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アイリスオーヤマの会長が、自社の経営理念に至る過程と、その背景にある想いをまとめた一冊。企業としての強さがよく分かる一方で、この理念で利益を出し続けるには、人件費を抑えるために社員には相当な厳しさが求められるのではと感じました。その上で、社員が辞めないような魅力づくりが巧みなのだという印象も受けました。どこまでが事実なのか分かりませんが、語られていない部分が気になります。ある意味、恐ろしい…。

いかなる時代環境でも利益を出す仕組み (日経ビジネス人文庫)大山健太郎

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あらすじ・内容

ナイス ★3

コメント(0)2025/02/16

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16人の専門家が、それぞれの視点から「今どきの若者」について分析しています。新しい気づきや納得できる説もあれば、やや論理の飛躍を感じるものもありますが、全体としては一つの現実を浮かび上がらせているように思いました。また、今後は多様な世代が現役世代として共存することになり、世代間の課題を解決しなければ、将来の世代に大きな影響を及ぼすことと改めて認識しました。「今どきの若者」を理解するだけでなく、若者自身が「自分たちはどのように見られているのか」を知るためにも、読む価値のある一冊だと思います。

「今どきの若者」のリアル (PHP新書)山田昌弘

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あらすじ・内容

ナイス ★3

コメント(0)2025/02/16

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ネタバレストーリーの構成がしっかりしていて、最後まで飽きずに楽しめました。細かい部分にはツッコミどころもあるものの、それ以上に物語の面白さが勝ってました。終盤では、登場人物たちが前を向くハッピーエンドが用意されていて、死人がでれば犯人探しのようなミステリーの固定観念を良い意味で裏切られたのも良かったです。就活生が主役のミステリーは初めて読みましたが、「もし自分がこの状況にいたらどうする？」と考えさせられる部分もあって、絶対に冷静ではいられないな…と思いました。

六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)浅倉秋成

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あらすじ・内容

ナイス ★20

コメント(0)2025/02/16

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センスとは何かを説いた一冊。HowTo本ではなく哲学書なので、じっくり読むのに適してます。読者のことを考え、できる限り読み易い文体に心がけているように思います。センスを、リズム、うねり、デコとボコなどと捉え、本質的には何かを説いてます。付録の内容が良かったです（良い悪いではなく、自身が何を好むかを把握して伸ばす）。

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ネタバレアンパンマンの生みの親「やなせたかし」さんの詩集兼自叙伝の入門書。見開きで、右に詩やエッセイ、左にその背景や想いが記されています。三越の包装紙の文字を手がけたことや、放送作家・構成作家としての活動にも触れられ、その幅広い才能がわかります。また、「ヒーローとは何か」など、大切にしている価値観も描かれています。成功までの道のりには多くの困難があり、諦めなかったからこそ夢を叶えたこと、諦めないことの大切さを学べます。シンプルながら心に響く言葉が多く、勇気をもらえる一冊です。

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東日本大震災の被災者とその家族が体験した霊的な出来事をまとめたノンフィクション作品。霊体験を信じていない作者が、体験者への聞き取りを通じて、その証言を丹念に記録している。タイトルが示す通り、そこには「魂でもいいから、そばにいてほしい」という、残された家族の切実な想いが込められている。話の真偽を問うのではなく、そう信じることでしか生きていけない遺族の現実が浮かび上がる。震災によって遺された人々の心情が丁寧に描かれており、非常に印象深い一冊。良書。

魂でもいいから、そばにいて ─3・11後の霊体験を聞く─奥野修司

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あらすじ・内容

ナイス ★6

コメント(0)2025/01/27

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有栖川有栖を題材にした、7人の小説家による短編集。有栖川作品の、お馴染みの登場人物が各作家によって絶妙にアレンジされています。短編としての完成度はもちろんのこと、有栖川作品の雰囲気を忠実に再現したものから、作家独自のアレンジを加えたものなど、それぞれに個性が光る内容でした。特に巻末に収録された、有栖川有栖自身による各作品の総評も良かったです。35周年記念トリビュート小説とのことですが、他の著名作家でも同様の試みがあっても良いと思いました。

有栖川有栖に捧げる七つの謎 (文春文庫あー 59-50)一穂ミチ,今村昌弘,白井智之,青崎有吾,阿津川辰海,織守きょうや,夕木春央

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あらすじ・内容

ナイス ★11

コメント(0)2025/01/26

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有名な自己啓発本。副題「The Artist's Way」の示す通り、アーティストになるための願望？やる気？を再認識することが主なテーマです。しかし、自分の隠れた願望を見つけるという点では、他の目的にも応用できそうです。本書では実用的な方法が記載され、1章毎に1週、全12週のプログラムが自身の願望の見つけ方や育て方として掲載。また他の自己啓発本にもある、「自分の頭の中を紙に書き出す」というのは、改めて効果的だと感じました。最も気になったのは、1週間活字に触れない生活のススメ。これはなかなか厳しい…orz