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2024年12月の読書メーターまとめ

ゆづるは
読んだ本
4
読んだページ
1160ページ
感想・レビュー
4
ナイス
258ナイス

2024年12月に読んだ本
4

2024年12月のお気に入り登録
2

  • まんぼう
  • たんすか

2024年12月のお気に入られ登録
3

  • Kircheis
  • まんぼう
  • たんすか

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆづるは
あの八本の腕はもつれないのだろうかとずっと不思議だったが、腕に集まったニューロンのおかげで、腕は脳の指令を待たなくても独自に動けるようだ。作者らしい哲学的な章もあり、そこは少し時間をかけて咀嚼しながら読んだが、タコの行動はとても興味深く、面白かった。そしてタコもいいが、ジャイアント・カトルフィッシュにも心惹かれた。タコになったらどんな気分かは結局よくわからなかったものの、ともに海をたゆたいながら、皮膚に表れる色の変化の具合――タコたちの「つぶやき」をじっくり観察してみたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
4

ゆづるは
ネタバレせずに紹介するのが難しい本。曖昧な世界で砕けたガラスを踏んで初めて「ああ」と気づくような印象のものもあれば、逆に溶け込んでいくものもある。しかしいずれもイマジネーションの波にさらわれるというか、たとえば『流下の日』は霞がかったモノクロやセピア色からぱっと反転した色と動きの鮮やかさに衝撃を受けた。着地しないと気がすまない人には勧められないが、この作者の描く領域はなかなか癖になる。
が「ナイス!」と言っています。
ゆづるは
あの八本の腕はもつれないのだろうかとずっと不思議だったが、腕に集まったニューロンのおかげで、腕は脳の指令を待たなくても独自に動けるようだ。作者らしい哲学的な章もあり、そこは少し時間をかけて咀嚼しながら読んだが、タコの行動はとても興味深く、面白かった。そしてタコもいいが、ジャイアント・カトルフィッシュにも心惹かれた。タコになったらどんな気分かは結局よくわからなかったものの、ともに海をたゆたいながら、皮膚に表れる色の変化の具合――タコたちの「つぶやき」をじっくり観察してみたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
ゆづるは
仏教、道教、イスラム教、キリスト教(プロテスタント)、天主教(カトリック)の五大宗教の聖職者たちが体育で綱引きをするという奇妙なシチュエーションが、金やら名声やら欲望を絡めながらゆるゆると続いていく。実に深刻な事態が起きているというのに、その傍らで人間が悲喜や業をせっせと積み上げているのが何ともおかしく哀れだ。随所で差し挟まれる切り絵もいい味を出していて、派手さはないもののついつい読み進めてしまう、そんな小説だった。
が「ナイス!」と言っています。
ゆづるは
読む前に少しばかり気合を入れる必要があった『三体』よりとっつきやすく、読解に必要なエネルギーもあまり消費しない(つまり疲れない)。児童書のような雰囲気だと思っていたら、やはり刊行はそうだったらしい。 恐竜と蟻の共存と対立の構図は興味深かったものの、セリフ等の軽さも相まって少々物足りないかと感じていたところ、後半に入り面白さが加速した。白亜紀の終わりをそう展開させるのかと。→
ゆづるは
2024/12/14 18:39

文明の発展と衰退を描くにはボリューム不足が否めないし、遊び心のほうが強いようにも見えたが、夢のある話を楽しませてもらった。 余談だが、読みながらベルナール・ウェルベルの『蟻』を思い出した。本作がいけるなら、そちらもお薦め。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/12/08(30日経過)
記録初日
2010/02/19(5436日経過)
読んだ本
62冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
21087ページ(1日平均3ページ)
感想・レビュー
62件(投稿率100.0%)
本棚
9棚
自己紹介

2024年12月8日に再入会しました。
読んだものをすべて登録している本拠地はブクログにありますが、あまりにも雑多なので、読メには相性や共読本に反映させたいものだけぼちぼち載せていく予定です。

まだ共読本の表示がない頃、ナイスしてくださった方の感想を探し回ることに疲れ、もっと自分の読書時間を確保したくて退会しました。今は共読本がすぐわかるので便利になったなと思います。
それでも再入会にあたり、読後に自分からナイスを押して歩くことはやめました。たまに、本当に時間があるときに1人押すくらいかな…(いただいたときはできるだけお返ししています)。

お気に入りさんには共読本の他、「面白そうだな、読みたいな」と思ったものにもナイスしています。

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