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2026年1月の読書メーターまとめ

にゃるはや
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2026年1月に読んだ本
4

2026年1月のお気に入られ登録
1

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2026年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

にゃるはや
暴力とともに生きてきた新道依子は、その腕を買われ、暴力団の箱入り娘の護衛を任される。対極的な二人の人生を描いたバイオレンス小説。 肉体で道を切り拓く依子と、家柄に抑圧された少女の精神的な自立。暴力と葛藤を重ね合わせた「ビルドゥングスロマン×任侠もの」とも言える作品です。 ただ、個人的にダガー賞という触れ込みほどの独創性は感じられませんでした。むしろクラシックな価値観や手触りを現代的に磨き直した一作という印象です。 王道のバイオレンスが持つ力強さや、不器用な二人の成長物語として楽しめる作品です。
にゃるはや
2026/01/11 00:34

あらすじを読むと、なんだか凄まじくバイオレンスな作品のように紹介されていますが、純文学の中では比較的に暴力描写が多いというだけなので、そこまで酷い描写はありません。  解説の深町秋生が書かれている作品の方が、よっぽどバイオレンスです。

が「ナイス!」と言っています。

2026年1月にナイスが最も多かったつぶやき

にゃるはや

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。  去年読んだ本では「カッコーの歌」がベストでした。SFでは「ハイペリオン」、ミステリでは「皇帝のかぎ煙草入れ」、サスペンスでは「野良犬の値段」が特に楽しめました。 2025年の読書メーター 読んだ本の数:91冊 読んだページ数:28779ページ ナイス数:3260ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1564920/summary/yearly

が「ナイス!」と言っています。

2026年1月の感想・レビュー一覧
4

にゃるはや
時間SFをテーマにしたアンソロジー。「真鍮の都」と「努力」の二編が面白く、特に「努力」は素晴らしい一編です。 あらゆる場所の“過去”を映し出せるビデオカメラを発明した二人の男の物語で、犯罪の瞬間を撮影して恐喝に使い資金を集め、やがてアレクサンドロス大王などの偉人の映像を用いた伝記映画を制作する、という「実際の歴史を映像コンテンツにする」という発想が秀逸でした。 世界に影響を及ぼす発明を手に入れた2人が、私利私欲を超えて「世界から隠蔽をなくし、戦争を根絶する」という壮大な変革へと突き進む物語が楽しめました。
にゃるはや
2026/01/20 22:48

<真鍮の都・ネタバレ有> 22世紀から来た時間旅行者が、偉人の複製を作る目的でシェヘラザードを連れ帰ろうとするものの、誰もいない遥か未来へ飛ばされてしまう物語。   時間を超えた恋愛譚としてよくまとまっており、互いを「自分より身分が高いVIP」だと思い込んだまま進む恋愛模様が巧みです。身分差を軸にした恋物語としても楽しめました。   特に印象的なのは、シェヘラザードの機転と話術です。 持ち前の口八丁で次々と危機を切り抜けていくキャラ造形が面白く、古典的な設定を見事に現代的に昇華させていました。

にゃるはや
2026/01/20 22:53

<努力・ネタバレ有> 本作が書かれたのは1940年代であり、現代のCG技術が発達した世界では、もはや描けない発想だと感じました。その意味でも非常に稀有な短編です。 作中では、核によってカメラが消滅してしまいましたが、それでもなお、人々はその消失を信じないでしょう。「カメラが存在しない」ことを証明するには、皮肉にも“カメラ”が必要なのですから。 おそらく、存在しないカメラを巡って、新たな戦争が始まったのでしょう。戦争をなくすための「努力」が、結果として戦争を加速させるという皮肉さが印象的でした。

が「ナイス!」と言っています。
にゃるはや
日本一の殺人都市・牟黒市で起きる、豚の頭を被った死体や、死体の腹に埋め込まれた死体といった猟奇殺人。文字の読めない作家、あらゆる事件を隠蔽する刑事といった、個性的な4人が破天荒なトリックに挑むバカミス小説です。 本作は滅茶苦茶なトリックと、4人の行動によって事件がおかしな方向に捻じれていくカオスな展開が印象的です。犯人を逃がしたり、事件と無関係の人間を轢き殺させたりと、トリックを解いた後も予断を許さない展開が続きます。 タイトルとは裏腹にブラックな笑いが楽しめる、毒気の多いミステリー作品です。
が「ナイス!」と言っています。
にゃるはや
暴力とともに生きてきた新道依子は、その腕を買われ、暴力団の箱入り娘の護衛を任される。対極的な二人の人生を描いたバイオレンス小説。 肉体で道を切り拓く依子と、家柄に抑圧された少女の精神的な自立。暴力と葛藤を重ね合わせた「ビルドゥングスロマン×任侠もの」とも言える作品です。 ただ、個人的にダガー賞という触れ込みほどの独創性は感じられませんでした。むしろクラシックな価値観や手触りを現代的に磨き直した一作という印象です。 王道のバイオレンスが持つ力強さや、不器用な二人の成長物語として楽しめる作品です。
にゃるはや
2026/01/11 00:34

あらすじを読むと、なんだか凄まじくバイオレンスな作品のように紹介されていますが、純文学の中では比較的に暴力描写が多いというだけなので、そこまで酷い描写はありません。  解説の深町秋生が書かれている作品の方が、よっぽどバイオレンスです。

が「ナイス!」と言っています。
にゃるはや
福井で発生した連続主婦殴打生き埋め事件。母親の復讐を果たす為、奈津川四郎は捜査を開始する。 医者として高い知性を持ちながらも感情が昂ると自制が効かず、車でもヤクザでも躊躇なく殴り飛ばす。犯人以上に危険な性格の主人公が魅力的でした。 暴力に飢えながらも愛を求める四郎が凶悪事件に立ち向かう過程で、家族への憎悪と愛情が描かれており、ミステリ・サスペンス・人情ドラマを高い密度で纏めています。予想外の方向で楽しめました。 冗長な家族描写や、ご都合主義的な展開はあるものの、凶悪犯罪と家族愛を融合させた希少な作品です。
にゃるはや
2026/01/05 22:36

本作というか作者の特色だと思いますが、句読点を極力排し、途切れることなく流れ続ける心理描写も印象的でした。  軽口・推理・不安が入り乱れ、常に騒がしい四郎の内面と、この文体が見事に噛み合っており、事件を追うというよりも、四郎の思考の奔流に巻き込まれていく感覚が味わえます。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/02/27(348日経過)
記録初日
2014/04/01(4333日経過)
読んだ本
129冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
42213ページ(1日平均9ページ)
感想・レビュー
124件(投稿率96.1%)
本棚
15棚
性別
職業
IT関係
現住所
栃木県
自己紹介

一度読んだ本の内容が思い出せない事に恐怖し、読書メーターを利用する事にしました。
基本的に、ミステリ・SFを中心に読みます。

レビューでは、特にランク付けは明記していませんが、面白かった順から、「傑作」「良作」「佳作」の本棚に配置しています。


読メでは文字数制限がきついので、長文レビューはブクログでつけるようにしました。(漫画、ゲームもこちらでつけてます)
https://booklog.jp/users/blacktamanegi

また、映画の感想もつけはじめました。
https://eiga.com/user/1377252/


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