前作を前に読んでいたので、今回も楽しく読めた。日常のちょっとした謎解きもいい。男の子二人のママの心痛は今後、良い方向に向かうといいな。猫派だけど、犬もいいなと思えるお話。

読みやすく、操浄瑠璃は全く詳しくないけれど面白かった。十返舎一九、耳鳥斎は名前は知っていたけれど、こうして物語になると、どういう暮らしをしながらその道に進んでいったのかがよくわかった。おきみは時代が違えば世に名前が知られる人になったかも。

津田梅子のことは他の書物などでも知っていたが、そのお父様が、また凄い人だったということは、今回初めて知りました。 水仙はお父様のことだったんですね～。

不思議なお話。最初はファンタジー？それからSF？それからホラー？とどんどん怪しげな方向に進む主人公。流されるままに人に付いていくのは危険だな。

小さな世界でしょうけれど、見える世界はどこまでも続きそうな幻想的で美しい風景。実際に覗いてみたい。スコープオブジェというものを初めて知りましたが素晴らしい！

前作が2つもあるシリーズ物と知らずに読みましたが楽しめた。母親の友人たちとこんな風に接している主人公は珍しいだろうなぁ～。でもその人脈のおかげで良い方向に進んでいきそう。前作も読んでみようかな？

短いお話のなかに、ちゃんと素敵な物語がある。＜中庭のオレンジ＞は、別の話で続きのようなものが読めて、やはり一番、印象に残った。

前作を前に読んでいたので、今回も楽しく読めた。日常のちょっとした謎解きもいい。男の子二人のママの心痛は今後、良い方向に向かうといいな。猫派だけど、犬もいいなと思えるお話。

先に三部作の最後「鯨オーケストラ」を読んでしまったけれど、楽しめた。人付き合いが苦手なサユリの唯一の話相手だったチェリーとの関係もいいけれど、やはり一歩、踏み出して広がる人間関係がすてきだった。