ネタバレ平という老人が亡くなり、その人の周りの人達のお話でした。最終的に生前に知り合っていた安珠の祖父だと分かるのですが、分かるまでの過程で平の人物像に触れる度、人はひとりでは生きていけないし、後悔しないように自分の気持ちを伝える事をやめたくないと思いました。時間はかかったけれど、最後に悦子と平が繋がる事が出来て良かったです。愛に溢れた作品でした。

ネタバレ「リカ」シリーズ最終巻。期待して読んだのですが、ちょっとスッキリしない終わり方だったなぁ…と思いました。里佳はモンスターになりそう。シリーズを通して面白かったのは事実で、悪意の塊のリカが現実にいない事を祈ります。

ネタバレ集英社文芸書のLINEで文学賞を受賞されたとの事で読みました。芥川賞を受賞された事は知っていたのですが、初読み作家さんです。学生時代に手紙を交わし続けた望未を忘れられない久島。お互い最愛のと言い、結ばれなかった2人ですが、気持ちは深く繋がっていたんだなと思いました。機会を見つけて他の作品も読んでみたいと思います。

ネタバレ映画化との事で読みました。AIで母親を蘇らせた朔也。AIの母親とのやり取りを通して精神的に成長していく姿が描かれていました。「自由死」という安楽死とは違う亡くなり方がある世界観で、個人的にはもう少し自由死について掘り下げて欲しかったです。この世界に生きていたら、自分は自由死を選ぶだろうなと思いました。映画は観る予定です。

ネタバレ直木賞受賞後第一作。主人公の巽が監獄で出会った大二郎が姿を消し、最期は亡くなっていたという展開でした。監獄での生活が辛く苦しいものの中で、大二郎との出逢いが徐々に支えとなっていた巽。大二郎の真意は分からずじまいでしたが、罪を犯した大二郎が罪と向き合い、償おうとしていた事は分かりました。読み終えて圧倒されました。

ネタバレ日本でピルが承認される前に、ピル解禁と中絶の自由を訴える女性を追うルポライターの話。フィクションなのに、関係者達のインタビュー形式を読んでいくうちに本当に実在する人物が想像出来て、凄いと思いました。まだ男性の地位が高い世の中に、問題を投げかけている作品だと感じました。

ネタバレ2024本屋大賞超発掘本との事で読みました。54個の文書ファイルが収められたフロッピーディスクの話。次から次へと登場人物が出てきて途中で混乱しそうになりましたが、多重人格と知って納得。そこからはスラスラ読めました。自分が何者か分からないって事は不安で仕方ないだろうなと思いました。30年前の作品との事ですが、色褪せることなく面白い本だと思いました。

ネタバレ平という老人が亡くなり、その人の周りの人達のお話でした。最終的に生前に知り合っていた安珠の祖父だと分かるのですが、分かるまでの過程で平の人物像に触れる度、人はひとりでは生きていけないし、後悔しないように自分の気持ちを伝える事をやめたくないと思いました。時間はかかったけれど、最後に悦子と平が繋がる事が出来て良かったです。愛に溢れた作品でした。