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ユキタさんの感想・レビュー

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ユキタ
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図書館。メアリ違いで「赤ん坊の頃に誘拐された伯爵令嬢」として伯爵家に迎え入れられてしまった花売りの娘メアリが、「正体を偽る嘘」ともう1つ隠し持つ「嘘」に苦しみながらも愛を見つけるまでが初々しく描かれる。本家ヒストリカルロマンス小説が好きなので、むしろこの描写の軽さが爽やかに読み進められた。悪役令嬢然としたヴァイオラの友情は逆に分かりやすくて好感が持てる(笑)。
0255文字
ユキタ
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図書館。久しぶりのパラノーマル、バンパイアもの。バンパイアにも人間を守る派、人間を狩る派、どっちつかず派があるよ、とか、そういう世界観は面白そうだったけど、今回の話はそこに深く踏み込まずに浅瀬でパチャパチャやってるだけで終わってしまった。これから面白くなるのかもしれないけど、1作目の掴みが弱いのはちょっとね……。ふたりの恋も気持ちの深まりが丁寧に描かれていたとは言えない。
0255文字
ユキタ
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図書館。4時ババア懐かしいな!今回は「不思議な話だと思ったけど、掘り下げてみれば人の仕業でした」という話の下に尚哉と同じ過去を持つ遠山、昭和初期から齢を取っていないように見える沙絵といった「あちら側」の存在が目立つ話だった。これからどんどん、現実と折り合いのつかない不思議な世界の話になっていくのかな?
0255文字
ユキタ
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図書館。読書メーターに登録がないけど、なんだか読んだことがあるような……?「不幸の手紙」が悪筆から「棒の手紙」になるエピソード、昔「妖魔夜行」で読んだなあと懐かしく思い出した。呪いとはなにか、呪いの主体は呪う側ではなく、呪われた側が「呪われた」と自覚してしまうことで発動する。オカルトな出来事が起きても、それが起きてもおかしくない普遍的な現象に分解され、それでもなお「余り」が出る余韻が面白いシリーズ。
0255文字
ユキタ
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図書館。シリーズ4作目にして最終巻。語り手の勤め先の代表が1作目の語り手だったり、2作目、3作目の語り手が当時の締め言葉を口にしたり(弥蔵は口にはしてないかな)、こういう「弔堂」以外の部分でシリーズが繋がっている様子が窺えるところが好き。そして何より、徹底して「本」という存在そのものを丸ごと愛する物語であることが胸を熱くする。棚に差してあるだけでも読書だと、積読肯定してくれてありがとう京極夏彦(笑)。
0255文字
ユキタ
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ウェスコット家3冊目。思わぬ惨事から爵位を継ぐことになった生真面目ヒーローと、顔の半分をあざに覆われているせいで世捨て人同然の暮らしを送る実業家ヒロインの物語。作中に「毒親」と出てきたのが時代にそぐわなく思えた以外はとても面白かった。このシリーズは「ひとりの人間としてどう生きるか」というどっしりしたテーマの上を全員善人なウェスコット一族が賑やかに動き回っていて、ほんと好きだな。続刊もぜひ読みたいんだけど、レーベル休刊中ときいてがっかりしている。
0255文字
ユキタ
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あまり馴染みのない戦国モノだが、さすが直木賞受賞作、馴染みのない時代背景に足を取られることなくミステリを楽しむことができた。章ごとに牢にいながらにして謎を解く黒田官兵衛の叡智に喝采を送っていたら、個々の謎が煙幕となって見えなかった「そもそもなぜそんな謎が生まれたのか?」という大きな謎にぶち当たり、それが明かされる終盤の展開ときたら!面白い小説だった。
0255文字
ユキタ
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偽りの結婚モノ。ケダモノのような伯爵の魔の手から逃れるため、アロス城の獣と呼ばれるハイランドの氏族長のもとへ嫁ごうとする伯爵令嬢とその親友のメイドだが、獣の呼称に怖気づいた令嬢はメイドを身代わりに立てることに。ケダモノのような伯爵が突出して悪役なので、相対的に他の人はだいたいいい人が多くて読みやすかった。
0255文字
ユキタ
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海難事故で浜辺に打ち上げられた記憶喪失のヒーローに、咄嗟に「あなたは私の夫だ」と嘘をついてしまうヒロイン。それが真実になればと願いながらも、妻子の記憶も喪われていたら……といるかもしれない妻子にも思いを馳せるヒロインが誠実。それにしてもラストで事件が解決したあと、予定通り晩餐会を開く貴族にビックリする。あまりにも肝が据わりすぎてるよ貴族。なお続刊は今のところ出ていないようなので、ジュリアの話が気になるのに生殺し。翻訳小説はこういうのがあるからなあ、んもう。
0255文字
ユキタ
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呪いたいのに祝ってしまう500年のジェネレーションギャップに苦悩する呪いのお梅人形、再び。序章で新たな力を得たものの、今回も見事、幸運の人形ぶりを披露してくれた。伏線回収もスムーズだし、今回はお梅自身は気づいていないながらも実はちゃんと本懐を遂げてくれたし、シンプルに面白いシリーズ。
0255文字

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読書データ

プロフィール

登録日
2011/10/08(4854日経過)
記録初日
2011/09/24(4868日経過)
読んだ本
2682冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
867324ページ(1日平均178ページ)
感想・レビュー
2663件(投稿率99.3%)
本棚
8棚
性別
年齢
43歳
血液型
A型
職業
事務系
自己紹介

読書は娯楽。本屋は魔窟w、図書館は天国。
基本、ハッピーエンドの作品は高評価。楽しく読みたい楽天家です。
ミステリーとファンタジーとSFと時代小説とロマンス小説が主食の雑食。

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