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2026年5月の読書メーターまとめ

読みまくり男
読んだ本
16
読んだページ
4625ページ
感想・レビュー
14
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2026年5月に読んだ本
16

2026年5月のお気に入られ登録
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  • かし

2026年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

読みまくり男
ネタバレ石神は、密かに思いを寄せている隣人のシングルマザーとその娘が人殺しをしたことを知る。彼女たちを守るために、彼は完全犯罪を企てる 倒叙もののミステリなので、湯川学(ホームズ役)と草薙(ワトソン役)がいよいよ謎を看破するかという緊張感や、石神が企てた完全犯罪の謎に対する好奇心が、読者を牽引する要素となっている。 終盤にかけて一気に謎が解明される気持ちよさと、大冒頭から伏線がはられていた驚き、また謎や推理がそれほど複雑でないことなど、万人におすすめできるミステリといえるだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2026年5月の感想・レビュー一覧
14

読みまくり男
飄々とした印象を受けながら、かつ語り口調で書かれていることも相まって、スルスルと読めるのだけど、ふいに村上春樹の確固たる部分や情熱とも呼べるようなものの片鱗に触れるので、実はメリハリがあって飽きずに読める。 第八回の「学校について」では、学校や社会への批判、読書の意味などが語られており、明らかに他の回とは熱量が違うように感じた。
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読みまくり男
ネタバレ第一回本屋大賞受賞作である本作を、今更ながら読んだ。 80分しか記憶がもたない、しまいには全く記憶がもたなくなる博士。けれど彼の深い愛情、彼の残したあらゆる痕跡、生きた証は、深く刻まれている。そしてそれは、数学の定理や完全数のように永遠に色褪せない真理として存在し続ける。儚さと揺るぎなさが完璧に両立した傑作だ。
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読みまくり男
会話調で書かれている。 「ゼロから」とあるように、全く、あるいは久しく本を読んでいなかった人向けだろう。
読みまくり男
村田沙耶香さんの書評集&エッセイ。 わたしは『しろいろの街の、その骨の体温の』という作品が大好きなのだが、その作品の制作秘話てきな話があって、舞台が村田さんの故郷であることを知った。故郷を舞台にあんな小説を書くだなんて、恐ろしく思ってしまう。もう一度読み返してみよう。
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読みまくり男
ネタバレ冷静に自分を見つめているようで、己の欲望にどこか無自覚だったりする未熟さも孕んでいる。 最後のシーンは、諦めか、無気力か、あるいは悟りのようなものだろうか。あそこまでしてやっと、主人公は自分の未熟さに自覚的になれたのかもしれない。
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読みまくり男
ネタバレ石神は、密かに思いを寄せている隣人のシングルマザーとその娘が人殺しをしたことを知る。彼女たちを守るために、彼は完全犯罪を企てる 倒叙もののミステリなので、湯川学(ホームズ役)と草薙(ワトソン役)がいよいよ謎を看破するかという緊張感や、石神が企てた完全犯罪の謎に対する好奇心が、読者を牽引する要素となっている。 終盤にかけて一気に謎が解明される気持ちよさと、大冒頭から伏線がはられていた驚き、また謎や推理がそれほど複雑でないことなど、万人におすすめできるミステリといえるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
読みまくり男
ネタバレ就活を通して描かれる、様々な人物の自意識。何者かになりたくてもがく周囲の人物を、主人公はひねくれた、穿った目線で見つめているようなところがある。主人公のひねくれには私も共鳴する部分があるし、一人称視点で書かれていることもあって、余計に「分かる…」と思いながら読んでしまう。そこに、クライマックスの理香の怒涛の口撃がくるのだから、朝井リョウという作家は意地悪である。とはいえ、かっこ悪くなれてる主人公を最後に見せているのは、最近の作品でも共通する朝井流の希望の見せ方のように感じた。
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読みまくり男
ネタバレ不可解な事件の謎を提示された探偵の上苙丞。もちろん解決を試みる──とはならないのがこの小説の面白いところで、探偵はあり得る可能性を全て否定することで、奇蹟の存在を証明しようとする。そう豪語する探偵のもとには、奇想天外の論理で謎の実現可能性を説明し、奇蹟の存在を否定する人物たちが立ちはだかる。一抹の可能性でさえ否定しきらないといけない圧倒的に不利な探偵の鮮やかな論駁が、最高に面白い。探偵に立ちはだかる人物がどんどん手強くなるので、ますます探偵がどんな論理を見せるのか興奮する。斬新かつ完成度の高いミステリだ。
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読みまくり男
本書は小川哲が考える小説論についてである。 私は伏線回収がやたら称揚されるのには懐疑的で、「現実はそう都合よくいかねぇだろ」と思ってしまう。しかし小川哲がいうには、伏線とは小説そのものである、ということらしい。小説とは、象徴的で影響力の大きな出来事とそれを暗示するものでできている。だから小説に伏線が存在するのは当たり前で、むしろ小説とは伏線そのものであるとのことだ。 私は伏線回収そのものでなく、不自然な伏線を貼りそれを回収してしたり顔になっている作者と、それに歓喜する読者に嫌悪感を抱いていたのかもしれない
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読みまくり男
日本における死刑廃止の議論は反対の声が大きい。被害者の悲しみに共感したり、加害者に対する憎しみだったりが死刑廃止反対派の意見に多く見られる。私はそういう意見にどこか腑に落ちないところがあった。 本書では死刑廃止反対派の意見にも真摯に向き合いつつ、それでも人権、国家が人を殺す矛盾、共同体が憎しみの連帯から解放される必要性などの視点から死刑廃止を唱えている。 社会の怠慢のせいで生まれる加害者を死刑によって社会から放逐し、社会の安定を維持するという欺瞞に、正当化の余地がないことに気付かされた。
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読みまくり男
言葉を扱うプロとも言える小説家が、言葉とどう向き合っているのかを知れる一冊。あらためて、種々の思いを丁寧に言葉にする営みを続けていきたいと思った。
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読みまくり男
ネタバレ多様性が礼賛される現代に一石投じる本作品が、「バベルの塔再現。」から始まるのは面白い。たしかに多様性が何よりも尊重され、他者を不快にさせることを嫌う世界に生きる人々は、いずれ言葉を他人に向けなくなるかもしれない。そして各々が理解不能な言葉を喋る「大独り言時代」は訪れる。 拓人はタワーのことを「破壊にしか見えない」という。新しい価値観によって破壊が起き、正しさは再定義される。そして再び新しい価値観が生まれ破壊が起きる。永遠に定住、安住できない人間の、正しさを追い求める営みを実感させられる小説だ。
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読みまくり男
ネタバレ逢坂冬馬の作品を読むのは本作が初めてだ。 各章及びサイドストーリーが複雑に絡み合う作品だった。 ある1台のブレイクショットの行く先々で物語が展開されるという意味で『ブレイクショットの軌跡』なのだろう。 社会を取り巻くものの内実や裏側と、多様な登場人物とそれらの人間関係を描いたこの小説は、この世界の複雑さをできるだけ複雑なままに物語に落とし込もうとする果てしない試みのように感じた。そして逢坂冬馬という作家は、それを実現するに足る筆力を持った作家かもしれないと思わされた。
が「ナイス!」と言っています。
読みまくり男
ネタバレ100ページ読んだ時点で面白い小説だと確信した。調査対象の「関根彰子」の過去はとても辛く、それが彼女が徹底して痕跡を消して姿を隠し続ける原動力になっているのが、なんとも哀れである。 失踪した「関根彰子」の過去や驚くべき事実、わずかに残る手がかりから明らかになる「関根彰子」の正体、そしていよいよ居場所を突き止めるまでの流れなどあり、700ページ弱もありながら最初から最後まで楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/04/04(62日経過)
記録初日
2026/04/02(64日経過)
読んだ本
42冊(1日平均0.66冊)
読んだページ
11972ページ(1日平均187ページ)
感想・レビュー
34件(投稿率81.0%)
本棚
3棚
年齢
21歳
血液型
A型
自己紹介

漠然と「物語に触れたい」と思ったのが小説を読み始めた理由です。
人間の心の機微に触れるような小説をいっぱい読みたいなと思っています。
なのでミステリは存外、個人的に当たり外れが多い気がしています。

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