2024年本屋大賞6位。やっと読み終わりました。長かったです。あらためてこの作者が非常に苦手であることを確認した1冊でした。描写が読みにくくて難しいこともないし、ストーリーには起伏もあったけれどなかなか読みにくくて読み続けることが苦痛になってしまうのは、やはりこの作者が選ぶ題材が暗くて陰鬱で救いがないからであると思います。少女の成長期と言うのとも違うし、何をどう読まされているのか分かりにくかったです。できれば、もうこの作者のものは読まずにいられれば良いなと思います。

これは、形式としては典型的な連作短編集でした。ユーモラスな筆致ながらエピソードも凝っていてなかなか面白かったです。解説を読んでから調べてみて、実際に史実としてあったことをベースにしていると知って驚きました。群馬県のあのあたりはよく行っていますが熊野神社には行ったことがないので、機会があったら参詣してみたいと思いました。

三部作を順番通りに読みました。その中では、本作が一番良かったと思います。時代背景に戦中が含まれていたことで緊張感があった点が良かったと思います。なかなか読み応えがありました。この作者の本については、あまりつっこんだ感想やコメントは書きにくいです。決して嫌いではないのですが。

三部作の二作目を読み終わりました。いつも通りの北村作品らしい小説であると思いました。どっしりしていて落ち着いているという特徴が際立っていました。これは恋愛小説だと思いました。北村薫という作家にもその作品にも全く嫌悪感のようなものはなくて好ましいとは思いますが、私にとっては少し、起伏、抑揚がなさすぎると感じることが多いです。全然いやではないのに、その点では、私は北村作品がそれほど得意ではないと言えるのかもしれません。

2024年本屋大賞6位。やっと読み終わりました。長かったです。あらためてこの作者が非常に苦手であることを確認した1冊でした。描写が読みにくくて難しいこともないし、ストーリーには起伏もあったけれどなかなか読みにくくて読み続けることが苦痛になってしまうのは、やはりこの作者が選ぶ題材が暗くて陰鬱で救いがないからであると思います。少女の成長期と言うのとも違うし、何をどう読まされているのか分かりにくかったです。できれば、もうこの作者のものは読まずにいられれば良いなと思います。