2024年9月の読書メーターまとめ

読んだ本: 5冊

読んだページ: 1629ページ

感想・レビュー: 5件

ナイス: 29ナイス

2024年9月に読んだ本
5

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2024/09/24
百年の孤独 (新潮文庫カ 24-2)
- ガブリエル・ガルシア=マルケス
672
登録
3766
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2024/09/16
アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉 …
- エリコロウ
278
登録
248
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2024/09/15
人間関係: 理解と誤解 (中公新書 106)
- 加藤秀俊
183
登録
108
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2024/09/09
歴史としての二十世紀 (新潮選書)
- 高坂正堯
232
登録
192
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2024/09/07
消費される階級
- 酒井順子
264
登録
394

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2

2024年9月のお気に入られ登録
1

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょんす

2024/09/24

ネタバレアルカディオとアウレリャノという兄弟の名前と共に、異常な「執念」も引き継がれ、百年に渡り「堂々めぐり」のような愚行が繰り返される。ブエンディア家以外の人間には理解できないその「執念」のために、「宿命的な孤独」から逃れられず、最後に見出されたと思った「愛」も結局、ブエンディア家の人間同士の「愛」で、その結果「豚のしっぽ」が生まれてしまう。現実も非現実も超越する異常な出来事の連続に、妙にパワーをもらえる不思議な読書体験だった。

百年の孤独 (新潮文庫カ 24-2)

ガブリエル・ガルシア=マルケス

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
5

ちょんす

2024/09/24

ネタバレアルカディオとアウレリャノという兄弟の名前と共に、異常な「執念」も引き継がれ、百年に渡り「堂々めぐり」のような愚行が繰り返される。ブエンディア家以外の人間には理解できないその「執念」のために、「宿命的な孤独」から逃れられず、最後に見出されたと思った「愛」も結局、ブエンディア家の人間同士の「愛」で、その結果「豚のしっぽ」が生まれてしまう。現実も非現実も超越する異常な出来事の連続に、妙にパワーをもらえる不思議な読書体験だった。

が「ナイス！」と言っています。

「『大いなる神秘』は誰もに美しさを見る。烏が鷲になる必要はない。」自分だけで生きていると考えるのではなく、動物も自然も含めて、みんなで生きているという考えは素敵で、知恵に溢れた考え方だと思った。

アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉 (扶桑社文庫え 2-1)

古本屋で二百円で入手した。人間関係を円滑に行う方法を説く本ではない。他人と付き合うことで、異質なものを自分の中に取り込み、そこで生じる葛藤を乗り越え、自我を成長させる、そうした弁証法的な運動により人間の潜在的な能力の開発ができると説く。

人間関係: 理解と誤解 (中公新書 106)

が「ナイス！」と言っています。

「世の中は複雑かつ不思議なもので、いいことが悪くなったり、悪いものがよくなったりすると柔軟に物事を考える」必要があると説く（P.109）。そうした柔軟性のなかった共産主義が失敗したのは自然の結果だった。高坂は「政治の本質」は「妥協」だとも言う。つまり「柔軟性」だ。外交も然り。人間は理屈だけで動くものではない。案外、非合理的なものに動かされるものだと考えるのだ。それが高坂の「現実主義」だったのだと思う。

が「ナイス！」と言っています。

「差別」することはいけないというタテマエは厳しくなったが、ホンネの部分での「差別」がなくなった訳ではない。そもそも「区別」することは人間の本能に近いもので、言語化することによって世界を区分し、分類し、分析することで、人類は生き延びて来たのだと思う。ただ、SNSの普及によって、比較対象が地球規模になって、「差」を比べ出したらきりが無くなりそうだ。もう少し小さな顔の見える関係性での比較で済ましたい気もする。

消費される階級

酒井順子

あらすじ・内容

が「ナイス！」と言っています。