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屋根裏のチェリー (ハルキ文庫 よ 10-4)

感想・レビュー
56

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umico
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大好きだけど久々の吉田篤弘さん。心の栄養。過去作まで遡って積読も含めてほぼ全ての作品が家にあるのは吉田さんくらいかもしれない。その余裕から積読のままになりがち。読んでいるうちに流星シネマのこと、ぼんやり思い出してきた。ハンバーガーが食べたくなる…レモン・ソーダの瓶、全休符の箱、意表をついた二十三時台の渇望、ひとめ憧れ…吉田さんの物語には必ず心にひっかかる単語が出てきて、こんな風に羅列したくなる。そんなことを思い出した。あー聞きたいなぁ鯨オーケストラの音楽。
umico

この前行った沖縄で初めて見た鯨たちに呼ばれたような気がする。最後に涙してしまうとは思わなかった。やられたなぁ。合奏って音楽の求心力はすごい。ほんとに。さ、積読棚で『鯨オーケストラ』が私を待っている。

03/28 16:50
0255文字
crf2
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ネタバレ「シ」つながり
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やん
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久しぶりに小説を読んだ気分。 流星シネマと鯨オーケストラも読んでみたいし、屋根裏のもまた読みたい。 私にも孤独と時間があればチーが現れたりしないかな。 相棒が消えてしまう時、自分は進み出す時、泣けてくる。 さよならマエストロ見た時みたい。 またもう一度読んでみないと。 久しぶりに物語な小説。だけど感想文が書けない。△
0255文字
mi
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流星シネマの続編。流星と同じ時間だったり少し先が描かれている。崖上の古アパートを管理しているサユリ。頭の中の友人チェリーとの会話はサユリの本音なんだろうな。ほんのり寂しく静かな中で少しづつ進むサユリと同じようにゆっくりと読み進めた。太郎君が書いたシが素敵。「もういちど会いたいです。君に伝えたいのは、それだけだ。でも、もし本当に君と会えたら、僕は君に何を話すだろう。」鯨の骨、オーケストラ、シ、ミユキさんのお店、この先どんな時間を進むのか続きが楽しみ。
0255文字
shikinokeyaki
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ネタバレさゆりさん視点で語られる回。デンタルクリニックで働いているのは嘘だった、の件はちょっと?だったけど。でもやっぱり良いお話だった。鯨オーケストラシリーズの次作は、借りられるまでにちょっと時間がかかりそう。今度戻ってくる鯨はきっと、、、
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浦島の亀@南メキシコ
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先に『鯨オーケストラ』を読んで、面白かったので前作に当たる二冊も購入。『流星シネマ』と時間がかぶりつつ、オーボエ奏者のサユリさん視点のお話。流星新聞の太郎くん、食堂〈あおい〉のミユキさん、そして元オケのメンバーたちもいろいろ登場し、そうか、『鯨』に出てた作者不明の絵画に描かれた男性とは……と話がつながっていく。これは『鯨オケ』もう一度読んでみないと。オーボエケースが旅行鞄に見えるというところで画像検索、なるほどスーツケースじゃなくて国内旅行用かと納得。でもチェロケースはチェロにしか見えないと思うけどね。
宵待草

浦島の亀さん 吉田篤弘さんの著書『ないもの、あります』を既読後からは、関心を持つ作家の一人に成りました。 レビューを拝読しまして、此の本は読みたいなぁ~💫 📝させて頂きますね!🍀 今日は竹久夢二の展覧会を鑑賞し、其の後に知人の学芸員の、夢二講演会を聴講する予定にて、楽しみにして居ます!💗 何時も、有り難うございます!🙋 宵待草

11/23 06:32
浦島の亀@南メキシコ

宵待草さん、書き洩らしておりましたが、これを読みながら小川洋子さんを読んでいるような錯覚にときおり陥り、小川さんの『耳に棲むもの』を読んだばかりだからかなあと思ってましたが、考えたら『注文の多い注文書』という、小川さんとクラフトエヴィングさんの共著もありましたね! やはりどこか波長の合ったお二人(いや三人)なのでしょう😊 宵待草さんもぜひぜひ読んでみてください。

11/23 07:05
0255文字
KAZOO
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前作「流星シネマ」に続く3部作のうちの2作目です。元オーケストラのオーボエ奏者のサユリが父親の残した家の屋根裏部屋での生活をゆったりとした感じで奏でてくれます。主人公の中のチェリーという登場人物がサユリの本音の部分なのでしょう。前作で出てきた人物や元ビオラ奏者なども出てきます。連作長編ということで前作と同様に楽しめました。
0255文字
oooともろー
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元オーボエ奏者のサユリから見た物語。『流星シネマ』の続編。200年前の鯨とオーケストラの鯨。詩と死とシ。今作も良かった。3部作なので続きが気になる。
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えぬっこ
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ネタバレ屋根裏部屋に住んでいるオーボエ奏者のサユリが、前作でも活躍した太郎やミユキとの出会いを経て、箱に閉じ込めていたままの鯨オーケストラへの想いや、家族や友達との記憶を胸に抱えて、外の世界へと踏み出すお話。サユリが彼らとの音楽と響き合うのを見届けて、チェリーはいなくなってしまったが、彼女が口ずさむことで作られ、5人の奏者と楽器で紡がれた音楽は、この町に鯨が再誕する兆しとなっただろう。冒頭では屋根裏部屋に1人でいたサユリが、最後は屋上でミユキと2人で晴れ渡った空の下にいるという対称的な終わり方だったのもよかった。
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choike-voike
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流星シネマに続く第2部が本作。 ここでは頭の中の小さなチェリーと生きているような、オーボエ奏者のサユリさんが主人公。静かに、でもひたひたと動いていくサユリや町に纏わる人たちや出来事。ゆっくりゆっくり読み進めた。
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sao
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★★★★
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ペルー
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ネタバレ音楽とは無縁の生活をして来た私(聞くことはあるけど読書の方が好き)が最近ウクレレの練習を始めて、音楽との繋がりも感じることが出来、尚且つ主人公の名が自分のものと激似で益々感情移入(笑) 似てる名前なのに家賃収入があって、オーケストラで演奏していて、友達と飲食店をはじめるなんて、夢のようで羨ましい限り。でも、人見知りで優等生を演じてしまうってところは似てるかな?色々な作品の舞台になっている鯨オーケストラがあるこの街は、住んでみたいファンタジーの世界。そんな優しい世界だから好きなんだろうな。他も読みます。
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humihumi-neko
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元オーケストラのオーボエ奏者サユリを中心に、彼女の心の声である小さな女の子チェリーと町の人々が織り成す物語。 ちょっぴり不思議で、ちょっぴり寂しくて、だけどいつも少しの希望が見えていて。 不器用な生き方しか出来なくてもいいんだよと言われているようで。 とても静かで穏やかに語られる優しいお話は、『流星シネマ』の続編である。
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yuki
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チェリーが本当に可愛い。アドバイスはいつも正しくて、なんでも知ってる。そばにいて欲しいときにいてくれたりいなかったりする。そして「チム・チム・チェリー」をうまく歌える。サユリとチェリーのやり取りを眺めるだけで幸せな気持ちになれる。 変わりたくないと思いながらも少しの勇気を出して人と関わり世界が変わり始める、小さな変化を優しく見守る文章が愛おしい。様々な悲しみも明らかにされるけれど、必要以上に触れないところが優しい。そしてサユリに「変わろう!」と言い続けているのは「チェリー」だけなんだよね。
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なつくさ
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流星シネマと響き合う、シリーズ第2弾。余韻が素敵な音楽を聴いた後のように残っている。諦めたふりをしている人に読んで頂きたい。でも、吉田さんの物語は人に知って欲しくないと思う自分もいる。知る人ぞ知る、隠れ家的なあるいは屋根裏部屋のような物語たちであって欲しいと思う。こそこそと覗き見ては、微笑んでいたいし、潤んでいたい。でも、知る人ぞ知る人たちと、静かに語り合ってもみたい。そこではゆったりと時間が流れ、皆小さな声で笑うのだ。まるで、夢の中にいるみたいに。水の中にいるみたいに。吉田さんの物語の中にいるみたいに。
もけ

なつくささん、特別な思い入れを感じさせる素敵な感想ですね。その人固有の愛着みたいなものに触れられるようなこういう感想を見ると、何かいいなってなります。

05/26 17:16
なつくさ

もけさん、恥ずかしいですが、ありがとうございます😳こういう場だからこそ、素直な気持ちが出てしまいました

05/26 21:10
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snow's library
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長く続いたものが終わったとき。大切なものがなくなったとき。もう一度歩き出すには休息が必要なのかもしれない。小さな部屋にこもり、小さなチェリーと会話する。たまにふらっと散歩。時が来るのを待つ。出会うべくして出会う人。隠れていたものが現れる。それは鯨。工場。ピアノ。チェロ。ビオラ。そしてオーボエ。詩が生まれ、音楽が生まれる。海からの風が吹く。新しい時が始まる。
ことり

このレビューが一編の詩のよう(ღ˘ㅂ˘ღ) 素敵💖

04/18 06:55
snow's library

ことりちゃん*ありがとう(*ノωヾ*)💓この作品は『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『鯨オーケストラ』の3部作でタイトルも綺麗なのよね✨このレビューは3部作と知らずに先に読んじゃった『鯨オーケストラ』のレビューに寄せてみました~🐋💫

04/18 21:37
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キティ
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ネタバレ父親が遺したアパートの屋根裏部屋で相棒の“チェリー”と静かに暮らすサユリ。そんな生活も個人的には好ましい思うけれど、もといた“鯨オーケストラ”の長谷川さんや玲子さん、『流星シネマ』の太郎たちと関わり合い、オーケストラ再編とミユキさんの食堂で働く‥と大きく動き出して行くさまが心地良い。素敵な関係性。チェリーはいなくなってしまってさみしいけど、サユリは立派にやっていけるでしょう。
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kyoko
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先に三部作の最後「鯨オーケストラ」を読んでしまったけれど、楽しめた。人付き合いが苦手なサユリの唯一の話相手だったチェリーとの関係もいいけれど、やはり一歩、踏み出して広がる人間関係がすてきだった。
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きき
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吉田篤弘さんの言葉は何気ないのに、じんわりと心に沁み入ってくるから不思議。古いアパートの管理人を勤めるサユリと彼女に語りかけるチェリー。思う事はあるのに上手く動き出せないサユリに対し、ズバッと物を言うチェリーのコンビが絶妙で。そしてチェリーに導かれるようにサユリが動き始め、彼女を導く人々とつながっていくのが本当にそれが決まっていたかのように自然で。チェリーって一体何者なんだろう。失ったものは取り返せない。だけど自分次第だいくらでも新しい可能性を導き出せる。そんな当たり前の事をチェリーは教えてくれる。
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NAO
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持ちアパートの屋根裏に引きこもっているサユリには、他の誰にも見えない話し相手がいる。身長20cmほどの小さな女性で、サユリにあれこれと話しかけてくる。ときには、「チムチムチェリー」を口ずさむ。チェリーの声かけで、しぶしぶ腰を上げるサユリ。そのちょっとした動きが波紋を広げ、小さな偶然を生み出す。その偶然がさらなる波紋となって広がっていく。閉じた世界にいるのは、安心だ。だが、安心できる閉じた世界が楽しいかというと、決してそうではない。外の世界は、明るく広く、何より刺激に溢れ、生きていることを実感できる。
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しぇる
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23-23:元オーケストラのオーボエ奏者のサユリは、オーケストラの解散以降アパートの屋根裏に引き篭もるように暮らしていた。頭の中の友人の小さな女の子チェリー以外とは誰とも関わりをもたず、平穏と不安を繰り返していたがゆっくりと状況が変わり始める。 本の内容はすごく優しい感じなのに読んでいる間ずっと不安な気持ちになった。作中で主人公が見た夢の、セリフを覚えていないのに舞台の出番が迫ってくるような気分
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ユッピー
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1日のほとんど家に引き籠もる、サユリと心の声のチェリーとの心地良い会話に癒やされます。チェリーの言葉で外に出るようになり、人との繋がりが広がっていき、少しずつ変わっていく姿が良かったです。
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キキベル
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うちに籠りがちなサユリと頭の中にいるチェリー。チェリーとの会話で、また人との繋がりの良さを思えるようになる。ちょっとだけ、サユリのような1人の時間もいいじゃないかとも思えるし、人との繋がりを喜べるのもいいと思う。静かにゆっくり進んでいく時間を読書しながら体験できたのも幸せ。
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damezaemon
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続編というか別視点と言うか 一作でも楽しめるがセットで読むと 奥行きが出る感じ あと数人分の別視点で書いて欲しい
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こに
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「流星シネマ」と響き合う愛おしい小さな奇跡の物語。 終わらないで欲しい、いつまでも続いて欲しいと思いながら読みました。 続いて「鯨オーケストラ」が発刊されているようです 楽しみです♪
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殿下
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所属するオーケストラが解散し、張りを失くした主人公に寄り添い叱咤するチェリーという名のもう一人の自分。ちょっとした好奇心から緩やかに変化して行く日常が平易な言葉で紡がれ、心地よいワクワク感に浸れます。あとがきで知りましたが、本作は「流星シネマ」の続編とのこと。また一つ楽しみが増えました。
0255文字
柊
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オセロで挟んだ真ん中のコマをひっくり返すように、鯨→流星→チェリーの順で3部作の真ん中を読了。答え合わせをするようでもあり、知ってるつもりで知らなかったお話の別の面を、他者の視点で見た物語でもある。サユリさんのお話はちょっと不思議なのに、極めて現実的で、フワフワと地に足がつかないような雰囲気なのに、キチンと着地させた感じ。鯨が文庫化したら、この町のあちこちで日常を生きる彼女や彼に、また会いに行こうと思います。
0255文字
Luke22
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流星シネマとの繋がりを見つけるのも楽しいので、セットで読むのがオススメ。私は、流星を先に読みました。
0255文字
chipo
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Oさん本
0255文字
hiroshi507
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「鯨オーケストラ」を一番先に読んでしまったけど、こうつながるのかとニンマリしました。 登場人物が個性的で皆さん良い味わいを出している。柔らかく暖かな文章で何度も寝落ちしてしまった。思わず「美味しい」と唸るようなロールキャベツを食べてみたい。
0255文字
ホンダ
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流星シネマ読む前に読んでしもた。 じゅうぶんに楽しめたけど。きっと皆んなもチェリーはいるよね。 ゆるやかな流れのお話だから私も時間をかけて味わいながら読みました。ゆるやかとは書いたけど色々が詰まった温かで、ニッコリ微笑んで読了
0255文字
Koco
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「流星シネマ」の続きのようでそうでもなくて、「つながる」物語。人生のどん底期とでもいうんだろうか。持ちアパートの屋根裏に閉じこもるように暮らすサユリさん。レモンソーダが好きで、ストーブの前で考え事をして、イマジナリーフレンドと戯れて。このままじゃだめだと理屈をこねるサユリさんは、昨日の私かもしれないし、明日の私かもしれない。彼女が歩き出せたきっかけは流星シネマにもつながる「くじら」。「鯨オーケストラ」がもう一つのつながる物語としてあるのは楽しみでしかない。
0255文字
ハートランド
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良かった
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アルニカ
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「流星シネマ」をもっと長く読んでいたかった私にはとても嬉しい続編。登場人物それぞれ個性的な人ばかりだけど、それを責めたり不快にさせる人が出てこないし、夜出歩くことに微塵の不安も感じさせないくらい深い安心感に包まれることがとても心地良い。そして楽器ができる人が本当に羨ましい。
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yukari nakanishi
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2023年39冊目 吉田篤弘さん/屋根裏のチェリー 「流星シネマ」の続編となる作品。一緒に読むとさらに楽しいと思います。 引っ込み思案だった主人公のサユリが、「チェリー」を通じて変わっていく姿に勇気をもらいました。
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yumi..✽
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音の調節に時間がかかるオーボエ。その『ラ』の音にみんなが合わせるオーケストラの仲間たち。ズレを責めない、ズレに合わせる。わたしもそうありたいと思ってる。そもそもズレなのだろうかという立ち返るところ。ありえない奇跡的な『運命』でなく、あるべきところにおさまった『運命』に安心した。「流星シネマ」、「屋根裏のチェリー」、そして「鯨オーケストラ」。前2作の時間帯は重なっているので、きっと3作目はその後なのだろう。それぞれの抱える使命と運命のその後を見届けたい。
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あや
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「流星シネマ」に続いて読了。以前に1度読んだことがあるはずなのに所々忘れていたおかげ?で新鮮に読めた。 部屋に閉じこもっていたサユリが徐々に外の世界へ踏み出していき、そして彼女が吹くオーボエの『ラ』の音をきっかけに色んな音が重なり仲間が増えていく‥。 やはりこの物語、大好きだなぁ。 次はいよいよ「鯨オーケストラ」を読みます!
コタツ猫

(ヽ´ω`)オーケストラはオーボエのラの音でそれぞれの楽器のチューニングするんだよね。人びとの出会いをそこにかけているのかな。

04/10 19:27
あや

コタツ猫さん☆ そうですね(^o^) 素敵な物語です(^_-) 私もオーケストラではないですが吹奏楽部でクラリネットを吹いていたので何かワクワクします(*^^*)

04/10 19:54
0255文字
ぱぴぷぺぽ
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**
0255文字
k
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良かった。鯨オーケストラが文庫で出たら、流星シネマからもう一度読みたい。
0255文字
MN
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詩を書くこと。死を書くこと。それはどちらも同じこと。
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