ネタバレ私は、「アンチ源氏の君」である。自分勝手で、被害妄想ばっかり肥大化してて、なにかっちゃすぐにベソベソ泣いてみせて、イライラする。そのイライラの原因の一部である「現代社会の規範との相違」について、明文化。千年前はそれが普通でも現代とは合わないから、読者はモヤモヤするのだと。「男に愛されて幸せ」が物語のハッピーエンドだとしたら、女性の主体性はなくてもいいのか？身代わりでもいいのか？そこから抜け出した「宇治十帖」の浮舟は、紫式部の迷いの具現化だという。なるほどね。

ネタバレ私は、「アンチ源氏の君」である。自分勝手で、被害妄想ばっかり肥大化してて、なにかっちゃすぐにベソベソ泣いてみせて、イライラする。そのイライラの原因の一部である「現代社会の規範との相違」について、明文化。千年前はそれが普通でも現代とは合わないから、読者はモヤモヤするのだと。「男に愛されて幸せ」が物語のハッピーエンドだとしたら、女性の主体性はなくてもいいのか？身代わりでもいいのか？そこから抜け出した「宇治十帖」の浮舟は、紫式部の迷いの具現化だという。なるほどね。

ネタバレ様々な、「狩り」のアンソロジー。軟弱な私の中の〈狩られる側〉的性質を、グリグリと抉り出されてしまいました。「ブリーフ提督と～」の世界観が非常に興味深い。シリーズ作品を読んでみようかという気になった。アンソロジーの罠（笑）。「インヴェイション～」にちょっと上世代のスケバンブームを思い出して、ニヤニヤしました。ミライに殴り込みをかけようというラスト、スカッとしました。

ネタバレ私は主人公・絵里子と同年代で、パート勤めで子供もぼちぼち手が離れ・・・と似たような境遇にあるけど、夫の風俗通いを発見したら自分ならどうするか？よりも「なんでこんなに煮えきらないんだろう」とイラッとしてしまいました。現実では、住む場所と仕事を与えてくれる詩織みたいな友達、そう居ないと思うからかしら。仕事と住む場所があるなら、飛び立っちゃえばいいのに、って思ってしまいました。グズグズ悩んだ末にあのラストは、いただけない・・・。でも、あれが共感を得るラストなのかな。私が普通じゃないってことか（笑）。