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2025年7月の読書メーターまとめ

のっち
読んだ本
7
読んだページ
2252ページ
感想・レビュー
7
ナイス
288ナイス
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2025年7月に読んだ本
7

2025年7月のお気に入り登録
1

  • 榊原 香織

2025年7月のお気に入られ登録
1

  • 榊原 香織

2025年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のっち
☆☆☆☆★ 第1部が超能力や宗教団体のトリックを暴いていくミステリー調、第2部がアフリカでの旅路を描く冒険小説、そして最終巻となるこの第3部は、かなりホラー色が強かった。また結構なドタバタ劇として進行するので、この第3部に関しては好みが分かれそう。個人的には第1部~2部が好きで、また多くの読者もそうなのではなかろうか。だが超能力や宗教、果てはアフリカ呪術を題材に取りながら、様々なエンタメ要素をぶちこんだ稀有な傑作だったのは間違いない。リーダビリティの高い、まるで1本の映画を見たような読み心地であった。
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2025年7月にナイスが最も多かったつぶやき

のっち

6月も自分的にはまずまず読めました。初読みの作家さんもいて、また守備範囲か広がった気もします。夏の読書は好きなので、今月も2桁目指して読み進めていきたいです。 2025年6月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1522ページ ナイス数:223ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/175327/summary/monthly/2025/6

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2025年7月の感想・レビュー一覧
7

のっち
☆☆☆☆ 厳密に言うと20年ぶりくらいの再読。主人公の大庭久太郎は、とあるタイミングにはまると同じ1日を9日間繰り返してしまうという特異体質の持ち主である。この設定に、後継者に関する遺言状を更新しようとする祖父が被害を受ける殺人事件を絡ませ、久太郎は何とか策を講じて祖父を事件から守ろうとするが、これがなかなか思うようにいかない、という筋である。大半が同じ1日の繰り返しになるが、コミカルな描写も相まって飽きは来ない。個人的には、胡蝶蘭の花瓶を持って渡り廊下を歩く人物のシーンが、何とも印象に残っている。
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のっち
☆☆☆★ かまど&みくのしんシリーズ2作目。今回みくのしんさんの挑戦する作品は、宮沢賢治「やまなし」、へルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」、中島敦「山月記」、清少納言「枕草子」の4作品。前作で読書に目覚めたかと思いきや、そう現実は甘くないところは確かにリアル。だが、みくのしんさんの言葉の「何それ、おもしろっ!同じ言葉を読んでるのに、本当に景色の見え方が違うんだな~。」という部分には、読書の面白さの本質、読み方の正解の無さ、翻って自由な読み方をしていいんだという励ましの言葉とも受け取れる。
のっち
2025/07/25 21:39

(レビューの続き)かまどさんの国語の元体験があったからこそ、みくのしんさんの本の読み方については否定しなかったことだと思う。だが一方でみくのしんさんが強く求めようとしたことも、文学作品を理解しようとする上では、とても大切なことだと考えさせられた次第である。

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のっち
☆☆☆★ 夢の島、イクル君、カネゴン、りさぴょんの男4人は、とある繁華街のカラオケボックスで結団式を行おうとしている。これから企もうとする四重交換殺人の打ち合わせのために…。本作は法月綸太郎シリーズの第八長編にあたり、『2013本格ミステリ・ベスト10』の1位作品にも選ばれている。一読確かに派手さはないのだが、どのようにして交換殺人計画に綻びが出てくるのかというプロセスが読みどころとなる。しかし現実的に考えると、交換殺人はリスクが大きいのではないか、と考えてしまうのは自分が年をとったという証拠だろうか。
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のっち
☆☆☆☆★ 第1部が超能力や宗教団体のトリックを暴いていくミステリー調、第2部がアフリカでの旅路を描く冒険小説、そして最終巻となるこの第3部は、かなりホラー色が強かった。また結構なドタバタ劇として進行するので、この第3部に関しては好みが分かれそう。個人的には第1部~2部が好きで、また多くの読者もそうなのではなかろうか。だが超能力や宗教、果てはアフリカ呪術を題材に取りながら、様々なエンタメ要素をぶちこんだ稀有な傑作だったのは間違いない。リーダビリティの高い、まるで1本の映画を見たような読み心地であった。
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のっち
☆☆☆☆★ 大生部教授に妻の逸美と長男納、研究助手の道満、スプーン曲げの清川、更にはテレビスタッフ6名は、テレビの特番取材のためアフリカはケニアへと舞台を移す。いい立ち回りをしていた奇術師ミラクルの不在が残念だったが、関西弁も操る現地ガイドのムアンギがまたいいキャラクターをしていて楽しめた。清川の印象はあまり良くなかったが、納との関係性においてはいい兄貴分といった感じで、これには好感を持てた。アフリカにおける呪術は、医者のような役割もあれば、裁判官のような役割もあるという点が興味深かった。最終巻へ続く。
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のっち
☆☆☆☆ 元々ずっと読みたいと思っていたところ、最近読んだ『本なら売るほど』で登場したことにより、これを期として読んでみた。超能力ブームにおけるテレビ業界が懐かしい感じもし、元気だった頃の業界内部の空気感も伝わる。さて民族学の権威である大生部教授はテレビでも人気のタレント教授。実は8年前にアフリカで長女を事故で亡くしていて、それからというものアルコール依存症へ。また妻の逸美も娘の事故後神経を病み、次第に新興宗教へと傾倒していく。登場人物の中では、“超能力狩り”を実行する奇術師ミラクルがいい味を出している。
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のっち
☆☆☆★ 本書は「戦争と漫画」シリーズ全3冊予定の内の第1段。満州戦・沖縄戦を舞台としたものを集めている。初出年代を見てみると、1957年から2021年までのものと幅広く、それらが1冊に纏められているとなると資料的価値も高い。収録作でいうと、水木しげる・楳図かずお・ちばてつやなど超有名な先生方の作品もあれば、また一方で不勉強ながらこのようなアンソロジーでないと知り得なかった作品もあったりで、とても楽しませてもらった。個人的には、慰安婦からの視点で戦争を描いた石坂啓「突撃一番」が印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/27(5074日経過)
記録初日
2004/09/13(7766日経過)
読んだ本
1302冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
265504ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
1302件(投稿率100.0%)
本棚
74棚
性別
年齢
42歳
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
岡山県
自己紹介

運送屋やっております。
現在通信制大学でマネジメント分野を勉強中。
元々はミステリやホラー小説が好きで、そこから本の世界へズブズブとのめり込みました。
綾辻行人さんの館シリーズが元体験。
普段はなかなか時間がとれないながらもコツコツと読書に励んでいます。
興味ある分野は、文学・歴史・経営学・哲学・言語学あたり。
小説だと、世界をひっくり返してくれるような作品が好きです。
本を読む程自分の無知を知らされます。

自分ルールですが、巡り会えた本の感想は必ず上げるようにしています。
あくまでも個人的なものですが、レビュー冒頭に☆=1点・★=0.5点の5点満点の10段階評価で残しています。

☆☆☆☆☆ 最高評価!
☆☆☆☆★ 傑作!
☆☆☆☆  良作!
☆☆☆★  面白い!
☆☆☆   及第点
☆☆★   少し物足りない
☆☆    物足りない
☆★    不満点がいくつかある
☆     駄作
★     世紀の駄作

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