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2023年12月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
11
読んだページ
2923ページ
感想・レビュー
11
ナイス
110ナイス

2023年12月に読んだ本
11

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱせり
これは、別れを受け入れる物語。その過程の物語だと思うのだ。別れがたい思いは、ときに執着に繋がると思う。辛いけれど執着を手放していく。「扇の要をはずす」という言葉があった。扇が扇としてまとまるのは、要があるからこそ。その要を外すのはきっとその先にある善きことを信じることでもある、祈ることでもあると思う。
が「ナイス!」と言っています。

2023年12月の感想・レビュー一覧
11

ぱせり
フィンランド特有の風土の上で、動物、妖精たちと人びとが活躍する13の物語。森の小屋で、ひとりのおばあさんが糸を紡いでいる。「糸をつむぐとお話の毛糸玉ができる。毛糸玉ひとつにお話ひとつ、その仕事をおばあさんは、もう何百年もつづけてきたというのです」これはそのまま、おばあさんの仕事場のような童話集。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
これは、別れを受け入れる物語。その過程の物語だと思うのだ。別れがたい思いは、ときに執着に繋がると思う。辛いけれど執着を手放していく。「扇の要をはずす」という言葉があった。扇が扇としてまとまるのは、要があるからこそ。その要を外すのはきっとその先にある善きことを信じることでもある、祈ることでもあると思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
世の中、何が起こるかわからないものだ、と思う。ページを開くたびに変っていく急展開のドラマはカエルたちの目線で、なんとダイナミック。背景は、池の青緑の水。広がりと底知れぬ深さを湛えて、涼し気だったり不気味に思えたり。はたこうしろうさんの訳による、ぽんぽんと飛び交うカエルの会話が落語みたいで楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
ペアテが考案した条文は、結局、憲法草案からは、かなり削られてしまったものの「男女平等」という言葉は残された。当時の日本政府が「日本には、女性が男性と同じ権利を持つ土壌はない。日本女性には適さない」と撥ねつけようとしたことも、アメリカ側が「ここだけは」と通したことも、覚えておきたい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
物語は36章+1。山を背にした複数の男女の一年間。その時々の自然描写や人の仕事を抜き書きすれば、山の歳時記ができそう。この本は、作者から読者に贈ってくれた『フォンターナ・フレッダ三十六景』。人の暮らしの悲喜こもごもを、私は動かぬ山の立場で見ているような気がする。だから、物語が静かだと感じるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
現在のわたしにとって、彼らの「小さな旅」の物語は、わたしのタイムマシーンだ。行ったきりにならないで、本を閉じると同時にここへ帰って来ることが約束されているから、ある主人公たちのように悩んだり躊躇することなく、このマシーンに乗れる。いちばん好きなのは『世界最初のパイロット』
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
意志が強い、ということも過ぎれば、頑固者、融通が利かないとか、欠点になってしまう。身内が呆れるほどの子どもの強い性格を、母親は、そのまま大切な資質、として、伸びやかに育てた。少女も魅力的だが、彼女のもとに集まってくる仲間たちも良い。どのように生きたら生きやすいか、ということにはあまり興味がない人たちなのだ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
この本を読んでいると、落ち着いたポジティブさや、安心に満たされてくる。全体として明るい話ではないのに。ないから?いつのまにか、わたし、励まされている?諦めではないのだ。先ずはありのままを受け入れる。そのうえで、どんな飛び方ができるのか、わたしもわたしなりに探していこう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
信ちゃんにとってトラノスケは自分にしばりつける「ペット」ではなくて、自分の知らない顔も持つ「友だち」なのだ。壁のポスターの動物たちみたいに友だちがふえていく。世代も種族も越えて。空気の温度も変わっていくようで、幸せな気持ちになる。猫も子どもも自由に歩き回れる町は本当に幸せな町なのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
自分が大人になるまでにどんな道を通ってきたかなどということは、都合よく忘れてしまったけれど、ディヴィッドの旅を追いかけながら、何度も息を呑み、ハラハラし、大人になるというのは容易なことじゃないと、つくづく思う。それに手を貸す大人にとっても、死なされるしかない親にとっても。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
次々に容易ならぬ出来事が起こるが、読んでいる私は何と穏やかな気持ちで安らいでいたことか。起った出来事の大きさや深刻さよりも、その都度の神父たちの心情のほうが静かなドラマだと感じるからかもしれない。また、この物語が、この世を去っていく人の満ち足りた思い出の物語であるからかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(5560日経過)
記録初日
2008/01/05(5981日経過)
読んだ本
2786冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
697129ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
2759件(投稿率99.0%)
本棚
92棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

読みたい本・読んだ本の記録として、読書メーターを使っています。いまは、いただいたナイス(ありがとうございます)のチェック・お返し等、一切しておりません。申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。



積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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