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2024年10月の読書メーターまとめ

橙なオレンジ
読んだ本
10
読んだページ
3466ページ
感想・レビュー
10
ナイス
78ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入り登録
1

  • 星野流人

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 星野流人
  • フナ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

橙なオレンジ
個人的に好きだったのは「モーティリアンの右手」 過去を演繹する推理小説というジャンルに最も忠実だった。現在と過去の往還、現在からシステマチックに演繹される確実な過去、そして過去から予想しえた現在に対する強烈なしっぺ返し。推理小説と切り離せない「時間の連続」というテーマが光っていたように思う。 圧巻は「天使と怪物」 多重解決と併せて「ポスト・トゥルース的」と評されがちな白井だが、そう評される自身の作風と時代の風潮を自覚的に描きつつ、推理小説的に面白い過程と、小説的に面白い結末を用意する手腕に脱帽。
橙なオレンジ
2024/10/04 21:31

「モーティリアンの手首」でした。恥ずかしい。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

橙なオレンジ

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が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

橙なオレンジ
やや牽強付会であったり、言い切っては駄目そうな箇所を言い切ってしまったりという欠点もままあるが、先行研究整理であったりの役割は十二分に果たしていると思われる。 面白い。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
自分ではない誰かになりたい。自己嫌悪と変身欲求の入り混じった、そんな思春期特有のテーマに向き合う作品だ。 苦悩し、懊悩し、それでも困難と向き合った先に、世界からの祝福を受ける。世界が自分を愛していることを知る。何度も語られてきた筋書きであり、これからも語られていくべき人間への愛の讃歌だ。 童心が擦り切れる前にこれを読めて、心から良かったと思う。
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橙なオレンジ
『僕が電話をかけていた場所』を読むよ
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橙なオレンジ
『彼女が探偵でなければ』を読みたくて読んだが、面白い。 短編はどれも探偵小説ではあるが、探偵役たるみどりの動機にあるのは事件を解決したいという欲求でも、誰かの役に立ちたいという利他感情でもなく、ただ「真相を暴く」こと、それによって暴かれる「人間」を見ることに過ぎない。実に推理小説的であり、推理小説読者的だ。 全体的にミステリ的な捻りは物足りなく、ある程度の数を読んでいれば想像がつくツイストが多いものの、みどりの時系列に沿って描かれる謎との、あるいは推理小説との関わり方の面で、大いに楽しめた。
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橙なオレンジ
「犯罪小説」の触れ込みに恥じぬ物語だった。既成の関係、できあいの社会、もはや黙認し追認せざるを得ない、身の丈を超えた相手に対して、少年少女が切実に抵抗する手段が犯罪なのだ。 青春ラブコメのフォーマットに則った物語でありながら、その期間限定性を飲み込み、大局的な価値判断を目指すその姿勢は、逆説的に青春的だ。 ともあれ大大大傑作。素晴らしい。読んで損はない。8巻が手元にないのが本当に悔やまれる。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
その強さゆえに、自分が勝ちたいのか分からなくなってしまった少女の再生を描く物語だった。 思えば、焼塩檸檬嬢の敗因もまた、あるがままに我がままに振る舞えなかったゆえのものとも言えなくはないが、本作でそれを打破した彼女がまた一段強くなったことに、疑いはない。 温水和彦という要素を通して、少女たちの再生と成長を描く。ラブコメのフォーマットに乗せられた主題は、そうしたプリミティブでパワフルなものだ。本作を通じてよりその感を強めた。 端的に言ってベリーグッド。最高です。7巻に追いつくのが楽しみで残念。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
生まれたときから負けている。誰より近くて、誰より遠い。生物としてのタブーに触れかねない「妹」との関係を描く巻である。繊細微妙な、手つきを間違えれば砕けてしまいそうな近親との関係について、温水くんがキッチリ兄としての答えを出していたのが好印象だった。ラブコメの形態ではあるが、やってることは大した人間讃歌だ。小難しい話は終わり。とても面白い。傑作。読んだほうがいい。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
読書会のために。 西尾維新と俺の原点。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
アニメから入ったが、原作は(というかこの巻が?)かなりラブコメの方に近づいているのか。 アニメのメタラブコメ的な描き方に惹かれたのだが、ラブコメはラブコメで好きなので何でもいいな。大好き。傑作。5巻読みます。
が「ナイス!」と言っています。
橙なオレンジ
個人的に好きだったのは「モーティリアンの右手」 過去を演繹する推理小説というジャンルに最も忠実だった。現在と過去の往還、現在からシステマチックに演繹される確実な過去、そして過去から予想しえた現在に対する強烈なしっぺ返し。推理小説と切り離せない「時間の連続」というテーマが光っていたように思う。 圧巻は「天使と怪物」 多重解決と併せて「ポスト・トゥルース的」と評されがちな白井だが、そう評される自身の作風と時代の風潮を自覚的に描きつつ、推理小説的に面白い過程と、小説的に面白い結末を用意する手腕に脱帽。
橙なオレンジ
2024/10/04 21:31

「モーティリアンの手首」でした。恥ずかしい。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/09/27(425日経過)
記録初日
2023/09/27(425日経過)
読んだ本
402冊(1日平均0.95冊)
読んだページ
139534ページ(1日平均328ページ)
感想・レビュー
67件(投稿率16.7%)
本棚
1棚
自己紹介

文学部学生 趣味の読書(主にミステリ)を記録するわよ

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