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2024年9月の読書メーターまとめ

昼寝猫
読んだ本
10
読んだページ
3080ページ
感想・レビュー
10
ナイス
1579ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入り登録
4

  • ねこはひるね
  • きらりんせいじん
  • ねこっち
  • ほのぼの

2024年9月のお気に入られ登録
5

  • ねこはひるね
  • 広井啓
  • きらりんせいじん
  • ねこっち
  • ほのぼの

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

昼寝猫
ネタバレ著作権侵害調査のため音楽教室に潜入する設定は異色。著作権協会職員の橘が身分を隠して音楽教室の講師や生徒仲間と偽りの信頼関係を築いていく葛藤が辛い。少年期の事件で閉ざされた音楽を再開できたことに密かな喜びを感じる所も見どころ。秘密がいつバレるのかハラハラするが調査は予想外の展開を辿り橘自身も意外な行動に走る。暗い深海の底からチェロの美しい音色が響いてくるような物語。後半は法廷闘争の緊迫した描写があるのかと思ったがそこは意図する所ではなかったようだ。一度は壊した信頼関係を取り戻した橘の未来を応援したい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

昼寝猫

気がつけばもう9月ですね。読書の秋に向かってこれからもいろいろな本を読んでいきたいと思います☺️ 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3392ページ ナイス数:3549ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2024/8

気がつけばもう9月ですね。読書の秋に向かってこれからもいろいろな本を読んでいきたいと思います☺️ 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3392ページ ナイス数:3549ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2024/8
J D
2024/09/02 18:44

6冊も共読でした。ススキに秋を感じます。今月もよろしくお願いいたします。

昼寝猫
2024/09/03 20:01

JDさん、こんにちは♪なんと半分も共読だったんですね😆

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
10

昼寝猫
看護師の高橋沙穂は地震の影響で太平洋戦争中のマニラにタイムスリップしてしまう。そこでは従軍看護婦の雪野サエの意識に同化していた。サエが働いていた戦争末期のフィリピンの医療施設はかなり困難な状況だったが、沙穂は仲間たちと気丈に乗り越えていく。戦時中だから悲惨な場面もたくさんある。そして当時の理不尽な命令が現代感覚を持った沙穂と対比することによって浮き彫りになる。ラストで仲間たちの消息がわかって救われた。この本を読み終えた後にドリカムの『晴れたらいいね』を聴くと、もれなく泣いてしまうと思う。
机上のクローン
2024/09/30 04:31

感想を読んでますます読みたくなってしまいました☺️

昼寝猫
2024/09/30 07:04

机上のクローンさん、こんにちは♪作者が看護師さんだけあって、看護現場の描写は流石だと思いました。戦争については、そこまで悲惨には描かれていないですね。

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昼寝猫
『ランチ酒』シリーズ2作目。見守り屋の犬森祥子の仕事と、別れた娘との関係などの私生活が10話の短編で少しずつ語られる。そしてランチ酒のタイトル通り、お酒付きのランチが毎回紹介される。ガッツリ系の男メシが多く、どれもビールや日本酒と一緒に味わいたいランチばかりだが、やはりラストの豊洲のお寿司屋さんが魅力的だ。文中ではハッキリ描かれてはいないが、どこも実在するお店のようなので、いつか訪ねてみたい。今作では祥子にほのかな恋愛事件も訪れる。私生活の方はもう一波乱ありそうなので、まだまだ先が続きそうだ。
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昼寝猫
時代小説を読了。切腹の刻限を切られながらも残された日々を家譜の編纂という重大な役目を果たしつつ淡々と生きる戸田秋谷。見張番という辛い役目を負いながらも静謐な秋谷に惹かれていく凛々しい檀野庄三郎。二人の武士の姿に感銘を受けた。物語は家譜の秘密に迫っていく推理小説の側面もあるが、武士と農民の葛藤の方に興味をそそられる。武士による農民への一方的で理不尽な仕打ちに心が痛むが秋谷の息子が首謀者たる家老に一矢報いた場面は痛快だった。武士であろうと農民であろうと真っ直ぐに生きることの是非を突きつけられたように感じた。
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昼寝猫
ネタバレ東京谷中のしっとりと古風な町並みを舞台にアンティーク着物を商いながらひっそりと穏やかに暮らす女性の物語。お食事や和菓子も美味しそうです。いつしか静かな恋愛感情も生まれます。しかし残念ですが不倫です。しかも開き直っているのかもしれませんが、男女ともに自分たちの行為を美化しています。純愛を気取るのも結構ですが、どんなに取り繕おうと、こういう人たちのことをゲスと言います。この物語で男女関係を不倫にする意味があったのでしょうか。その一点が故に生理的に受け入れ難い物語でした。感想は以上です。
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昼寝猫
『東京ロンダリング』の続編だが物語にそこまでの関連性はない。(登場人物は関連する)スピンアウト小説というか事故物件に関わる人たちの短編集。あとがきを読むと作者は、むしろこちらが第1作で『東京ロンダリング』はそのゼロ地点のように考えているらしい。しかし結末がモヤモヤして消化不良だし、ラストでそれまでの話がひとつに繋がるのだがイマイチ不完全燃焼気味で、大風呂敷を広げたけどうまく着地出来なかったという感じ。伏線回収も大事だけど最終章はなくても良かったかも。『東京ロンダリング』が好きだっただけに惜しいと思った。
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昼寝猫
藤岡陽子さんは大好きで何冊も読んでいる。今作は服飾の世界で奮闘するお仕事小説だが、それだけではない。精神障害・発進障害・イジメ・貧困・ギャンブル・ヤングケアラー・不倫など、けっこうハードな社会問題が盛り沢山だった。それらの要素を小説としてひとつに纏め上げた力量は凄いと思う。恩師の力添えがあったとはいえ生涯の仕事に出会えた水樹は幸せだ。幼少期のイジメなど辛い描写はあるがラストで止まった時間が動き出したので読後感は良い。惜しいのはタイトルと表紙が物語とあまりリンクしていないように感じたことだ。
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昼寝猫
ネタバレこの作品は読了していない。読書好きとしてはできれば読了したかったが残念ながら途中リタイア。念の為に言っておくが作品自体はかなり面白い。平凡な住宅地に住む平凡な家族に刑務所脱走犯の影がチラつくというプロットも秀逸。読了レビューを見ると一致団結した住民がしだいに理解し合うという結末も評価が高いようだ。それでも長編なのに多数の登場人物を並列に描写しストーリーを細切れ分断するというやり方がどうにも肌に合わなかった。文章力はあるし文体も好きな感じなので本当に惜しいが他の作品を読みたくなるかは今のところ微妙だ。
が「ナイス!」と言っています。
昼寝猫
ネタバレ著作権侵害調査のため音楽教室に潜入する設定は異色。著作権協会職員の橘が身分を隠して音楽教室の講師や生徒仲間と偽りの信頼関係を築いていく葛藤が辛い。少年期の事件で閉ざされた音楽を再開できたことに密かな喜びを感じる所も見どころ。秘密がいつバレるのかハラハラするが調査は予想外の展開を辿り橘自身も意外な行動に走る。暗い深海の底からチェロの美しい音色が響いてくるような物語。後半は法廷闘争の緊迫した描写があるのかと思ったがそこは意図する所ではなかったようだ。一度は壊した信頼関係を取り戻した橘の未来を応援したい。
が「ナイス!」と言っています。
昼寝猫
ネタバレ中山七里さんの静おばあちゃんや、名探偵のままでいての認知症のお祖父ちゃんみたいに、高齢者の桐子さんが人生経験で犯罪をバシバシ解決する話かと思ったら全然違った。むしろ犯罪を起こす側だった。親友を亡くした桐子さんは老後を悲観するあまり警察に捕まって刑務所に入ろうと計画するが周囲の人に助けられてことごとく失敗する。人柄がいいから助けてくれる人が現れるのだろう。当事者の桐子さんはそう思えないかもしれないが、さりげない日常は本当に幸せそうに見える。日本の老後問題は身につまされるがラストがハッピーエンドで良かった。
が「ナイス!」と言っています。
昼寝猫
繁田先生の平安時代の本が好きで何冊も読んでいるので手に取った。カラー図版が豊富でとても読みやすい。しかしこういうダイジェスト歴史書全般に言えることだが、これだけでその時代を理解するのは無理がある。ある程度の歴史知識を習得した上でキレイな図版や解説を楽しむのならとても有益な本だと思う。政治史を中心とした歴史の流れだけではなく、平安貴族の風習など平安時代の生活豆知識がコラム的に入っていてとても面白かった。
昼寝猫
2024/09/02 18:42

私たちのような初心者レベルで平安時代全般を読み解くのなら繁田信一先生以外にも、平安文学や紫式部の研究者である山本淳子先生や、大河ドラマ『光る君へ』の時代考証をされている倉本一宏先生の著作がわかりやすくてお薦めだ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/22(399日経過)
記録初日
2023/10/22(399日経過)
読んだ本
456冊(1日平均1.14冊)
読んだページ
145326ページ(1日平均364ページ)
感想・レビュー
221件(投稿率48.5%)
本棚
15棚
自己紹介

主に小説を読んでいます。皆様のレビューから、あまり知られていない面白そうな本を発見するのも読メの楽しみ方のひとつだと思っています。そんな本を堪能して、さらに共読の方を見つけた時には、都会の真ん中で生き別れになった同志に出会えたみたいな嬉しい気持ちになります。お気に入り登録ありがとうございます。ボンヤリしていて気がつかないこともありますのでごめんなさい🙇‍♀️

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