キャラの造形も、章ごとに視点人物が変わる構成もとても良かった。マシューとサラ・ジェーンのコンビが好感度高い。シリーズ化してくれないかな。

キャラの造形も、章ごとに視点人物が変わる構成もとても良かった。マシューとサラ・ジェーンのコンビが好感度高い。シリーズ化してくれないかな。

拉致監禁から生還したエリーはDDウォレンシリーズのフローラを想起させるが、このあとどうなっていくかを想像するにあまり応援したくはならなそうな気がする。アメリカでも日本でも、世界中で子供を加害者にしない教育が早急に必要だね。

再読して改めて思ったのは、コミュニケーションとは、ということ。２人は驚くべきスピードで言語を習得していったが、かなり「流暢」になってからもロッキーの話し方はエリディアン語の特性に引っ張られているが、充分に意思疎通ができていて、辿々しくとも冗談や皮肉もちゃんと伝わる。自分の話す外国語にも、外国からやってきた人たちの日本語にも、それくらい寛容でいいのだ。

世界設定にうまく乗れなくてイマイチ。

活字で読んだときは最高だと思ったのに、それを超えてくる面白さ。活字で読むときもキャラの声はイメージ音声で「聞いて」はいるけど、やっぱりプロはさすがってことか。ますます来年の映画が楽しみになってきた。

まさに私が知りたかったことが満載。都市部以外の庶民の日常着の素材、作られ方、着られ方がじつに詳細に記録されている。さらには衣類に関する習俗を表す言葉の数々も思わずニンマリしてしまうほど楽しい。じつに久しぶりの、いや初めての？「オレ得」な１冊でした。

佐和さんとるいさんのシスターフッドが胸熱でした。新婚カップルがあっちにもこっちにも。

う～ん……時計仕掛けも狩られる者たちもなんか消化不良だったのに、新シリーズたからと期待したのがなぁ……オープンプランへのこだわりがなんかスゴくて笑えた（笑えない）