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望月 雅士(1)手嶋 泰伸(1)文 京洙(1)吉沢 譲治(1)木村 幹(1)岡本 隆司(1)苅部 直(1)14%望月 雅士14%手嶋 泰伸14%文 京洙14%吉沢 譲治14%木村 幹14%岡本 隆司14%苅部 直著者グラフ上位10名
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題名の通り、現代の中国の行動様式、思考様式の所以を、古代からの社会構造・思想・世界観から解き明かす。前半は古代から近世にかけての形成を追い、後半は近代を経てもなお、その社会構造・思想・世界観が現代まで引き継がれることを示す。著者が指摘する上下の乖離した社会構造という中国の特徴は、王朝がなまじ広い領域を統治できてしまった故、コミットが薄くなってしまった弊害であると感じた。中国の帝国としての版図的支配で生まれた世界観と、領域国家により構成される西洋で生まれた世界観が、不適合を起こしているのが現代と捉えた。
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枢密院設立から廃庁までの歴史を概観し、各時代に枢密院の存在がもたらした影響を示していく本。 枢密院の存在は誕生時から疑問符がつくものであったが、分権的な明治憲法体制に組み込まれたことで、為政者は対立より妥協を選択して枢密院に適応し、枢密院は存置されていく。その営為は明治憲法体制下の政治の過程を体現している。しかし、肝心の有事の際には、妥協を強いる機関として役割を十分に果たせなかった。 そういった経緯から枢密院の存在感は、その制度ではなく、顧問官の人物の影響力に依存していたことをまざまざと感じさせられた。
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サイアーラインだけでなく、牝系(母系)を見る重要性を教えてくれる良い本。ファミリーナンバーのラインを辿る楽しさも教えてくれる。
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ネタバレ戦前日本の分権的政治体制を問題とし、「統帥権」を題材に何故体制が存置されたのか、軍人、官僚、政治家の認識に踏み込んで論じる。軍民未分化の明治時代に成立した帝国憲法の元では「餅は餅屋」的思想がもはや所与となり、視野狭窄した議論に軍民双方が陥るのは、著者も述べる通り現代に共通する問題でありぞっとした。また著者の専門の海軍から見た統帥権は、これまで陸軍の研究が多い印象もあり新鮮だった。さらに、あまり強調されなかったが、「軍部の統制」という問題が1930年代に質的に変化したという筆者の指摘は、非常に重要に思えた。
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岩波の韓国現代史とは異なり、歴代大統領を務めた人物の経歴を追い、解放以後の韓国が辿った歴史を浮かび上がらせる一冊。特に注目したいのは、民主化直後の三党統合に対する評価である。著者はこれにより権威主義勢力と民主主義勢力との破滅的衝突が回避されたと一定程度評価している。三党統合は下からの民主化という視点ではあまり評価されないが、大統領を中心としたハイコンテクストな視点から見れば衝突を回避したと評価できるものであり、本書の視点からすれば評価できると納得はできたが、その断絶が産む対立も感じ、難しさを感じた。
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ネタバレ日本の植民地支配から解放された1945年から、2015年の朴槿恵政権期までを政治、社会運動史を中心に解説。日本からの視点で読むと刺激的な内容もあったが、韓国におけるリベラル〜左派の視点として読むべきと受け取った。特に、「反共」が朝鮮戦争後の韓国社会ではイデオロギーを超えた社会的倫理規範として定着したという指摘は極めて興味深い。そこから派生する軍事政権の弾圧やそれに対する反抗が、現代韓国における民主主義の活発性(翻れば政治的分断)の根源となっており、その点を考慮し韓国政治を見ていくべきと感じさせられた。
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ネタバレ丸山眞男の生涯を追い、どういった経験をどのようにしてきたのかを辿りつつ、丸山の思想を紹介する。著者も述べている通り、「評伝風思想案内」といった位置付けとなる本。本書は現時代的視点から丸山の述べた事を再解釈していると感じるところもあるが、それもある種の「現代におけるチョイスの問題」として、自由に過去と向き合い、寄って立つべき伝統を定着させる営為と言えると感じた。そういった中で、著者が丸山の思想として強調する「他者感覚」をもって「境界」に立ち続けること、これは特に現代においてむしろ重要性が増していると感じた。
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ネタバレ様々な史料や論に断片的に登場するが、個人に注目した一貫した分析が少ないように思われる平沼騏一郎を読み易くまとめた一冊。 平沼の行動は、背景に司法官僚時代の治安悪化に対する深い懸念があり、天皇制の権威を意図的に利用した国民統合を図るという考えがあったという点、それが昭和期の陸軍統制への考えにも繋がるのは非常に興味深かった。 さらに、明治憲法の原理を重視して分権的な統治体制を志向し、それゆえ「ファシズム」的運動や思想とはある程度は一線を置いたのは持っていた印象と異なり、また山県有朋との類似性も感じ面白かった。
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プロフィール

登録日
2024/03/02(396日経過)
記録初日
2024/03/03(395日経過)
読んだ本
8冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
2199ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
8件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
年齢
24歳
職業
事務系
自己紹介

競馬とか好きです

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