレ展開と言えるだろうけど、それが行き過ぎないように身体能力や身分などで縛りをかけて一足飛びにならないようにしてる。2年眠り続けた主人公をおいて成長している周囲。主人公はむしろ眠り続けたことで筋力などが低下しているので彼女はその間必死に学び続けて成長した義兄妹に守られるしかない状況になっている。読者がどこまで無双すれば爽快でどこまで制限すればストレスかを緻密に計算しているんだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
にな
若い人妻が母になるのを見ている話。恥じらい、おどおどとした若い娘に嫌がらせをして楽しむ保吉は嫌な趣味してるな。でも最初から店主の妻だったのだから「僕が先に好きだったのに」ですらない。はなから他人の妻なので、娘から恥じらいが失われて「度胸の好い母の一人」「図々しい母となった」ことを惜しむ資格などないに決まってる(そもそも娘から見ても保吉を認識しているか怪しい)。でも、芥川の実母が彼を生んだ後発狂したという話を踏まえると女が「図々しい母」になること自体地に足付けて生きていく祝福みたいなものかと思ったりする。
にな
2024/10/04 13:33

最後の白々とした月の下を歩いていく保吉を芥川の分身として考えると、なぜ彼女にそれを見出してしまったのか。敢えて書かなかった感情がここにあるのだろうな。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/05/11(562日経過)
記録初日
2023/05/09(564日経過)
読んだ本
203冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
65323ページ(1日平均115ページ)
感想・レビュー
200件(投稿率98.5%)
本棚
2棚
外部サイト
自己紹介

積読の消化と既読管理のために作りました。
逆に読みたい本が増えている気もします。

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