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2025年1月の読書メーターまとめ

涼
読んだ本
5
読んだページ
1083ページ
感想・レビュー
5
ナイス
52ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月のお気に入り登録
2

  • ケイティ
  • 月が綺麗ですね

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • ケイティ

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

涼
79点。「夫婦と犬」あたりから引き込まれて、ウルウルする場面が多かった。だが、希望の持てる幕切れを期待していたのに、ラストは犬にも光君にも読者にも酷な気がした。 作者の犬への強い愛を感じたからこそ、このラストには納得がいかない部分があった。 巻末の雑誌掲載年月一覧を見て意外なことに気付いた。 単行本では最後に来る「少年と犬」が最初なのだ。連作短編の第1作であるなら、単独でも読者に感興を与える必要がある。少年と犬が再会してめでたしめでたし、とする結末は弱いだろう。だから、このような結末にしたのだ。
涼
2025/01/10 20:40

光は震災後、口を利かず、感情も表に出さなくなった。これは震災と多聞に会えないというショックでPTSDを発症したからだ。それが奇跡的に5年後再会し、多聞との触れあいを通してPTSDの症状が軽減していった。軽減したのは多聞のお陰なのだ。なのにまた地震が起き、それが元で多聞が死ぬという光にとってこれ以上ない悲劇が訪れる。大ショックで、PTSDの症状は悪化すると見るのが普通だ。それなのに8歳の子が多聞の死にショックを受けていない。多聞の「大丈夫だよ」という声が聞こえたからだという。これはあまりにもご都合主義。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

涼
58点。太宰は死の間際、「汚れた」心から「純白」の心を持つように変わっていったのだという。彼の自殺の理由を単純化しているように見える。分析に鋭さがない。 文章が鈍い。 三島と太宰は、ほぼ同型だとする。
が「ナイス!」と言っています。
涼
69点。写真や自筆原稿などがふんだんにあり、太宰を知る手がかりになり、貴重。字もきれいだし、絵の才能もあったことが分かる。これを執筆した相馬正一という人の授業を高校時代1回だけ受けたことがある。母は太宰の義弟の小館善四郎から中学時代絵を習ったらしい。その小館のレモンの絵を母の遺品として所蔵している。太宰とも少しは縁があるんだな。
が「ナイス!」と言っています。
涼
71点。写真がよかった。小松健一カメラマンの腕だろう。私は津軽(弘前)出身だが、知らない地域、風景などもあり充分に楽しめた。いつか「津軽」を読んでみたい。墓参りがてら、その舞台を巡るのもいいかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
涼
69 点。「柴」が一番良かった。震災後の警戒区域に放置されたペットを救う話は、よく知らないだけに興味を引く。他の作品は概して凡庸。最後の「バーニー・マウンテン・ドッグ」は作者の飼い犬の実際にあった話だろうが、小説としてはストレートすぎるように感じた。 この作家の作品は、これからもう読むことはない。
涼
79点。「夫婦と犬」あたりから引き込まれて、ウルウルする場面が多かった。だが、希望の持てる幕切れを期待していたのに、ラストは犬にも光君にも読者にも酷な気がした。 作者の犬への強い愛を感じたからこそ、このラストには納得がいかない部分があった。 巻末の雑誌掲載年月一覧を見て意外なことに気付いた。 単行本では最後に来る「少年と犬」が最初なのだ。連作短編の第1作であるなら、単独でも読者に感興を与える必要がある。少年と犬が再会してめでたしめでたし、とする結末は弱いだろう。だから、このような結末にしたのだ。
涼
2025/01/10 20:40

光は震災後、口を利かず、感情も表に出さなくなった。これは震災と多聞に会えないというショックでPTSDを発症したからだ。それが奇跡的に5年後再会し、多聞との触れあいを通してPTSDの症状が軽減していった。軽減したのは多聞のお陰なのだ。なのにまた地震が起き、それが元で多聞が死ぬという光にとってこれ以上ない悲劇が訪れる。大ショックで、PTSDの症状は悪化すると見るのが普通だ。それなのに8歳の子が多聞の死にショックを受けていない。多聞の「大丈夫だよ」という声が聞こえたからだという。これはあまりにもご都合主義。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/05/31(629日経過)
記録初日
2000/12/09(8837日経過)
読んだ本
165冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
46528ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
73件(投稿率44.2%)
本棚
8棚
性別
自己紹介

映画7割、小説3割で生きてます。ジャズは毎日聴いてます。
fillmarksもやってます。

2024年公開映画ベスト10

1 ソウルの春
2 ディア・ファミリー
3 ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命
4 梟-フクロウ-
5 正体
6 大きな家
7 青春18×2 君へと続く道
8 コヴェナント/約束の脱出
9 雪山の絆
10 人間の境界

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