東野作品にハズレなし。母親の不倫の末に産まれた自分の出生からどこか諦めムードの漂う主人公の玲斗君。そんな主人公が突然任されることになった【クスノキ】の番人。クスノキとはなんなのか？祈念とは？また祈念に訪れる人々は何を思いやってくるのか？それらのフラグが主人公の成長と共に少しずつ明かされていく筆致が見事で、480ページもの超長編も飽きることなく読み進められた。続編もぜひ読みたいと思う。

過去に凄惨な連続殺人事件が起きた館にオカルトサークルの面々が合宿にやってきて殺人事件に巻き込まれ、嵐で道は閉ざされる…とベタな展開にワクワクしたが、解決編がなんだか事実だけがツラツラと書かれてる印象で置いてけぼりをくらった感覚😮‍💨シックリ来なかった…期待値が高まってただけに残念😭いつの日か再読にて理解出来ればと思う。

東野作品にハズレなし。母親の不倫の末に産まれた自分の出生からどこか諦めムードの漂う主人公の玲斗君。そんな主人公が突然任されることになった【クスノキ】の番人。クスノキとはなんなのか？祈念とは？また祈念に訪れる人々は何を思いやってくるのか？それらのフラグが主人公の成長と共に少しずつ明かされていく筆致が見事で、480ページもの超長編も飽きることなく読み進められた。続編もぜひ読みたいと思う。

山の中の館、周りは山火事、探偵にワトソンと王道なクローズド・サークルを想像したが…館内で起こる殺人は少なく、どちらかと言うと探偵としての有り様や迷い、脆さなど心理描写が多く、純然たるミステリーを期待するとやや肩透かしな印象を受けた。ま、これはこれで今まで読んできたミステリーとは違って面白くはあったが、締め方に関してはモヤモヤが残った…

鎌倉で文具屋を営む傍ら、代書屋を営む鳩子さん、通称ポッポちゃんが主人公のお話。代書を通じて人との繋がり、想いなどに気付かされていく。ひいては通じ会えないまま死別してしまった祖母【先代】の暖かな想いにも気づいていく…素敵なお話でした。パラパラ漫画も可愛らしい。