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2024年1月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
9
読んだページ
2140ページ
感想・レビュー
9
ナイス
133ナイス

2024年1月に読んだ本
9

2024年1月のお気に入られ登録
1

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2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱせり
自分のほうが敵より一枚上手、と思っていたのに、罠に嵌ったのは自分等の方。刻一刻と大切なものが奪われる時間が近づく。たちこめるオカルトチックな雰囲気。不安。緊張感。後半のドキドキしたことったら!主人公の恋も気になるところ。恋人への要望は、自分の人生、何に重きを置いて生きていくかの確認のよう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
9

ぱせり
幽霊たちのやさしさがしみじみと温かくて、人知れず静かに苦しんでいる人たちが、過去からこんなにも大切に見守られていることに、ほっとする。目に見えても見えなくても、あの人は、どこかできっとこちらのことを気にかけていてくれるかもしれない、とも思えて。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
学問の府で、科学や叡知が、理性の進歩を阻むこともあるみたい。凝り固まった考えがまわりまわって、物語に絡んでくる嫌らしさ。それであっても、ラストに灯された小さな光は、ひときわ明るい。作者がもともと児童書の作家さんであることにもよるかなあ、と思いつつ、ほっとしながら読み終えた。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
ミルドレッドの回りの人たちは、ミルドレッドが内面にどんなに素晴らしい宝をもっているかということも、その宝にしっかりと根を下ろして安定して立っているかということも、逆立ちしたって気づくことができない。少しだけ開いた手のなかの、彼女の宝物をちょっと見せてもらったような気持ちの読者である。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
闇は、くるまったマントのように温かく感じる。木々の向こうにいるかもしれない動物の気配も、子どもらを照らす親し気な満月も。きんとした冷たささえも含めて、やはり、温かい、と感じるのは、子どもたちの満ち足りた気もちによるのだろうか。目鼻があるかなきかという程度にしか描かれていない子どもたちの顔もよかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
自分のほうが敵より一枚上手、と思っていたのに、罠に嵌ったのは自分等の方。刻一刻と大切なものが奪われる時間が近づく。たちこめるオカルトチックな雰囲気。不安。緊張感。後半のドキドキしたことったら!主人公の恋も気になるところ。恋人への要望は、自分の人生、何に重きを置いて生きていくかの確認のよう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
遠景のようだった事件がいつのまにか近づき、巻き込まれていく事情は、二作目の「秋」に似ている。そして、物語のそこかしこに置かれた小さな切ないようなやさしいようなエピソードが愛おしく思えるのも。だけど、この本の結末は閉じているとは言えない。思いがけない方向からの「あれ」はどういうことなのか。待ち遠しい春!
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
幻の処女作『ホテル・トロール・メモ』を中心にした三つの章が若かった日を振り返る。神保町にも神戸にも「神」がいる。「神」ってなんだろう。地名の漢字あそびではなくて、出会った誰かではなくて、この一冊の美しい本のそこかしこに感じる、無数の物語に籠る何かの気配を「神さま……」と呼びたい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
どこにでもありそうな光景、時間が、どんなにかけがえがなかったかは、きっとあとにならないと気がつかないのだろう。特別なことは何もなくていい。なんでもない日がいい。そう思いながら読んでいる。だけど、いつもそこにある、これからもある、と思っていたものは、本当はなんと壊れやすいのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
ロサリオを愛するアントニオの気持ちは切ないけれど、彼もエミリオも、良家の息子で帰る家があり、将来は安泰なのだ。彼らは、帰る場所を手放すことはない。アントニオのロサリオへの思いが切々とうたわれればうたわれるほどに、その立場の違いがいっそう引き立つように思えて、ロサリオの境遇の暗さ、救いようのなさが際立つ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(5773日経過)
記録初日
2008/01/05(6194日経過)
読んだ本
2826冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
706909ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
2799件(投稿率99.0%)
本棚
92棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

読みたい本・読んだ本の記録として、読書メーターを使っています。いまは、いただいたナイス(ありがとうございます)のチェック・お返し等、一切しておりません。申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。



積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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