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2025年11月の読書メーターまとめ

ぷるおさん
読んだ本
6
読んだページ
2185ページ
感想・レビュー
6
ナイス
60ナイス
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2025年11月に読んだ本
6

2025年11月のお気に入られ登録
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  • ニーア

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぷるおさん
ネタバレ「自身の欲望に忠実である」ことは「自らの内面にしっかり向き合った結果、自分が真に求めているものは何かを正確に把握し、それを掴み取るべく行動に移せる」ことであり、これこそが「生きている」ということ。世間体や同調圧力に迎合するうち、自分の本当の欲望が何なのか分からなくなった挙句、自ら行動することを恐れて他者からのケアを漫然と待ち続ける現代の男女は、「死んでいる」も同然との厳しい指摘にドキリとさせられる。梶井のアグレッシブな生き様には見習うべき点も多々ある。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
6

ぷるおさん
郊外のニュータウンがまるまる新興宗教の巣窟となり、うまく社会に溶け込んでいるという設定が面白い。自分の生まれ育ったコミュニティが実は新興宗教だった、というどんでん返し的な体験ができる作品。新興宗教の持つ魔法の力の正体も、教祖のバックグラウンドとリンクしていて納得感がある。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるおさん
5080問題がテーマ。引きこもりになり父親を殺すに至った主人公の半生は、他人事とは思えず読んでいて苦しくなる。日本に生まれたが最後、誰もが他者からの承認を求めるレースに否応なしに参加させられるが、このレースについての分析が本作の見どころ。一般的には「男らしさ」などがレースの指標になりがちだが、時に「自分らしさ」を武器にそのレースを勝ち抜く者もいる。主人公はオタク故に青春時代迫害されたが、オタクであることを強みに個性を爆発させ、レースに勝つ友人もいるというのが皮肉。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるおさん
ネタバレ世の中の色々な問題を噛み砕いて分析。日本の労働力不足は深刻で、もはや外国人労働者に頼るしかないが、異文化共存の難しさや保守層の抵抗のため、明確な移民政策は非現実的。技能実習生として外国から労働力を調達するも、これは事実上の奴隷制度。。筆者は、支援団体がボランタリーで課題解決する又は政府がそれに補助金を出す現行スタイルはすぐに限界が来ると指摘し、「官民共同でマーケットデザインを描き、支援団体が利益を得られる社会構造を作ることが大事」と提言。理想論と思いつつも、私も役人としてそういう仕事ができたらなと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるおさん
ネタバレ少子化の改善は見込めず、政府や官公庁の闇、既得権益層の固定化など、悪いことずくめの日本。パソコンやスマホの登場がワープロや音楽プレーヤー業界を駆逐したように、技術の進化は膨大な失業者を産む。既得権益層が過去の産業に執着するのは、自らの利益のためだけでなく、業界の雇用を守るためでもある。。「日本復興」という発想がもうすでに権威的思想に過ぎず、国家という枠組みへのこだわりを捨ててグローバル規模でのベンチャー育成に活路を見出そう、という結論には、なるほどとも、そんな簡単な話だろうかとも思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるおさん
苦境に立たされ切実な願いを抱える人物のもとに、久根という美青年が現れ、願いを叶えるべく導いてくれる。主人公目線では救いの神のような久根だが、読者である第三者から見れば胡散臭いことこの上ない。案の定、主人公たちは本当の意味で願いが叶ったとは言い難い結末。久根の正体は意外すぎてびっくり。久根はある家族の構成員のもとに次々に現れるのだが、なぜその家族が久根に選ばれたのかが気になる。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるおさん
ネタバレ「自身の欲望に忠実である」ことは「自らの内面にしっかり向き合った結果、自分が真に求めているものは何かを正確に把握し、それを掴み取るべく行動に移せる」ことであり、これこそが「生きている」ということ。世間体や同調圧力に迎合するうち、自分の本当の欲望が何なのか分からなくなった挙句、自ら行動することを恐れて他者からのケアを漫然と待ち続ける現代の男女は、「死んでいる」も同然との厳しい指摘にドキリとさせられる。梶井のアグレッシブな生き様には見習うべき点も多々ある。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/03(711日経過)
記録初日
2024/01/03(711日経過)
読んだ本
164冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
59454ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
90件(投稿率54.9%)
本棚
0棚
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