衆徒と郷民のそれぞれの自治を中心に、憑支や民俗行事・芸能、慣習などを史料を通して実証的に明らかにしていく内容。「どよみ・出合う」といった法慣習は面白い。そして衆徒が当時神事仏事に従事したり徳政（令）を行ったのは、ケガレを祓う清めの職能を持っていたと考えられていたという考察は興味深いと思うと同時にあまりにも社会史過ぎていて、もっと合理的に考察できるのではとも思った。

衆徒と郷民のそれぞれの自治を中心に、憑支や民俗行事・芸能、慣習などを史料を通して実証的に明らかにしていく内容。「どよみ・出合う」といった法慣習は面白い。そして衆徒が当時神事仏事に従事したり徳政（令）を行ったのは、ケガレを祓う清めの職能を持っていたと考えられていたという考察は興味深いと思うと同時にあまりにも社会史過ぎていて、もっと合理的に考察できるのではとも思った。