読みながら寝落ちしたら悪夢を見た。 「芋虫」は想像すると恐ろしいから想像しないように読もうとしたけど、その姿が鮮明に見えてしまった。どの話もまた読みたくなるような、中毒性みたいなものを感じた。

時間がないから子どもと満足に遊べない、そんな今のわたしの現状を戒めるようで心が締め付けられた。まさに私は時間泥棒に時間を盗まれてしまっているのだと思う。その事を知っているだけでも「生きること」への向き合い方が変わる気がする。今この本を読めて良かった。 ただ前半は少し退屈な部分があり眠気に襲われたが、「児童書なんだから読めるぞ」と自分に言い聞かせて読んだ（笑）後半につれ次第にストーリーが加速し一気に読めた。

瀬野さんの容姿が気になりすぎる。高校生で、どれほどまでの美しさなのか。伏線回収がとても気持ち良い。複雑な言い回しなどもなく淡々と話が進む。とても読みやすかった。

それぞれの女性がかかえる葛藤を静かに見守るように読んだ。みんな一人一人に過去があり、今がある、きっとそんな話だと思った。

自身の「忘れられない人」を思いながら読まずにはいられなかった。「忘れられない人」ほど恋愛の渦中はとても幸せだった。確かにその人を選んでいたら違う人生があったよな。直美の性格が自分に重なる部分があり、イライラさせられたり共感させられたり何度も感情を揺さぶられた。時代は変われど人を好きになる気持ちや子を愛する気持ちは変わらない。 最後の結び部分のストーリーは正直必要なのかどうか分からず..。本屋で「泣ける」とのことでオススメされていたので、号泣するぞと意気込んで読んだがそこまで泣ける箇所はなかった。

読みながら寝落ちしたら悪夢を見た。 「芋虫」は想像すると恐ろしいから想像しないように読もうとしたけど、その姿が鮮明に見えてしまった。どの話もまた読みたくなるような、中毒性みたいなものを感じた。

「世界で1番透き通った物語」を読む前に読むべきだった。全部忘れてもう一度騙されたい。