2024年11月の読書メーターまとめ

読んだ本: 9冊

読んだページ: 2183ページ

感想・レビュー: 9件

ナイス: 175ナイス

2024年11月に読んだ本
9

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2024/11/28
かくて老兵は消えてゆく
- 佐藤愛子
237
登録
87
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2024/11/24
みかんファミリー
- 椰月美智子
256
登録
371
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2024/11/20
化物蠟燭
- 木内昇
320
登録
764
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2024/11/19
野球ヲタ、投手コーチになる。元プロ監督と元…
- 菊地高弘
272
登録
89
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2024/11/16
大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新…
- 中村仁一
213
登録
1280

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2024/11/15
新しい恋愛
- 高瀬隼子
192
登録
935
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2024/11/09
オパールの炎 (単行本)
- 桐野夏生
224
登録
973
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2024/11/05
エミリの小さな包丁
- 森沢明夫
342
登録
3434
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2024/11/03
みそ汁はおかずです
- 瀬尾幸子
127
登録
576

2024年11月のお気に入り登録
2

2024年11月のお気に入られ登録
2

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

gorico

2024/11/09

榎美沙子と中ピ連の名前が世の中を騒がせた当時、私は中学生だった。何をやってる団体なのか全く理解できなかったが、常軌を逸した人々だと感じて恐れをなしたことは何となく覚えている。たとえは悪いけど、オウム真理教が出てきた時と似てるような。本書を読んで、榎美沙子という人が少しわかった気がする。よくも悪くも時代に葬られたのだなぁ。それでも彼女の人生は決して徒花ではなかった。寂しい晩年を過ごすことになったとしても、確実に種は蒔かれたのだ。来世は幸せを掴んでほしい。合掌。

オパールの炎 (単行本)

桐野夏生

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

gorico

2024/11/28

10年以上前に書かれたものだが、いまなお納得の内容で面白い。事なかれ主義の社会、自分の軸を持てずインターネットの意見に支配される人々、気概をなくした若者たち等々を「独特の常識」でビシバシ斬っていく心地よさ。やっぱりこの人には怒りが似合う。佐藤愛子、ただいま101歳。いつまでも意気軒昂でいてほしいものだが、そうもいかないだろうなぁ。

が「ナイス！」と言っています。

みかんファミリーというのは「未完の家族」の意らしい。ある事情から古民家で一緒に暮らすようになった二つの家族が時間の経過とともに本物の家族に近づいていく過程を、13歳の美琴の視点で描く。児童文学の分野で活躍中の著者による読後感爽やかな佳作。中高生が読むのにいいんじゃないかな。

が「ナイス！」と言っています。

この世とあの世の境界やあやかしをテーマにした短編集。「幼馴染み」は後味の悪い作品だが、他は著者らしい骨太の人情譚ばかりだ。一番よかったのは映画『シックス・センス』を思い出した「こおろぎ橋」。『かたばみ』の悌子を彷彿させるお由が主人公の「お柄杓」もいい。やっぱ木内昇は私の好みかも！

が「ナイス！」と言っています。

あの『下剋上球児』著者の作品と知り、図書館にリクエストして数カ月。やっと読むことができました。京大野球部躍進の秘密を綿密な取材で綴る実話。野球経験ゼロの一回生(高校時代は生物研究部)がアナリストとして入部し、独自データに基づく理論を駆使してピッチャー起用のブレーンになっていく。この展開は実に興味深かった。というのも、我がDeNAベイスターズの下剋上日本一の裏にもアナリストの存在があったとニュースで読んだから。本書に登場する三原君は今、阪神のアナリストをやってるとか。いずれベイスターズに来てくれ〜！

野球ヲタ、投手コーチになる。元プロ監督と元生物部学生コーチの京大野球部革命

が「ナイス！」と言っています。

好き勝手なこと言ってるなぁと苦笑まじりに読了したけど、ほぼ私の考えと同じことが書いてあった。「年寄りはどこか具合が悪いのが正常」「人は生きてきたように死ぬ」というのはまさに我が意を得たり。繁殖期を過ぎて「ひねメス」になったら余計な欲は捨て、自然のままに生きて死んでいこう。

大往生したけりゃ医療とかかわるな (幻冬舎新書)

が「ナイス！」と言っています。

恋愛の本質を考え直させられる短編が5つ。高瀬準子らしさが溢れててよろしい。この人の小説には一筋縄でいかない人間ばかり出てくる。話の展開が読めず、予想を裏切る結末が用意されてることも多い。それが非常に読書欲を満たしてくれる。どうも最近は口当たりの良い予定調和の本ばかりもてはやされるが、「文学」が読みたい時は高瀬準子か平野啓一郎だ。やっぱ芥川賞と直木賞は違う。印象に残ったフレーズ➡「あなたが好き、というのはなんなんだろうか。その人自身を単体で純粋個別的に好くことは、大人になった今でも可能なんだろうか」

が「ナイス！」と言っています。

が「ナイス！」と言っています。

完全に先が読める作品で、あまり好みではなかった。海辺の町に住む祖父を15年ぶりに訪ねた孫娘が、ひと夏の間に料理を通じて心の傷を癒していくという筋書き。セリフが多く、プロットや文体も映像化を意識して執筆したような印象だ。登録する料理はどれも美味しそうだけど、エミリの母・麻衣子がいい人だったというラストはやや安直ではないか。

が「ナイス！」と言っています。

土井善晴さんの一汁一菜にも通じる内容。これを読んでおかず味噌汁を作ってみたところ、動物性タンパクを入れるとすごく旨みが増すとわかった！今回入れたのは余ったカニカマ。肉や魚のほか、ちくわやチーズも試してみよう。それにしても味噌汁って世界に誇れる日本のソウルフードですね～💕

みそ汁はおかずです

瀬尾幸子

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

gorico

29お気に入られ 11月の読書メーターまとめ

登録日: 2023/09/19（457日経過）
記録初日: 2023/03/30（630日経過）
読んだ本: 265冊（1日平均0.42冊)
読んだページ: 72163ページ（1日平均114ページ）
感想・レビュー: 241件（投稿率90.9%）
本棚: 8棚
血液型: A型
職業: 専門職
現住所: 千葉県
自己紹介: 小さな頃から本さえあればゴキゲンでした。今も毎月10冊くらい読んでます。ほとんど図書館で借りますが、本当に気に入った本は購入して「無人島へ持っていきたい」と名付けた本棚に収めております。

ちなみに、少し前まで出版の世界におりました。編集者、ライター、翻訳家などを経て現在に至る。新刊本の要約や書評を書いていたこともあるせいか、レビューはけっこう辛口(^^;)

ファン歴半世紀におよぶビートルマニアです。20年近く前のブログが残ってますので、よろしければご一読を。ビートルズ公式発表213曲のリリック(歌詞)をテーマに二百数十本の記事を書きました。
https://blog.goo.ne.jp/gorico2014

読書メーター始めて1年あまり、本好きの皆さんとの何げないやりとりがとても楽しいです💕
どうぞヨロシク！