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2024年5月の読書メーターまとめ

よし
読んだ本
13
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3454ページ
感想・レビュー
13
ナイス
106ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月のお気に入り登録
1

  • やっちゃん

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よし
ネタバレやっと冬が来ました。きっと冬はチョコレートだろうという期待通りのタイトルで、小佐内さんとの出会いや、2人が小市民を目指した理由も明かされ、過去と現在に起こった事件を行き来しながら進むストーリー。1日に一粒ずつの、贅沢で苦みのあるチョコレートと同じで、終わりが来るのが残念な気持ちでいましたが、小佐内さんが最後の一粒を取り上げていったので、きっとまだ続くことだろうと勝手に思っています。小佐内さんは、やっぱり小佐内さんだな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
13

よし
森で行方不明になった5歳児マヒト。1週間後、無事保護される。生還したマヒトは、森で何があったのか話そうとしないし、行方不明になる前と後では明らかに様子が違う。不審に思う母岬と、マヒトのために、マヒトの叔父である冬也は森でマヒトに何があったのかを調べ始める。森の中のことが少しづつ明らかになるにつれ、不可解なマヒトの言動の理由も解明される。誰にでもある弱さゆえに誰でもが道を踏み外してしまう可能性があることも伝わります。深刻な場面も多いはずですが、読後はなんだか楽しい気分になりました。#NetGalleyJP
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よし
自分のやりたいことを叶えようとする難しさと、やりたいことを見つけたい焦燥が、ロピとルウシュそれぞれの物語の中で描かれていました。あの物語が出てくるから、たぶん物語の舞台は未来の地球。確実に滅亡へと向かっている世界。そんな世界で、ロピやルウシュが送っている日常や青春、危機感や、未来への展望も、今の若者たちと変わらない。だからきっと、夢や将来に悩む若者たちが共感する1冊であり、今を生きるすべての人が、未来を考えるための1冊になるのではないかと思いました。#NetGalleyJP
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よし
気候変動などで起こる森林火災が、動物たちの目線で描かれている。真っ暗な森の中を太陽を探し求める動物たちが見つけたのは、太陽の暖かさではなく焼け焦げる炎。雨が降り、平穏を取り戻した動物たちの祈りが胸に痛いです。闇と炎の後の明るい森の様子から、清々しく澄んだ空気が伝わって来るようです。ずっとこのままであってほしい、”いつまでも、ずっと。”#NetGalleyJP
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よし
人にはそれぞれ事情があり、秘密がある。中3に進級する手前の春休み、家庭の事情で一人暮らしを始めた花南子の周囲で不審な出来事が起こる。同級生の根尾とともに、調査員の今津の力を借りながら真相に近づく。タイトルと結末が結びついている。明言はされていないけど、そういうことだったのか、と思わせる。「コップを大きくすればいい」は、中学生に届いてほしいメッセージでした。
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よし
ネタバレやっと冬が来ました。きっと冬はチョコレートだろうという期待通りのタイトルで、小佐内さんとの出会いや、2人が小市民を目指した理由も明かされ、過去と現在に起こった事件を行き来しながら進むストーリー。1日に一粒ずつの、贅沢で苦みのあるチョコレートと同じで、終わりが来るのが残念な気持ちでいましたが、小佐内さんが最後の一粒を取り上げていったので、きっとまだ続くことだろうと勝手に思っています。小佐内さんは、やっぱり小佐内さんだな。
が「ナイス!」と言っています。
よし
薫子は、夫との離婚に続いて最愛の弟も亡くしてしまう。そんな中、弟の元カノであるせつなとの交流が始まり、薫子とせつなの関係性が、カフネの活動を通して少しずつ近づいてゆく様子が丁寧に書かれていました。ストーリーに組み込まれたたくさんのエピソードに、心を痛めることもありましたが、その隙間を埋めるように、心を癒すような温かい料理が並べられ、人間の弱さや頼りなさを支えてくれる気がしました。無敵のように思えたせつなの、完全武装の内側に薫子が寄り添う未来がに思いを馳せました。#NetGalleyJP
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よし
死んだはずの山田の声が、教室のスピーカーから聞こえる。それだけ聞くと怖いけど、このストーリーでは全くそんなことはない。男子特有のノリで、ばかばかしい普通の日常が描かれる傍ら、山田の復活にいろんな思いを感じているクラスメイト達が描かれる。終盤まで、単純に青春や、命のはかなさについて思いを馳せながら読んでいましたが、終盤の和久津との会話に、この本がミステリーだったことを思い出させられました。明かされる事実と和久津の想いに胸が痛みましたが、良い結末になってホッとしました。#NetGalleyJP
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よし
主人公のヒロは、義兄のミトさんにアドバイスをもらって、「杉森くんを殺す」準備をし始める。この作業は、ヒロを感情的に追い詰めることから少し距離を取ることができたと思う。そして、ヒロの事情を知っている人物たちと、新しい人間関係との間で、杉森くんへの気持ちに整理をつけてゆく過程が丁寧に書かれていて、この本が、西日本読書感想画の指定図書になっている理由がわかる気がした。専門家の解説や、窓口機関などの紹介などもあって、ぜひたくさんの人に読んでもらいたい1冊でした。
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よし
文豪の作品はあまり読まないけれど、文豪がどんな人だったのかは気になります。経衰弱に何度もかかり、胃が紙みたいに薄くなって、50歳にならないうちに亡くなってしまうなんて、なんだか大変な人生ですが、香日ゆらさんの漱石愛にまみれた解説で、身近でキュートな人物として伝わってきて、楽しい。江の島旅行とか、漱石の自由なふるまいにも、憎めない様子が伝わってきます。こんな感じでなぜ神経衰弱や胃潰瘍になるのか。やっぱり作家って大変なんだなぁ。
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よし
「みんなはきっとこう思うだろう」というものと、自分の思い込みで決めつけている、透明なルール。透明なのにがんじがらめになっていてとても苦しい。優希のように、自分の意見がきちんと伝えられたら、それが受け入れられることもあるのかもしれない。サブスクによっていろんな文化がスキップされたり、倍速になったりする時代に、丁寧に意見を述べることは難しいかもしれない。けれど、この作品を通して人はそれぞれ違った意見を持っているということ、その意見を出し合って、より良い結論を見出すことは大切なことだと知ってほしい。
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よし
靴職人の祖父、マエストロの跡を継ぐはずだった兄が家を出て、夏希はその役割を自分が受け継ぐべきかどうかと考える。店を訪れるその一人ひとりに靴職人として真摯に向き合う祖父の姿を見ながら、自分の夢とは違うと思っていた家業にも魅力を感じ始める。見習いとなった苦手なクラスメイトの宗太とも、分かり合い、互いを補い合うような関係になる。人でも仕事でも、きちんと関わらないとその魅力は伝わらない。マエストロの靴を履いた人々の喜びや、夏希のアイディアでシューズが生まれ変わる様子に胸が躍ります。#NetGalleyJP
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よし
夫の敵を討つため、義父と江戸で薬屋を営みながら暮らす奈緒。夫に汚名を着せ、手にかけたのは誰なのか。見当もつかぬまま時が過ぎ、視力を失った義父の目となり、薬屋として深川の人々と関わりながら、「命」や「心」と向き合う日々。奈緒が個性的な患者たちとともに過ごす中で、悲しみや憎しみが少しずつ癒され、変化していく様子に「生きる」ことの尊さが感じられました。深川で逞しさを身につけた奈緒なら、これから向き合う「命」も、きっと乗り越えてゆけるだろうと思います。#NetGalleyJP
が「ナイス!」と言っています。
よし
前作から時が経ち、鳩子は2児を出産、休業していた代書屋を再開するところからのお話でした。QPちゃんの反抗期、先代の秘めた恋、お隣さん問題など、代書の仕事と、鳩子たちの日常が付かず離れずな感じで進んでいって、手紙で誰かの手助けをしながら、自分の抱えた問題にも向き合う鳩子を、見守るように読みました。鳩子は、実の母親には恵まれなかったけれど、先代やバーバラ婦人のような素晴らしい女性がいてくれて良かったなと思います。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/12/26(4559日経過)
記録初日
2011/12/26(4559日経過)
読んだ本
523冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
149899ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
523件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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