収録作品は「真夜中のアボカド」「銀紙色のアンタレス」「真珠星スピカ」「湿りの海」「星の随に」。個人的には「星の随に」が一番好きです。子供が主人公の話は違う世界で起きていると感じることが多いのですが、この話はコロナ禍の描写(その時の窮屈さ)を通して、距離感をぐっと縮めてくれました。あの時、子供の目から見たこの世界はこんな感じだったのかなぁ？主人公の子供ならではのまっすぐさは、嫌なことを丸ごと受け止めて好きに変えられる力になっている…と感じました。世界の切なさを優しく包む窪ワールドに浸れる1冊です。

収録作品は「真夜中のアボカド」「銀紙色のアンタレス」「真珠星スピカ」「湿りの海」「星の随に」。個人的には「星の随に」が一番好きです。子供が主人公の話は違う世界で起きていると感じることが多いのですが、この話はコロナ禍の描写(その時の窮屈さ)を通して、距離感をぐっと縮めてくれました。あの時、子供の目から見たこの世界はこんな感じだったのかなぁ？主人公の子供ならではのまっすぐさは、嫌なことを丸ごと受け止めて好きに変えられる力になっている…と感じました。世界の切なさを優しく包む窪ワールドに浸れる1冊です。