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2024年5月の読書メーターまとめ

女神の巡礼者
読んだ本
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読んだページ
5688ページ
感想・レビュー
17
ナイス
83ナイス

2024年5月に読んだ本
17

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • はやたろう
  • 海星梨
  • 無題

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

女神の巡礼者
ついについに最終のXに到着。そして、このPART1で、少しずつ、この物語の謎が解き明かされはじめました。まさか宇宙の真理とか、宇宙に存在する全ての生命の存在理由について、これほど緻密で壮大な背景が構築されていたとは、予想を遥かに越えていました。しかし、それでもこの物語がどのような結末を迎えようとしているのか、まだ予想もできないです。あと2冊心して読みたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
17

女神の巡礼者
ついについに最終のXに到着。そして、このPART1で、少しずつ、この物語の謎が解き明かされはじめました。まさか宇宙の真理とか、宇宙に存在する全ての生命の存在理由について、これほど緻密で壮大な背景が構築されていたとは、予想を遥かに越えていました。しかし、それでもこの物語がどのような結末を迎えようとしているのか、まだ予想もできないです。あと2冊心して読みたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
日本史や地理はそれほど詳しいわけではないですが、地名特に難読地名は面白くて、特に長い歴史の都である京都にはいろいろ面白い地名があるだろうなと、軽い気持ちで読みました。結果感じたのは、やっぱり京都は、権力者と寺社仏閣のおどろおどろしい歴史の坩堝だったなということです。地名と言ってもそこにある寺社の名前のままだったり、古い時代にやってきて様々な影響をもたらした渡来人の名前であったりするので、京都という街が一筋縄ではいかない都であると再認識しました。そんな歴史を知れば知るほど、お気楽な観光はできそうにないです。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
特集が「BLとSF」でしたが、BL小説やコミックは接近したことも無かったので、特集の評論やエッセイは未知の用語や概念が頻出して、興味深かったものの読むのに手間取りました。一方、特集の短編小説は特にBLを意識することなく、いずれもBL系の未読の作家さんですがSFとして面白く拝読しました。連載小説では、唯一読んでる『ヴェルト』が、いつどんなSFになるのだろうとやきもきしていましたが、第一部の終わりになって、とんでもないSFになって驚きました。今後の展開が楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
むつかしそうなタイトルを掲げていますが、内容は2020年以降に発表された宇宙に関する論文からの紹介で、著者が国立天文台の台長特別補佐ということもあってか、理論的な宇宙物理の話題より、観測によって発見された宇宙の不思議な天体などの話題が中心で、科学雑誌を読むように楽しくページをめくりました。21世紀なって観測機器の充実もあって、これほど多くの発見がなされていたということが驚異的でした。特に巨大ブラックホールに関するいくつかの話題が興味深かったです。やっぱり宇宙は面白すぎます。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
NOVAシリーズも第1期読み終わったので、他に読み残しているアンソロジーに手を出しました。まず創元SF短編賞アンソロジーの第一弾を選択。まず驚いたのが、高山羽根子さんもこの第一回がデビューだったということ。直木賞・芥川賞の候補常連の宮内悠介氏と芥川賞作家の高山氏もそうだったのなら、この第一回はどれだけレベル高かったのか。実際読んでみて、各受賞作以外の作品も読み応えがあって、全作品面白かった。本書のあとお見かけしない作家さんもいらっしゃいますが、私の不勉強かも。新人賞の応募作なのにすごいアンソロジーでした。
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女神の巡礼者
タイトルから地球外生命探査のお話かと思ったら、それは後半の40%で、その前は人類の宇宙探査の歴史が、それこそ19世紀のジュール・ベルヌのエピソードから現在まで、詳しく細かに語られています。著者はNASAの研究員だけあって、あまり知られてないエピソードも交えて、まさにセンス・オブ・ワンダーが溢れてとても面白かったです。SFファンならみなさん夢中になること間違いなしです。著者の宇宙への熱い思いも伝わってきて、とてもいい本に廻り合えたと嬉しかったです。
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女神の巡礼者
遥かな未来の中近東の砂漠のなかの街が舞台の、ロボットと人間の不思議な物語でした。解説によれば、作者が長年書きついで来た<コンティニュイティ>という未来史シリーズのSF作品で、戦争のための兵器として製造されたロボットが登場したりしますが、にもかかわらず本作品はヒューマニティあふれる叙情的な作品でした。個人的にはロボットの自意識とか感情とか、ひっかかる点は多いのですが、ある種のファンタジーとして心穏やかに読むことができました。しかし、ラストの一文の解釈によって、その印象は逆転してしまうかも。はたして・・・。
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女神の巡礼者
巻頭で引用されている「既知の未知というものもあります。つまり私たちは、自分の知らない情報が存在することをわかっているのです。そしてさらに、未知の未知もあります。自分が知らないということさえ知らない領域です」という言葉に感銘を受けました。科学書のなかには、本当に分かって書いているのかと思えるものもありますが、本書の著者は実績ある研究者でありながら、最先端の科学理論を深く考察しながら語っていて、例えば超弦理論などには慎重なスタンスを取っていて、とても好感を覚えました。科学の現状を知ることが出来た一冊でした。
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女神の巡礼者
本書は、未知の作者の本を事前情報全く無しで読んでみようで選びました。しかし、アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作品の第二弾だと知り、前作未読なのでちょっと後悔。そして、いきなり中世フランスの修道院が舞台で、苦手な西洋史や哲学の話だったらヤバイなと思いました。でも読み進めたら、近頃流行の恋ばな含む、お嬢様と優秀な従者が主人公のミステリで、文章も読みやすく安心しました。ただし私には謎解きよりも、中世フランスの宗教事情のほうが興味深かかったです。巻末の参考文献でわかりますが、作者がかなり勉強された結果ですね。
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女神の巡礼者
昨年この著者の『なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論』を読みましたが、ブルーバックスということもあって、かなり難解でした。しかし本書は同書でも扱われていた「多元宇宙論」に絞って、かなり噛み砕いて書かれていて、とても解り易く面白かったです。なぜこの宇宙は人間が生存するのに適した世界なのかという「人間原理」を考察するなかで生み出されてきた、マルチバースという論説。それは観測からではなく物理の理論から導かれたものだけに、その証明は今後の研究を待つしかないかもしれませんね。と、少々懐疑的ではあります。
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女神の巡礼者
ひとことで言ってしまえば、未知のウィルスによるディストピアSF小説なのですが、なんだろう、この寂寥感は。ウィルスによってもたらされた、子供達や家族の突然の死と、とりまく家族たちの後悔と喪失感に、打ちのめされてしまうような読後感は、コロナの悲劇を経験したからこそ、リアルに胸に迫りました。この未知のウィルスには、SFとしてもかなりユニークな物語があり、驚かされるのですが、やはり本書の主題はそこではなく、死によってあらためて浮き彫りにされる人生というものを、今考えなければならないということに尽きる気がしました。
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女神の巡礼者
日本最先端というか世界的にも最先端の研究所の、トップレベルの研究者の皆さんが執筆されているので、最新の研究結果が余すところ無く説明されていて、新しい知見も得ることが出来て面白かったです。私レベルの知能では、ついていけない部分もありましたが、読書百遍というように繰り返し類書を読むことによって理解が進むことを期待するしかないでしょうね。本書で特に面白かったのは「真空」についての解説でした。物質が産み出される真空とか時空の謎は、いつか解明されるのでしょうか。宇宙と物質の起源はそこがキーポイントでしょうね。
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女神の巡礼者
PART1から怒涛の展開で、ハラハラして読み進めていたのに、意外とあっさりひとつの決着が・・・と思う間も無く最後の章で驚愕の展開が開示されました。これから始まろうとしているのは、『三体』シリーズも遥かに超越する(あくまで個人の感想です)大宇宙の騒乱。それが最終巻Xの3冊で収まるのでしょうか。そして年表の最後の1行の謎は、超どんでんがえしの伏線なのか?これは急いでXを読まなければなりませんな。しかし、私は昨年から集中して読んでいてもおぼつかないのに、刊行当時に読んでた方は7年の待ち時間大変でしたでしょうね。
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女神の巡礼者
いよいよグランドフィナーレ間近の第Ⅸ巻。本書では物語の主要なキャラクターがより深く描写されるとともに、とんでもない背景と未来が開示され始めました。ということで、感想はPART2を読んでから纏めます。ただ巻末の年表との時間軸の不整合が気になって、これはもはやXまで一気読みするしかないかも。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
21世紀のスペースオペラは、こうなるしかないよね。という感想でした。小型の宇宙船で、この広大な宇宙を駆け巡るのは、現実的でないし、かといって巨大な宇宙戦艦をもちだしたらミリタリーSFになってしまう。そんな時代に、日本スペースオペラの大家である森岡浩之氏が提示してくれたのが、このポスト・ヒューマンとスペースオペラの融合した新しいスペオペ。最初は天使だとか悪魔だとかの登場に、ファンタジー系のラノベかと危惧しましたが、種明かしが進むにつれて夢中で読み進めました。今後もこの路線を継続されるなら楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
宮内悠介氏は、デビュー作の『盤上の夜』と『ヨハネスブルグの天使たち』を刊行当時に読みましたが、当時の私には難解で、その後様々な文学賞を受賞された作品も、私には向かない高度な文学作品だろうと手を出しませんでした。しかし最近になって敬遠していた作家さんの作品に挑戦するようになり、本書も手にとりました。そしたら面白いじゃないですか。2016年以後に発表された短編を集めてあって、中には私小説のような作品もあり、デジタル時代に育った若者の葛藤を描いた作品ありで、真の現代文学はこういうものなのかと感動でした。
が「ナイス!」と言っています。
女神の巡礼者
けっこう宇宙論関係書籍を読んできて、たぶん宇宙論の現在地は押さえることができてると思うけど、ついつい新刊に手が出てしまう。本書はそういう宇宙論を深く掘り下げるものではありませんでしたが、東大の宇宙物理学の先生の、研究にまつわるあれやこれやのエッセイで、その物理的な発想や考え方が面白かったです。「ぼくはなぜ今ここに存在しているのだろう?」という子供の頃からの疑問を追い続けた先生の人生。この疑問は私の疑問でもあるので、共感を覚えましたし、そうした研究に携わってこれらたことが羨ましくもありました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/11/11(4602日経過)
記録初日
2011/08/02(4703日経過)
読んだ本
698冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
223376ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
512件(投稿率73.4%)
本棚
20棚
性別
URL/ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/mybestgoddess
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