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2024年10月の読書メーターまとめ

tsuuuguuumiii
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43ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tsuuuguuumiii
ネタバレ言葉を理解し手話ができるゴリラのローズが裁判で「ゴリラであり人間である」と認められる話。個人的には序盤のジャングルのゴリラ暮らしの描写がとてもいいなと思った。特に異母弟の小さなカリムと一緒に木の洞で雨宿りをするところ。楽しそうに樹木を掴んではめくるカリムの姿が浮かんできて愛おしい。ガンベヤの実はおいしそう。言葉にできない完璧な瞬間、親友の笑顔。初恋ゴリラとの木漏れ日のように穏やかな感情の交流。人間とゴリラを行ったり来たりできるのはとてもうらやましい。私も「言葉」に疲れているようです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

tsuuuguuumiii
ネタバレシリーズの中で1番おもしろかった!現実界ではパッとしないおじさん、はじめの異世界珍道中。薄力粉、じゃなくてハクリクコーの雪哉の政策のおかげで不穏な雰囲気の山内。雪哉の冷徹さがわかっていく一方で、なんだかよくわからないメンバーのはじめご一行にどんどん愛着が。わかならいことは沢山あるけど、飄々としたはじめのおかげでシリアスになりすぎず愉快に読めました。はじめと養父のエピソードをもっと読みたいです。
が「ナイス!」と言っています。
tsuuuguuumiii
ネタバレ言葉を理解し手話ができるゴリラのローズが裁判で「ゴリラであり人間である」と認められる話。個人的には序盤のジャングルのゴリラ暮らしの描写がとてもいいなと思った。特に異母弟の小さなカリムと一緒に木の洞で雨宿りをするところ。楽しそうに樹木を掴んではめくるカリムの姿が浮かんできて愛おしい。ガンベヤの実はおいしそう。言葉にできない完璧な瞬間、親友の笑顔。初恋ゴリラとの木漏れ日のように穏やかな感情の交流。人間とゴリラを行ったり来たりできるのはとてもうらやましい。私も「言葉」に疲れているようです。
が「ナイス!」と言っています。
tsuuuguuumiii
ネタバレ遺伝子が伝える戦争のトラウマ。遺伝子は種の保存のために恐怖の記憶を子孫に伝えるしくみがあると他の本で読んだ。恐怖を避けることで子孫は生き残りやすくなるはずだがこの話ではそのトラウマがきつすぎて祖父と母は自殺、孫2人は統合失調症に。実際に精神的な病気で苦しむ人や家族からしたら、会ったこともない祖父の体験が原因といわれてもやるせないだろう。反戦は大切なメッセージだが病人が個人的に避けるには大きすぎる問題に思うし、最後亡くなった母の幻影が見えたのも症状のひとつだとするとそこに救いを見る主人公も気の毒。
が「ナイス!」と言っています。
tsuuuguuumiii
時代に合わない物事は消えていく。そんな中でも、自分が何者なのかを自覚して覚悟を決めた人は強い。真赭の薄はますますかっこよくなったし、何としても山内を存続させるという雪哉、それから金烏に強い感情を持って生きながらえてきた猿。一方で奈月彦は自分が何者なのかわからないと苦悩する一人の人間という印象に変わってきた。登場人物の自覚と他者からの認識の間を行ったり来たりさせられるのが、このシリーズを読む楽しみのひとつのような気がしてきた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/05/12(195日経過)
記録初日
2023/12/01(358日経過)
読んだ本
98冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
31135ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
13件(投稿率13.3%)
本棚
0棚
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