自分も、図書館を利用しますが、あまり、司書さんに相談したりしません。こんな司書さんが、いたらいいなあと思う話でした。

シェイクスピアの作品を、はじめて読みました。戯曲で、珍しくておもしろかったです。叔父のせいで、ハムレットが、おかしくなってしまい可哀想だった。本当は、恋人と幸せになってほしかったです。母親も、何もわからないで、叔父と結婚し、毒を誤って飲んでしまい死んでしまいました。悲しい話でしたが、おもしろかったです。

登場人物や、暴力団の組織が多くて、覚えるのが大変だったけど、おもしろかった。大上の若い頃の話で、前作の日岡の話もおもしろかったけど、やっぱり、大上が、いたほうが、リアルでよかったです。沖は、喧嘩が、強く暴力団に属さなかったけど、やっぱり組織には、勝てないと思った。沖は、娑婆に出て、三島が待ってくれていて、うまくいくかなと思ったけど、真紀と元から裏切られ、また罪を犯してしまったのが、残念だった。

登場人物が少なく、ファンタジー要素がなかったので、読みやすかったです。ただ、シロが誰に殺されたのかと、沙羅との関係がどうなったのが、わからなくて、何か、すっきりしませんでした。沙羅が言った「どんなに記憶を隠せたとしても、深いところにしっかり沈めたとしても、それがもたらした歴史を消すことはできない」クロの夫が言った「休暇と友達は人生においてもっとも素晴らしい二つのものだ」が心に残った。

陽子と、リンの姉妹と、キオスクというあだ名の子と、内気で恥ずかしがり屋の４人で、他人の屋根に登る遊びをするという話。昔は、スマホとか、ゲームとかなかったから、いろんな遊びを考えながら遊んでたんだなと思う。陽子は、不登校を楽しんで、キオスクは、悩んで不登校になって対照的だった。でも、最後は、４人仲良く屋根に登れてよかった。

自分も、図書館を利用しますが、あまり、司書さんに相談したりしません。こんな司書さんが、いたらいいなあと思う話でした。

ロストジェネレーションと呼ばれる、戦争後の若者たちの話。主人公のジェイクは、性的不能というのもあるが、ブレットが他の男と付き合うのに、何も言わないのが辛かった。ロバートコ―ンは、ブレットに付き纏い、マイクから、いろいろ言われても、めげないのがおもしろかった。釣りに行ったり、飲んだり、食べたり、して楽しそうだったけど、みんな何か抱えてて、楽しめてないのかなと思った。

おもしろかったです。登場人物は、キュ―バの老漁師と、少年だけですが、少年は、最初と最後しか出て来なくて、ほとんど老人一人です。84日間不漁で、弟子だった少年からも、離れることになり、辛かったと思った。でも、巨大なカジキと３日間闘ったり、サメに襲われたりしたりして、臨場感があり、おもしろかった。独り言ばかり言うのですが、何度も、少年がいれはよかったという場面があるので、よっぽど寂しかったのだと思い辛かった。結局、サメに獲物を食い尽くされてしまいますが、少年が、一生懸命励ますところがよかった。

青少年自殺抑制プロジェクトセンターで、監視員として働く南洋平が、プロジェクトに反感を持ち、子供たちと脱走してしまう話。最初は、何も悪いことをしてないのに、連れ去られるというありえない話で、疑問を持っていたが、読むうちに、先がどうなるのかと読んでいってしまい、おもしろかったです。南の過去と、プロジェクトセンターの子供たちの過去を、知ると辛かった。今の時代だったら、スマホがあるので違った物語になったのかなと思った。