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2026年1月の読書メーターまとめ

のるん
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2026年1月に読んだ本
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2026年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のるん
ネタバレ面白かった。 特に印象に残ったのは2点。 1つ目は、セラフィマが「女性を守るため」ナチスドイツと戦うが、敵も味方も等しく女性に乱暴を行なっていたという点。 2つ目は、看護師のターニャが「私みたいなのばかりだとソ連は滅んでたけど、私みたいなのばかりだと戦争も起こってない気がする」と主張した点。 戦争は突き詰めると、ただの片方の意見を通すための殺し合いでしかない。本当に目を向けるべき問題はもっと根深い本質的なところに存在し続けてるのだなと感じた。 なので安直だが、人を平等に尊重していきたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2026年1月の感想・レビュー一覧
36

のるん
ネタバレとにかく沢山の視点で進んでいく群像劇だった。 序盤に腐敗した政治を見せた後に、さらに最悪の政治へと革命のバトンが渡ってしまうのが恐ろしかった。 革命が成功した後は、ジョージ・オーウェルの『1984』の政治構造に少しだけ似ていた気がする。 ポル・ポトの政治は表面的な部分しか知らないので、どこまでが事実か一度調べてみたいと思った。 しかし、展開自体は面白くはない。 ……下巻で盛り上がっていくことに期待。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ面白かった。 叙述トリックのある作品だとは聞いていたけど、普通に騙された。 文体がわかりやすいのに、視覚情報だけでなく音や匂いまでも精細に表現しているため、情景が鮮明に浮かび上がってくる。だからこそ真相が明かされた時、ミスリードに対する驚きが倍増されていた。 とても秀逸な作品だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ「芸人の小説」と、食わず嫌いしていたため今更に初読了。 想像してたよりずっと良い作品だった。 「芸人」というシリアスに描かれてなかっただろう界隈、その中で「まだ何者でも無い若手」の熱さや、苦悩、葛藤や執念を覗く事ができる。加えて、彼らの信念と世間のニーズが一致しない残酷さも心を打つ。 その「もがき」が、自分の小説に求める「強いテーマのへの共感」・「複雑な感情の観察」という欲求に応えてくれた。 着眼点が当時としては斬新だったはずなので、世間的に評価されたのも頷ける。 解散ライブのネタも面白かったし泣けた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレとても考えさせられた。 日常において『弱い人は守りましょう』とか、『こういう生き方をしましょう』みたいな同調圧力は凄い感じる。 そして弱さを見せない人や、普通の生き方に疑問を感じる人は、それらを押し付けられて常々我慢していると思う。 なので押尾と二宮の『いじわる』は、手放しに批判はできないとは思った。二人の行為は愚かだと思うけど、何もしなかったら『一方的に割を食ってる』のも間違いないとも思うし。 日常に潜む「複雑さ」が、ひしひしと伝わってくる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
4編すべて、期待以上に面白かった。 怖いというより、恐ろしいという表現が相応しいと思う。雰囲気作りが途轍もなく上手なホラー作品だった。そのおかげで明治時代の田舎の閉塞感・陰鬱さがありありと伝わってきた。 加えて文体も良かった。情景や空気感が生々しく伝わってきて、自分も同じく五感で感じとっていると錯覚するくらいだった。 非常に秀逸な作品だと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ個人的に完成度が低いと思った。 そう感じた理由は3つ。 『①主人公の心情や判断に統一感・納得感がない。 ②多くの不幸を叩きつけるだけの、逆ご都合主義展開。 ③不幸展開後の顛末に社会的リアリティがない。』 読者が生理的嫌悪を感じる展開をひたすらぶつけて、最後に軽い救いを見せることで、安易なカタルシスを出しているだけの作品。それ以上でも以下でもない。 その中で、自分が小説に求める「テーマ主張への共感」や「複雑な感情の観察」は全くできなかった。 言いたくないけど薄っぺらい作品だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ小川哲の長編、初読了。 満州〈李家鎮〉の約半世紀の興亡を描いた空想小説。関係者の群像劇という形で、その地点に起きたことを壮大に描写している。 国・集団は理想を込めて「地図」を作るが、他勢力の武力としての「拳」により毀され、それが反復される。その循環こそがタイトルに込めた主張だと感じた。 明確に主人公と言えるキャラクターはおらず、強いていうなら〈李家鎮〉という地点が主人公であり、群像の人物達がそれを彩っている。 こういう読み口の小説を読んだのは初めてだったので、非常に楽しく読み進めることができた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ個人的に全然合わない小説だった。 「いつ面白くなるの?」と思い続けて最後まで読み終えた。退屈な状況描写を繰り返すだけの展開。正直読んでいて途轍もなく苦痛だった。 面白くないだけならまだいい。 主人公に全く共感できないのも「勘弁してくれ」と思った要因の1つ。 人柄を表す一例を挙げると、『彼女に命を救われる→やりまくる→意固地になって振る→彼女が好きだったと嘆く→辛くなったら元鞘を提案→断られ絶望』こんな感じである。 こいつのナヨナヨした感情の独白を永遠と聞き続ける形式。 読書が嫌いになりそうだった。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
町田康ワールド全開だった。 時代小説を自称してるのに横文字ばかりで、終始ふざけてる。最後に関してはとんでもないカオス状態で終了。普通に考えれば無茶苦茶である。しかし、その構造自体が「パンクとは」というテーマに繋がるようにラストを作っている。本作以前の「きれぎれ」や「くっすん大黒」と比べると、明らかに綺麗な落とし所を作っていると感じた。その後に「告白」という、“終始笑えるのに重いテーマ性を持つ大傑作“が産まれてくるわけだが、この時点で片鱗が見えきていると思った。 とにかくすごく面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
猟師の生活やマインドを知りたくなって手に取った。 本著では、狩猟との出会い、猟師生活の体験記、狩猟方法、住環境からレシピまで幅広く触れている。加えて説明図や写真なんかを載っけてくれるので、とても読みやすかった。 おかげで知識だけでなく、狩猟の魅力や空気感をなんとなく理解できたように感じた。目的通りの知的好奇心を満たしてくれる、素晴らしいエッセイだったと思う。 しかしどのメディアでも猟師は、一貫して「アナグマはマジで美味い」と言う。 ……食べてみたい。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
様々な本を読んでいく中で、「これほんとかよ」と言うような主張が度々ある。そんな情報に対して、自分の中で筋の通った判断基準を作りたくて本著を手に取った。 本著では科学的思考をするためのアプローチについて、日常で分かりやすい例と、簡単な問題を出して噛み砕いて説明してくれる。 そして作中の「心理は真理を保証しない」という言葉の通り、怪しいものだけでなく、どんな主張・情報にも科学的思考で信憑性チェックすることが大切だと学んだ。 しかし完全に腹落ちはできていないので、読み直し等をしていきたい。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ「多様性」という言葉に一石を投じた作品。 特に心を打った作中のセリフを1つ。 「どんな人間だって自由に生きられる世界を! ただしマジでヤバイ奴は除く」 このセリフにある通り、性自認の多様性は称揚されるのに対し、特殊性癖の規制は着々と厳しくなっている。その違和感と薄ら寒さは、自分も常々感じていた。 ……しかし、それを世の中でどう折り合いをつけるべきかは全然分からない。つけられるのか、すら分からない。 ただ、「多様性」は思うほど軽いものではない、自分はそれだけは忘れずにいようと思う。小説を読む醍醐味を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
小川哲。 よく目にするので「なんぼのもんじゃい」と思い初めて手に取った。 結論。どの短編も完成度が高すぎて驚愕。 全く突っかからない読みやすい文体。マニアックな単語、難解な言い回しを極力排除しているからだと思う。そのおかげで物語の「展開」に集中できる。 しかもテーマに対して展開を緻密に設計しているので、大げさな山場を作っていないのに、面白さ・重さがガツンと伝わってくる。 末恐ろしい地力。まるで作者が横綱相撲を取っているようだった。 長く複雑な話になるほど、その魅力が顕著になると思う。 早く長編が読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
前提として俺は町田康が大好きだ。 どんな作品でも彼の意図することが分かるようになりたい。 しかし全然わかんねぇ。 題名の通り、物語があちらこちらで切れて、つながらない。加えて妄想と現実を行き来しており、全てにおいて曖昧にぼやけている。 終始、「一体何を見せられているんだ?」と涙目になって読み進めた。読解力が極まってゆけば分かるようになるのか、分かったとて何か徳があるのか、そもそも意味なんてあるのかと悶々としながら。 だがしかし、憎らしいほどに素敵なリズムとユーモア。 結果、100点満点。最高。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ森見登美彦ワールドの原点。 高学歴・弱者男子の詭弁にまみれた愛おしい日常、壮大な妄想の中の、矮小な生活模様がとても面白い。 主人公の「私」は果てしなく愚かだが、それに反比例してどこまでも誇り高い。その「威嚇してくるザリガニ」みたいな精神性は見習うべき所があるのかもしれない。 展開が唐突であり後の作品と比較すると荒削りに感じるが、本作時点でワードセンスは唯一無二である。特に「数億年の歴史を持つ強靭なる生命の煌めき」というワードがお気に入り。 めちゃくちゃ楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ空と戦闘機に魅せられた主人公の話。 しがらみに捉われず、垂直な義に従って空を駆けていくラストは美しいと思う。 しかし、そこに至るまでのストーリーは退屈だと言わざるを得ない。平坦な展開に、登場キャラクターが名言めいた事を言って即退場していくシーンの連続。 この作品は三島由紀夫の主張を汲んだものらしいので、全く読んだ事のない自分は、「オマージュでニヤリ」的な事もできない。そもそも対象範囲外だったのかも。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ本著では、山にまつわる伝承について、全国各地に点在する同種の話を集めて共通項を洗い出していき、何故その伝承が定着したかを考察している。 そこで柳田國男は、伝承の定着理由から民衆の生活や感情を明らかにすることで、社会制度設計等の基盤資料になることを期して執筆しているのがよく分かる。 ……よく分かるが、個人的に興味がそこまで湧かないことも、よく分かった。 サンカの研究資料だと思って手に取った自分が悪い。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
いやー面白い。 大黒をどこに捨てようかと彷徨する話と、遺骨をめぐって色々あって彷徨する話。 二篇とも展開は平坦なのに、面白いのは何故なんだろう。とにかく主人公が物事を見聞きした際の、思考の過程がめちゃくちゃ笑える。淡々とシュールな出来事が起こるのも楽しい。そして、自堕落だけど毎日を楽しんでる雰囲気も心地が良い。 ノリが合う友人の馬鹿話を聞いているような不思議な感覚。今後、この作者のどんな物語を読んでも、俺は面白いと感じるんだろうなと思った。 あと表紙もめっちゃ好き。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ色々な価値観に触れられて良かった。特にエッセイの「彼らの惑星へ帰っていくこと」が好きかな。自分にも少なからず、イマジナリー宇宙人は存在しているので、誰かがこう言う事を言ってくれるのはとてもありがたいと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ人生でベスト小説かもしれない。 主人公・熊太郎は善人ではない。作中では度々、『あかんではないか』と第三者の語りで叱責される。最初はどうしようもない奴だなと軽蔑しながら読み進める。しかし物語が進むにつれて、救えないが憎めない人柄に当てられ、同じフレーズなのに親しみのこもったものへと変化していく。そんな熊太郎が最後に「あかんかった」と告白したとき、どんな感情か説明できないまま、とにかく心揺さぶられた。 こういう複雑な感情にしてくれる小説に、もっと出会いたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ面白かった。『呪い殺された人間が風船男になる→輪廻転生するまで穢れた聖地を巡礼する→呪い殺した人間の子供になる→産まれた子が誰かを呪い殺す』これを1セットにして穢れを縦に繰り返してるってことなのかな? 『怪異(風船男)を知覚することで関係ない人間もそのサイクルに囚われる』これで横にも広がっていくってこと? うーん、なんか自分の中でも上手く整理できていない。とにかく雰囲気はとても良いと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレうーん難しい。しっかり読んだはずなのに、何を伝えたい作品なのか、いまいちよく分からない。「自殺」も「犯罪」も紙一重でしてこなかった主人公が、その一線を超えてしまった人間達と向き合う。似た境遇の中、何が決定的に違ったのかを描写することで、“生きるとは何ぞや“的な事を伝えたいって事?
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ難しいけど、面白い。 本著では、はじめにソマリランドの内情と特徴を調べる。次にソマリランド周辺の内情を調べる。そしてソマリランドとその他との、共通点や相違点を洗い出していく。そこでソマリランドが「平和を維持できている理由」を導き出す。最後にはそれを実現できた過程を調べていく。 上記のプロセスを挟むことで筋の通った、ソマリランド政治の「独自性と先進性」を読者に伝えてくれる。それらの情報から、日本政治の問題点や、世界平和への糸口を考えるきっかけを提供してくれる。 全体を通して非常に学びのある良い本だった。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレすごく面白い。こんな短い中に驚きが2.3個あってストーリー構成が秀逸すぎる。手紙の内容は、変態の頭の中を覗いているようで良い体験だった(気色悪いけど)。100年以上前の作品なのが信じられない。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレタイトル負けしてると思った。本著で語っている「空所」を自分なりに埋めるアプローチをしたところで、物語を生み出す際のきっかけにはならないでしょう。あくまでトリビュート作品を書き出すための方法でしかない。「名作は、過去の名作の良いところを抽出・進化させて生まれている」というのは間違いないんだけど。この作者のアプローチ方法ではないと思う。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ江戸川乱歩の「二銭銅貨」のトリックの引用元らしいので手に取った。探偵小説の源流とも言われている本作。語り手である主人公の一人称で、謎解きをする探偵役の行動を見聞きする形で物語が進行していく。物語単体としてもすごい面白かった。「二銭銅貨」はトリックや語り手、物語の進行方法を引用することにより「黄金虫」を強く意識させている。そしてそれを逆手に取り、異なる部分を紛らせることで、叙述トリックが強烈に作用している。こうして名作は、引用・発展を行うことで、連綿と紡がれていくのだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ人生で初めて江戸川乱歩を読んだ。 『泥坊が捕まっているが、盗んだお金は見つかっていない。外に仲間がいて、仲間に暗号でお金のありかを伝える。』ここは松村を騙すための主人公の創作だったが、この設定は後に、「ゴールデンカムイ」の物語の起点として引用されているだろうと感じてすごく興奮した。それ以外にも、点字を流用したトリック。謎を解いたと思わせた後の叙述トリック。いたずらの動機づけに説得力を持たせる伏線。どれをとっても秀逸だった。ーー江戸川乱歩とてつもなく面白い!!
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ興味深い話だった。 全編を通して最も印象に残ったのは、「私にとっては優しい世界になった。誰かにとっては残酷になった世界になった。それだけです」と姉が言うシーン。 この作品は終始、各短編で「IFの普通」を提示している。そしてそれは,現実世界でマジョリティ・マイノリティに関わらず、「唯一の普通」だけを信じて疑わない人へ問題提起しているように感じた。 多分テーマは「コンビニ人間」と近いと思うが、全く違うアプローチで伝えられていて手数の多さに脱帽。 僕は他人に「普通」を強要するのはやめようと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ自分も旅をした気持ちになれる本作。各場所で、事前情報なしに当てもなくブラブラし、現地の人と交流していくところが素敵だった。スマホが世界中に普及した現代では逆に難しい、不便だけど贅沢な旅だなぁと思った。あとマカオ編では、マインドが初期カイジみたいになってて笑えた。なんやかんや二百ドルの負けで収まってくれたことで、続編を見れることに感謝。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ面白かった。 特に印象に残ったのは2点。 1つ目は、セラフィマが「女性を守るため」ナチスドイツと戦うが、敵も味方も等しく女性に乱暴を行なっていたという点。 2つ目は、看護師のターニャが「私みたいなのばかりだとソ連は滅んでたけど、私みたいなのばかりだと戦争も起こってない気がする」と主張した点。 戦争は突き詰めると、ただの片方の意見を通すための殺し合いでしかない。本当に目を向けるべき問題はもっと根深い本質的なところに存在し続けてるのだなと感じた。 なので安直だが、人を平等に尊重していきたいと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ面白かった。 でも、どうしても「警戒音」について腹落ちしない。チンパンジーか人間、どちらか片方に殺戮が起きるなら何となく納得できる。しかし、両方に等しく同じ現象を引き起こされるのはなぜなんだろう。 遺伝子の記憶が原因なら、「アルファ・ミラリング・エイプ」の祖先である人間が殺戮を起こしてしまうロジックには納得できる。ではなぜ、分岐の前段階にいるチンパンジーにも殺戮を起こす効果があるんだろう。特定のチンパンジーだけなら「意識を獲得しかけてる」と無理に納得できるけど、人工ジャングルのチンパンジーにも効いてるし。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ録音した音声ファイルを開いて各人の話を聞くような形で話が進む。5人に聞いて回るのだが、文がカラーになった人から、それ以降何も聞かれなくなる。そして最後に口に関するアンケートを出されて、5人はあの後に一人ずつ首吊りしていたことを示唆して終了。 うーん、何が言いたいかよく分からない。「口は災いの元」で、「木」と「口」で「杏」だから、彼女がはなから怪異だった的なこと? ……不可解さを楽しめばいいのかな。 とりあえず、目新しい表現方法で新鮮でした。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
自分の頭の中にある考えを、正確に、感動的に、分かりやすく、文章で伝えたいと思って本著を手に取った。 しかし本著では、何を伝えたいかなんて高尚なことを考える必要はない、「自分が読んで面白いように」書けばいいと終始語っている。自分でしか書けない内容を、自分の言葉で。つまりは上手に文章を書く方法論、“そんなものはない“、とのこと。 近道なんてない。たくさん知識に触れて、たくさん失敗作を書いていくことが、真に胸を打つ文章を書く上で大事なのだと実感した。 ……道のりはながいなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ本作品が好きな方申し訳ありません。 一貫性がない心理描写に、薄っぺらい行動理念。なろう小説と同じ物語の厚みに感じた。なろう小説方が、カタルシスやドーパミン構造に振り切った設計をしてる分、まだ面白いと思う。出来損ないの打ち切り漫画のようだった。 この作品を「権威ある賞に初受賞した本格小説です」みたいな売り方をするのは本当にやめて欲しい。はじめてミスリードで「イラッと」してしまった。だからなんやねん。 ダガー賞はモンドセレクションみたいな賞なのだろうか。もし違うなら翻訳者はこの作品に魔法でもかけたのか?
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ秀逸だと感じたところは2点。 1つ目、究極の独裁社会を構造から設計している点。権力を維持するため、戦争という空虚な消費で経済を回し、貧困は継続させたまま国を成り立たせようというとち狂った論理。他のディストピア作品より機械的な恐ろしさがあり良かった。 2つ目、社会構造の歪みへの不満解消のため、国民の思想奪うというユニークな方法をとる点。二重思考やニュースピークによる思考制御、絶え間ない監視と粛清による矯正。最後に主人公も精神構造を壊されてこの社会を肯定した状態で処刑されていくところが絶望的で印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。
のるん
ネタバレ面白かった。生命保険の保全部門を担当している主人公が、サイコパスに目をつけられる話。思考回路が理解できない人間は、幽霊なんかよりもずっと恐ろしい。途中の説明がやや冗長に思えたが、それが作中の生々しいリアリティを演出し、怖さを増長させていることが分かる。とても良くできたホラー小説だと思った。特にクライマックスの緊張感は凄まじかった。そして、モラルを失った社会においてサイコパスは生きやすくなり、今後も現れ続けることを予感させるラスト。自分たちの生活にも無関係じゃないかもと思わされ、背筋が寒くなった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/12/21(53日経過)
記録初日
2025/12/14(60日経過)
読んだ本
102冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
31523ページ(1日平均525ページ)
感想・レビュー
65件(投稿率63.7%)
本棚
4棚
自己紹介

今まで本にあまり触れてこない人生でした。
しかしyoutube・漫画・映画では得られない体験を、本から得られることに最近気づきました!!

これからは食わず嫌いをしていた純文学等も読んでいきたいと思ってます。

泣けたりスカッとするエンタメ性の強いものより、複雑な感情やテーマに対して深く共感できるものや、新しい知見を得られるような作品が好きかもしれないです。




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