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2025年11月の読書メーターまとめ

昼寝ねこ
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9
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感想・レビュー
9
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2025年11月に読んだ本
9

2025年11月のお気に入り登録
5

  • 黒猫
  • ちゑ
  • 岡本雄矢
  • trazom
  • kuroko

2025年11月のお気に入られ登録
3

  • ちゑ
  • 黒猫
  • kuroko

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

昼寝ねこ
住宅地の寂れた公園に置かれた色の剥げたカバの遊具。近隣の人々の間ではそのカバが願いを叶えてくれるという都市伝説が生まれ、カバヒコという愛らしい名前で呼ばれている。ほんの少し心が傷ついた人たちが次々とカバヒコに願いをかけにくる。もちろんカバヒコにそんな力がないのはわかっている。だけど縋らずにはいられない時もある。カバヒコに癒される姿を見ながら、いつの間にか読者まで癒されている。それが青山美智子さんの作品の力だ。結末は自らの小さな気づきが悩みを解消していく。人の治癒能力を素直に信じたくなるような小説だ。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

昼寝ねこ

今月は聴覚障害者や視覚障害者の小説を読みました。百人一首や将棋など不可能としか思えないことに果敢に挑戦する児童や生徒の姿が心に残りました。 2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2668ページ ナイス数:1712ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2025/10

今月は聴覚障害者や視覚障害者の小説を読みました。百人一首や将棋など不可能としか思えないことに果敢に挑戦する児童や生徒の姿が心に残りました。 2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2668ページ ナイス数:1712ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2025/10
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2025年11月の感想・レビュー一覧
9

昼寝ねこ
『タスキメシ』の額賀澪さんの今回の作品は日本ではマイナースポーツの棒高跳び。日本記録に挑むイケメン大学生・犬飼優正と、様々なスポーツにガチで挑む人気TV番組の売れない芸人・御子柴陸。競技レベルは違えどそれぞれの人生を賭けた闘いから目が離せない。更に軽薄すぎるTV番組プロデューサーや国産ポール開発を手掛ける大学の女性研究者の存在が物語に彩りを添える。この2人に限らず脇役がみんな個性豊かで実にイイ味だ。そしてラストの少年ジャンプ的スポコン展開にマジで胸が躍る。最後の「赤いキツネ」と「緑のタヌキ」には笑った。
昼寝ねこ
2025/11/28 12:51

小説の中で国産ポール開発に挑む大学研究者は実際にモデルがいらっしゃるようだ。現代の棒高跳びポールがつい最近まで国産がなかったのは知らなかった。

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昼寝ねこ
不動産屋さんの漫画だが同時に東京の街案内も兼ねていてちょっとした東京散歩気分を味わえる。舞台は吉祥寺にある小さな個人の不動産屋さんで店主はキャラ強目の双子のお姉さん。お客さんに吉祥寺以外の街をバリバリ薦めてしまう。最終巻のお薦め街物件は『松陰神社前』『蒲田』『千駄ヶ谷』『砂町』。松陰神社前はカワイイ路面電車の世田谷線が走る街。砂町は小野寺史宜さんの小説に出てくる下町の商店街がある街。東京には住みたくなるディープな街がたくさんある。引っ越すならどの街がいいだろうか。やっぱり商店街が生きている街に住みたい。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
2025/11/25 08:19

吉祥寺も良い街だと思うけど、松陰神社前の方が魅力的だなぁ。都心にも近いし…。

昼寝ねこ
2025/11/25 11:22

サンダーバードさん、こんにちは♪ずっと前に松陰神社に行ったことがあります。駅前のゴチャゴチャした商店街を抜けて神社まできたら近くに区役所とか大学の大きな建物がドーンとあって驚いた記憶があります。なんとなく住みやすそうな街でした😊

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昼寝ねこ
「継ぐ」をモチーフにした6つの短編集。タイトルが『あとを継ぐひと』なので単純に商売の後継者の小説だと思ったが、それだけではなかった。仕事にはいろいろな形の継ぎ方がある。ジャンルとしてはお仕事小説の範疇に入るだろう。しかしこちらもそれだけではなかった。仕事に向き合うことはもちろん重要だが、それよりも人に向き合うことの方がはるかに重要だ。人に向き合って、人と人との気持ちが繋がることで仕事も良い方向に繋がっていく。どの話もハートフルで希望の持てる結末なので読後感がとても良い。仕事に悩んだらまた読み返したい。
昼寝ねこ
2025/11/21 15:07

第三話のチョーク会社は障がい者雇用で『日本でいちばん大切にしたい会社』の本にトップバッターで出てきた日本理化学工業がモデルだと思う。この大切にしたい会社シリーズはこの会社から始まったのだと思うとなおさら感慨深かった。

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昼寝ねこ
短歌芸人を標榜する岡本雄矢さん(コンビ名:スキンヘッドカメラ)の短歌エッセイ。芸は拝見したことはないが(すみません)短歌は不幸短歌というか自虐短歌で笑える。自虐ネタが得意の芸人さんにヒロシさんがいたが(ソロキャンやってる人)ヒロシさんの自虐は自身を悲しんでいた。しかし岡本雄矢さんの自虐は少し違う。自身を客観視し静観している。なんならほんの少し楽しんでさえいる。そして同じ目に遭う人たちのことも否定せず優しい目で見つめている。この短歌集の感想は楽しいとか感動するじゃなく、やっぱり「トホホ」が正しいと思う。
昼寝ねこ
2025/11/18 05:58

著者ご本人からコメントが戴けるなんて光栄です。小説『僕の悲しみで君は跳んでくれ』も探してみます。岡本雄矢さんのXのアカウントも発見したので早速フォローさせていただきました。(名前は違うけどアイコンが同じです)

岡本雄矢
2025/11/18 11:08

ありがとうございます!小説の感想を聞けるのも楽しみにしています!!Xもありがとうございます!!今後ともよろしくお願いいたします🙇‍♂️

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昼寝ねこ
令和の女子高生が自転車事故で昭和33年の世界にタイムリープしてしまう。その時代に生きる女子高生に憑依した彼女は戦争の傷跡が色濃く残る時代で戦争のことや戦後に生きる日本人のことを知っていく。現代と当時の日本との常識のギャップに戸惑い、昭和のセクハラパワハラなど胸糞悪い出来事にも巻き込まれる。村上さんは児童文学の作家さんだが巻末記載の膨大な参考資料からもわかる通り本腰を入れて戦争の記憶を風化させない為にこの物語を書かれたようだ。ぜひ若い世代が読んで、感情論だけではない本当の日本の未来の在り方を考えてほしい。
昼寝ねこ
2025/11/15 07:10

個人的な意見だがタイムリープSFにしない方が良かったかなと思った。SFにするとリアルな物話が途端に嘘っぽくなってしまう。大河ドラマ風の歴史物語にした方が重厚なテーマが生かせたのではないだろうか。

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昼寝ねこ
住宅地の寂れた公園に置かれた色の剥げたカバの遊具。近隣の人々の間ではそのカバが願いを叶えてくれるという都市伝説が生まれ、カバヒコという愛らしい名前で呼ばれている。ほんの少し心が傷ついた人たちが次々とカバヒコに願いをかけにくる。もちろんカバヒコにそんな力がないのはわかっている。だけど縋らずにはいられない時もある。カバヒコに癒される姿を見ながら、いつの間にか読者まで癒されている。それが青山美智子さんの作品の力だ。結末は自らの小さな気づきが悩みを解消していく。人の治癒能力を素直に信じたくなるような小説だ。
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昼寝ねこ
公立中学校から有名私立高校を経て京都大学に進学した著者が出会った天才秀才(もしくは狂人)たちを綴った学歴厨エッセイ。ほぼ自伝だと思う。私は最近YouTubeのwakatte.tvを拝見するので学歴厨のことがなんとなくわかる。この本に出てくる超進学校男子の実態は特殊すぎて一般レベルの男子校とはかなり違うような気もする。肝心の本の内容は学歴に興味のない人にはどこが面白いのかサッパリわからないだろう。受験生に役立つかどうかも疑問だ。時にはこういう学歴至上の世界で拗らせた青春群像を生温かい目で楽しんであげたい。
昼寝ねこ
2025/11/09 13:06

学歴厨エッセイを2冊続けて読んだがあまり共感できなかった。たぶんどちらの作者も良い大学を出ていて、どんなに自分を卑下して見せようと、どこか優越感が垣間見えてしまうからだろう。学歴を語るのは百歩譲るが人生を語るな!と思ってしまった。良い大学を出ていない僻みかもしれないのでごめんなさい😭

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昼寝ねこ
youtubeのwakatte.tvで人気の〝びーやま〟さんが大学受験への思いを綴った著書。youtubeの番組は何度か拝見したことがあるが、学歴に関する過激な発言(主に相方の〝ふーみん〟さんの)はあるにしてもバラエティ番組としてとても楽しい。この本は作者の同じ主張を何度も繰り返していて理論の裏付けがないので決して内容が濃いとは言えないが、エンタメ本と考えれば楽しめる。受験生への励ましの書でもあるので辛い受験生活の息抜きと明日からの活力になれば本書を出した目的は充分に果たせたと思う。
サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥
2025/11/06 09:21

この方の記事がネットで良く出てきます。なるほどそうだよね、と思うことも多いです。ただ、確かに一冊の本にするほど内容は無さそうな気はします。

昼寝ねこ
2025/11/06 12:49

サンダーバードさん、こんにちは♪この本は所詮YouTuberのエンタメ本で、学術書ではないので内容についてどうこう言うこともないかなと思います。そういう考え方もあるよねというレベルで楽しめれば良いんじゃないでしょうか。

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昼寝ねこ
中野のお父さんシリーズの第4作。「五つの謎」となっているが、このシリーズは推理小説というより作者の蘊蓄を語るエッセイ集と言った方が近い。今作も北村さんお得意の文学と落語の蘊蓄が満載。夏目漱石、松本清張、芥川龍之介を始め、二葉亭四迷、久保田万太郎から和田誠、南伸坊まで、その幅広く豊富な知識量に圧倒される。文学と落語に興味がある人にはこの上なく面白いが、逆にこの2つに興味のない人には蘊蓄がウザく感じるかもしれない。落語の圓生師匠、志ん朝師匠、米朝師匠の逸話や、東横落語会での万太郎の話が興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/22(787日経過)
記録初日
2023/10/22(787日経過)
読んだ本
584冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
179417ページ(1日平均227ページ)
感想・レビュー
348件(投稿率59.6%)
本棚
0棚
自己紹介

主に小説を読んでいます。皆様のレビューから、あまり知られていない面白そうな本を発見するのも読メの楽しみ方のひとつだと思っています。そんな本を堪能して、さらに共読の方に出会えた時には、都会の真ん中で生き別れになった同志を見つけたみたいな嬉しい気持ちになります。お気に入り登録、ナイス、コメントありがとうございます。ボンヤリしていて気がつかないこともありますのでごめんなさい。

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