(続き)ハマスは確かにオスロ合意を否定しイスラエル国家を承認していないのだが、同時にイスラエル政府はオスロ合意後もヨルダン川西域に暴力を伴った入植政策を推し進めてきた。イスラエル政府は最初からパレスチナ国家を独立させる気なかったのだ(71〜72頁参照)。こうしたイスラエルという国家自体が人工的に作られた植民地国家(52頁)と言わざるを得ない。 「パレスチナ人が解放されない限り、私たちの自由が不完全であることを私たちは熟知している」(ネルソン・マンデラ)(181頁)という言葉は忘れられない。
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(続き)ハマスは確かにオスロ合意を否定しイスラエル国家を承認していないのだが、同時にイスラエル政府はオスロ合意後もヨルダン川西域に暴力を伴った入植政策を推し進めてきた。イスラエル政府は最初からパレスチナ国家を独立させる気なかったのだ(71〜72頁参照)。こうしたイスラエルという国家自体が人工的に作られた植民地国家(52頁)と言わざるを得ない。 「パレスチナ人が解放されない限り、私たちの自由が不完全であることを私たちは熟知している」(ネルソン・マンデラ)(181頁)という言葉は忘れられない。