刑事×ミステリの短編5部 証言や状況をそのまま捉えるのではなく、あらゆる可能性を鑑みて事件を見ていく視点が面白かった。 シャーロックホームズの、「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」の言葉は出ていないのにも関わらず、それを彷彿とさせる物語でした🔥

伏線が至る所に散りばめられていた。終盤のどんでん返し、というよりは二転三転…となんども予想を裏切られる展開が続いた。視点を変えれば180度その人の見方、立場が変わるという魅せ方が素敵だなと。

現在のリニア問題に近からずも遠からずの共通した問題点もあって、かつ当時はそれらを手探りで着工していたこともあるので苦悩さがより伝わった。 めちゃめちゃボリュームがあって、かつ昔の言い回しが基本だから読むのに時間がかかった。

謎を解いちゃいけないミステリ。 トリックだったり途中までは普通…というか惰性で読んでた感は正直あったけど、 方舟と同様に、最後のどんでん返しというか、方舟を読んでいたからこそのゾッとする感じが読後感をいい意味で気持ち悪くさせた。

刑事×ミステリの短編5部 証言や状況をそのまま捉えるのではなく、あらゆる可能性を鑑みて事件を見ていく視点が面白かった。 シャーロックホームズの、「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」の言葉は出ていないのにも関わらず、それを彷彿とさせる物語でした🔥