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2025年2月の読書メーターまとめ

カシュニッツ
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感想・レビュー
14
ナイス
79ナイス

2025年2月に読んだ本
14

2025年2月のお気に入られ登録
1

  • 魅乃乎minoco19860125

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

カシュニッツ
ネタバレ初の背筋さん。会話劇がリアルでよい。「六部殺し」のところは漱石の夢十夜の第三夜を想起。(あっちが六部怪談を底本にした?)怪談についての本で「六部を殺害/強奪目的で家にいざなうことも稀ではなかった」のような文を見た気がするが確信が持てない。閉じない環の物語は好きだけど、その中でも新しい視点で考察が楽しかった。小林、宝条のふたりは既のところで負の輪廻から外れたのではないか。最低ではあるが。怯えるチャンイケを本心で助けた。対してチャンイケは…罪悪感から他責へ転じるの簡単だし楽だよな。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
14

カシュニッツ
ネタバレ初の背筋さん。会話劇がリアルでよい。「六部殺し」のところは漱石の夢十夜の第三夜を想起。(あっちが六部怪談を底本にした?)怪談についての本で「六部を殺害/強奪目的で家にいざなうことも稀ではなかった」のような文を見た気がするが確信が持てない。閉じない環の物語は好きだけど、その中でも新しい視点で考察が楽しかった。小林、宝条のふたりは既のところで負の輪廻から外れたのではないか。最低ではあるが。怯えるチャンイケを本心で助けた。対してチャンイケは…罪悪感から他責へ転じるの簡単だし楽だよな。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
ネタバレ岸本佐知子さんのエッセイで知る。もちろん何か理由があってのことだろうが、女性の小児性愛者を登場させた意図がわからない。宇宙船が現実を受け入れていくところは胸に迫るものがあった。
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カシュニッツ
春日先生の占いにすがる心の動きに自分と似てる部分がちらほら。しばらく前にこれでもかってくらいあらゆる事(主に楽しくないこと)が起き、気分の落ちる時期があった。その頃に初めてネットで占いを読んだ。それまでは「占いとか…」と斜に見ていたが、その頃の私をずいぶん助けてくれたし勇気づけられた。へぇ、自分にこんな一面があったんだ、とどこか冷静に見てたことを覚えている。鬱屈シリーズ他2冊も近々読むつもり。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
ネタバレ最後の畳み掛けにもーにやにや。はー騙される愉しさよ。「人も焼けそうな電気窯」「ボーンチャイナ」「失踪する少女」など、なーんで気づかなかった?というほどキーワード散らばってた。ラストで、蓮華ももしかしてすでに…と思い「ま、まさか最初のあれか?!」と読む手を止めてトランプコードを調べるとその通り。粟立つ首筋。森本の「ずっと口に含んでいたくなってしまうほど、気持ちが良い」がごりっと効いてくる。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
ものすごく期待値上げてしまったのと、あまりにも背景、価値観が違いすぎた。抽出して「生きてる間に経済不安なく過ごせればいい」と理解。私のように、旅行は好きじゃない、静かにひとりで過ごすのが好き、現在の生活で手一杯、今後給料が右肩上がりの可能性ゼロ、な人には共感度低そう。でも、「とりあえず未来が不安でよくわからないまま一心不乱に貯めてます!」という方には違う視点がもたらされそう。
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カシュニッツ
ささっと読めて、猫絵がすごくかわいい!人と比べても辛いだけ、のような言葉を見かけるが、比較しないなんて不可能では…?と思っていた。著者は「でも、そもそもニンゲンの世界って比べることで成り立ってるみたいだよ。だから、ひとと比べてしまうことは自然なことなんだ」と。その上で「自分を守るためにはまず、比較されるのは当たり前って知ること」と言う。そう、これがなかなか身につかない。評価の良いときもあればそうじゃないときもあるってだけなんだけど一喜一憂してしまう。こんなふうに、自分のふりかえりに持って来いな本でした。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
お久しぶりです!狂いシリーズ!このご時世、毎日毎日正気を保つのに必死です。時折「もう狂っちゃってんのかな?」とよぎったり。お二人の対談のおかげで狂気タンクがずいぶん目減りしました。言葉は強いしいかがわしい、でもそれでも隠せない漏れ出るやさしさ。「自分を信じて違和感を守ることをしていかないとダメな時代になってる気がする」(平山氏)「嫌われない勇気でなくて違和感を捨てない勇気」(春日氏)納得。何かえーっ!ということが起きてふりかえると、大抵初期段階で違和感持ってる。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
前から光浦さんのことが気になっていました。芸能人としてというより人として気になる存在。これ読んでなんとなく合点がいきました。やはりすごく素敵な人。「もしも拳で私が上回ってた場合、男性はどんな態度を取るのだろう」わー、同じこと考えてる人いたー!!
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
高田崇史さんのQEDシリーズ読もうかなーと思ってたから試し読みできてよかった。期待値高く読んだからか全体的に拍子抜け。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
以前アンソロジーで「長い雨宿り」を読んで長編を読んでみたくなった。とてもバランスよい作品。軽妙なともすれば過剰になりがちな会話のなんと自然なこと。そう、私会話が(私にとって)不自然/違和感があると一瞬で現実に返ってしまうのです。それはさておき、サナキが半身ずつになりそれぞれの時を過ごすくだり、伊藤潤二氏の富江を想起。いい作家に出会えた!
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カシュニッツ
なぜだろう。諸星大二郎先生の栞と紙魚子シリーズが浮かんできた。時折ワァオというような時代を感じる表現あり。埋葬虫のぞぞぞーっとする感じは伊藤潤二氏の寒気とも似て。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
すこし抑えたトーンのエッセイ。関東に住んでいる人には馴染み深い場所なのかな。地方住みだと出てくる場所の雰囲気が掴みにくかった。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
ネタバレ表紙は伊藤潤二氏と石黒亜矢子氏。著者紹介を見ると、「オカルトスター誕生」優勝とか呪物コレクターとか書いてあってピンとくるものがあり読んでみた。怪談怪異とはまた違った角度の恐怖。そう思うのは著者の語り口にもよるのか?特に「ありがとうございます」の恐怖、がよい。職場に「ありがとうございます」を連発する人がおり、その人に対して持つ違和感(怖さ)を思い起こす内容だった。YouTubeで都市ボーイズ(著者のユニット)も見てみよう。
が「ナイス!」と言っています。
カシュニッツ
よりみちシリーズはわかりやすくて好き。頷きながら読み進めた。私はあんまり働きたくない人なのでそう言う。ほとんどの人は「いやーそう甘いこと言ってらんないでしょ」みたいに言う。でもそうかなぁ、甘っちょろく生きていけたらよくない?生きるために死ぬほどがんばるっておかしくないかい?著書はそう言ってるわけじゃないんだろうけど、自分の考えに添え木もらった気分になった。最後に見開きイラストがあって、あーこんな社会なら生きやすそうって思った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/04(638日経過)
記録初日
2023/02/01(761日経過)
読んだ本
184冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
59651ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
176件(投稿率95.7%)
本棚
0棚
自己紹介

最近はまっているのは、桐野夏生、澤村伊智(敬称略)。多作でありがたいです。奇譚、ミステリ、人文などが好き。フェミニズム視点で読むことが多いです。

主には記録用ですが、近い感覚の方から新しい本を知れたらなぁ、もあります。

過去の感想で日付不明のものは1日にしています。

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