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2025年10月の読書メーターまとめ

昼寝ねこ
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10
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感想・レビュー
10
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2025年10月に読んだ本
10

2025年10月のお気に入り登録
3

  • じお
  • 迷人
  • 檸檬の木

2025年10月のお気に入られ登録
2

  • じお
  • 迷人

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

昼寝ねこ
5人の天才たちの5編の物語。「新旧の天才プロ棋士」「フィギュアスケートの金メダルリスト」「天性の歌声を持つ中学生」「G1レースにも出走した元競走馬」「新人賞を受賞した人気小説家」 あの人かな?というモデルも垣間見える。主人公を近づき難い孤高の天才ではなく悩んだり迷ったりする等身大の人間として描いている。そして天才になりきれなかった友や周囲の存在が天才を支える。各話独立しているがスポーツカメラマンの多々良が関わる部分で少しだけ繋がっている。最後の「小説家」の章でファンタジーに流れたのがちょっと残念だった。
昼寝ねこ
2025/10/18 05:42

「将棋棋士」「フィギュアスケーター」は文句なく天才だと思うが、「中学生」「競走馬」「小説家」は天才と言い切っていいのか疑問が残る。小説としてはどれも充分に面白かったが、後半の3編は天才の物語として同列に括らず別な作品集にした方が良かったように思う。

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2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

昼寝ねこ

ようやく暑さも和らいで読書シーズンになりました。9月はメジャーな人気作品からちょっとマイナーかなと思う作品まで幅広い読書ができました。 2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2694ページ ナイス数:1996ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2025/9

ようやく暑さも和らいで読書シーズンになりました。9月はメジャーな人気作品からちょっとマイナーかなと思う作品まで幅広い読書ができました。 
2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2694ページ ナイス数:1996ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446370/summary/monthly/2025/9
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2025年10月の感想・レビュー一覧
10

昼寝ねこ
将棋を題材にした5篇の短編集。全て独立した作品ばかりで連作にはなっていない。「指導将棋」「奨励会3段リーグ」「詰将棋」「将棋タイトル戦」「駒師」など、将棋をいろいろな角度から描いているが、特に初話『弱い者』の指し手の謎と、表題作『神の悪手』の心理サスペンスが良かった。将棋にはあまり詳しくないのだが詰将棋の作品を除いて、なんとかついていけた。将棋に魅せられた人たちの切ない人間ドラマに胸が痛む。将棋小説は指し手や戦術よりも将棋に翻弄される人間の姿を描く小説を読みたいと思う。
昼寝ねこ
2025/10/31 08:14

マイブームの将棋小説を3作連続で読了。この機会に以前に読んだ将棋小説も再読しようかと思っている。大崎善生さん柚月裕子さん塩田武士さん橋本長道さんの作品を読んだ記憶があるが、けっこう内容を忘れている。

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昼寝ねこ
同じ作者の『駒音高く』が良かったので続けて読んだが、この作品はある程度将棋が解ることを前提に書かれているようで私には無理ゲーだった。視覚障害者の将棋小説はとても興味深いのだが肝心の将棋シーンが理解できない。将棋に詳しければ面白いのかもしれない。また小学生が主人公なので内容がYAのようで少々物足りない。主人公の正彦くんも欠点がなくてイイ子すぎる。視覚障害者の将棋指導に挑む小倉先生、クセ者の加藤くん、雰囲気のある雲井さん、正彦くんのお姉さんなど、魅力的な登場人物が多いので、そこを深掘して欲しかった。
昼寝ねこ
2025/10/28 08:04

『駒音高く』の登場人物が何人も出てくるのでそちらを先に読んでおくと良いと思う。あと今作に登場した雲井さんがかなり良いキャラだったので彼女の成長した姿を別な作品で読んでみたい。

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昼寝ねこ
将棋界隈で奮闘する人たちの姿を綴った短編集。ガチガチの将棋小説ではないので将棋のルールが解らなくても充分に楽しめる。全体に作者の視線の温かさを感じさせる。棋士や奨励会員など将棋を指す人たちのドラマももちろん面白いのだが、周囲で彼らを見守る将棋を指さない人たちのドラマがシミジミと胸を打つ。ストーリーはそれぞれ別々でも登場人物が少しづつ重なる。文庫版には杉本昌隆八段(藤井聡太七冠の師匠)の解説が付いているのもお得感がある。同じ作者で将棋を題材にした小説の新作が出ているようなので続けて読んでみたいと思う。
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昼寝ねこ
TVドラマも好評だった『しあわせは食べて寝て待て』最新刊。今回は恋愛濃度ちょい高目。上手くいったりいかなかったり、お互いにこのままでいいと思ったりと、色々な恋愛パターンに麦巻さんも巻き込まれてハラハラするが、そこは麦巻さんペースで対処する。司さんも唐さんも恋愛対象男子としてはちょっとイマイチなタイプで、むしろ引き籠り青年だった八つ頭くんの方がずっとお薦め物件だったりする。辛いけど麦巻さんの病気も司さんの病気?も無理なく付き合っていってほしい。今回も薬膳料理がお手軽に作れて美味しそうなのが素晴らしい。
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昼寝ねこ
5人の天才たちの5編の物語。「新旧の天才プロ棋士」「フィギュアスケートの金メダルリスト」「天性の歌声を持つ中学生」「G1レースにも出走した元競走馬」「新人賞を受賞した人気小説家」 あの人かな?というモデルも垣間見える。主人公を近づき難い孤高の天才ではなく悩んだり迷ったりする等身大の人間として描いている。そして天才になりきれなかった友や周囲の存在が天才を支える。各話独立しているがスポーツカメラマンの多々良が関わる部分で少しだけ繋がっている。最後の「小説家」の章でファンタジーに流れたのがちょっと残念だった。
昼寝ねこ
2025/10/18 05:42

「将棋棋士」「フィギュアスケーター」は文句なく天才だと思うが、「中学生」「競走馬」「小説家」は天才と言い切っていいのか疑問が残る。小説としてはどれも充分に面白かったが、後半の3編は天才の物語として同列に括らず別な作品集にした方が良かったように思う。

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昼寝ねこ
30歳間近で父親の蕎麦屋を再興した笹原鳴樹。蕎麦屋の従業員やお客様の間で起きる小さな心温まる日常物語。小野寺ワールドなので過去作の人物たちがチョコチョコ登場して楽しい。場所も東京湾沿いの街でお馴染みの地域。人生イロイロあるのはわかるが離婚率がかなり高いのが気になる。でも再婚したり復縁したりで新しい人生を歩み始める人も多いので救われる。小野寺さんの物語は人と人との繋がりが大きなテーマだからだ。全ての登場人物がいい方向に向かっていくのが嬉しい。鳴樹くんも気になるアノ人と無事に繋がってくれるといいなと思う。
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昼寝ねこ
聴覚障害のある女子高生の木花咲季が百人一首の競技カルタに挑戦する。ライバルは聴者でコーダの日永カナ。そして2人を見守る競技カルタ読み手のママン(カナの伯母)。主人公の咲季を聴覚障害者だからと悲観的に描かず一般の女子高生と同じ視点で描いているので重苦しさを感じない。むしろ咲季が普段の生活やカルタの試合で聴覚障害者ならではの困難に直面しても必ず乗り越えられることを信じて応援したくなる。咲季の周囲には多くの聴覚障害者や聴覚障害に関わりのある人たちが出てきてその繋がりを星座のオリオン座に擬しているのが印象深い。
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昼寝ねこ
『あの子とQ』の続編だが特に話が連続しているわけではない。でも先にQを読んでおいた方が理解しやすいと思う。前作のキャラに加えて新キャラも続々登場する。新聞部の生真面目な須佐見さんはけっこう好きなタイプだ。双子のルキラキも好きだけどオカヤマオカはちょっとウザい。カナダ人のオーエンさんはまさかの◯◯男!だからOなんだね。ラストはオランダ人とサクが出てきてなにやら不穏な感じの展開に。さらに続々編へと続きそうなので楽しみに待とうと思う。
ダミアン4号
2025/10/09 15:15

怪物くん路線なら…次作は“F”だよなぁ~(笑)

昼寝ねこ
2025/10/09 21:25

ダミアンさん、こんばんは♪フラン◯◯!確かに!藤子不二雄先生ワールドですね😆

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昼寝ねこ
U-NEXTオリジナル書籍の書き下ろし作品。元々は電子書籍だったようだ。本にして100ページ余りの中編なのでサクサク楽しく読める。物語は4年に1度の会社の代表を決める選挙戦に翻弄される社員たちをコミカルに描く。選挙は最終的に上位2名による決戦投票となり、対立する陣営同士の誹謗中傷や曝露合戦にウンザリする一般社員の姿は現実にもありそうでいたく共感した。そういえばつい先日、某◯◯党の総裁選があってSNSを使った小‥‥(以下自粛)
one_shot
2025/10/07 03:34

津村×選挙。なんだかワクワクします。頂いていきます!

昼寝ねこ
2025/10/07 08:13

one_shotさん、こんにちは♪短いしコントっぽい軽さがあってすぐに読めちゃいます。選挙のドタバタに〝うどん〟の存在が効いています。でも津村さんならこのテーマでもっとじっくり書き込んでほしかったと思いました。

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昼寝ねこ
札幌の誕生に関わった5人の先人たちの物語。連作ではなく各話が独立しているが、ところどころに登場人物のユルい繋がりがある。全員が札幌に関係があるとはいえ、第1話の島義勇と第5話の岡崎文吉が札幌開拓に大きく尽力したのはわかるが、第2話〜第4話の内村鑑三、バチラー八重子、有島武郎は、札幌開拓に直接的に関わったわけではない。むしろ大友堀を築いた大友亀太郎や札幌農学校で内村鑑三の一級上だった佐藤昌介にスポットを当てた方が札幌誕生物語として納得できたように思う。
昼寝ねこ
2025/10/03 06:41

バチラー八重子と有島武郎の物語には深く感銘を受けた。札幌誕生物語でまとめず、それぞれ単独の作品として取り上げてほしいと思った。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/22(788日経過)
記録初日
2023/10/22(788日経過)
読んだ本
584冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
179417ページ(1日平均227ページ)
感想・レビュー
348件(投稿率59.6%)
本棚
0棚
自己紹介

主に小説を読んでいます。皆様のレビューから、あまり知られていない面白そうな本を発見するのも読メの楽しみ方のひとつだと思っています。そんな本を堪能して、さらに共読の方に出会えた時には、都会の真ん中で生き別れになった同志を見つけたみたいな嬉しい気持ちになります。お気に入り登録、ナイス、コメントありがとうございます。ボンヤリしていて気がつかないこともありますのでごめんなさい。

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