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2023年4月の読書メーターまとめ

Naota_t
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2023年4月に読んだ本
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2023年4月のお気に入られ登録
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2023年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Naota_t
★4.0/タイトルが秀逸。キャッチーでありながら中身は骨太かつ分かりやすい。つい自分を基準に物事を見てしまっていたことを改めて実感した。短絡的な思想の犯罪者や、SNSで迷惑行為をする若者が話題になるが、彼らは「聞き分けのない子供」ではなく、「認知の歪み」「後先を考える力の弱さ」がある”知的障害”か”境界知能”なのだ。軽度であるが故に日常生活に支障はなく、一見「普通」に見えるが、彼らから見える景色は大きく違うのだろう。彼らが被害者、加害者にならないためには「困っている子供」の早期発見と学校での支援が重要だ。
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2023年4月にナイスが最も多かったつぶやき

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やっとトルストイから抜け出せた。2023年3月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3112ページ ナイス数:171ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/189538/summary/monthly/2023/3

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2023年4月の感想・レビュー一覧
15

Naota_t
★3.1/地域密着と謳いつつ、低金利だけをウリにする地銀の存在意義を記者の目から書いた本。私にはピンとくるポイントはなかった。銀行関係に勤める人にとって気づきの多い内容なのだろうか?体裁が新聞のようで事実の記載が多いため、著者がどう思い、どのような今後の提案があるのか、全体を通して何を言いたいのか伝わらなかった。個人的に地銀とお付き合いはないが、メガにはない地銀のビジネスモデル上のメリットは何なんだろう。地域に根差し、お客さまの立場に立ってきめ細かいサービスだろうか?旧態依然とせず、そこに尖るしかない。
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★3.1/副題に「成果主義の落とし穴」とあるため、経営寄りのハードな内容を期待していたが、予想とは違ったため肩透かしを喰らった。全体の印象はエッセイに近い。要は、「数字と人情」のいずれをとってみても日本人は優れていると言いたかったのだろうか。中でも、ダイソンのエピソードはが記憶に残った。良い発明は完成形で歩いてこない。失敗した作品を肯定的に見て、惚れ込んで付き合い続けることで、突然、化ける瞬間が来るという。これには「やってみなはれ」「1勝9負」に通じる普遍性があり、私も考え方を少し改めようと思った。
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★3.2/自分の能力に合う英語の読書を数こなせば、英語の基礎体力が付くことは理解できる。私も読書(日本語)が得意ではなかったが、数をこなすうちに苦ではなくなったからだ(ただ、その時間の捻出が一番の課題だ)。コツは、英文を訳さずたくさん読む、完璧さを追求しすぎない、文法学習は多読と並行してこそ身に付く、自発的に読むまでもっていく。色々な英語学習法の本を読んできた。それらに共通しているのは、張り切りすぎず、毎日継続することだ。どの学習本が正しいというわけではなく、自分に合った勉強法を見つけることが肝要だ。
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★3.4/著者はチェーンストアの泰斗である渥美俊一。昭和58年が初版。現在は、脱チェーンストア(個店経営)が重要視されているが、改めて商品構成の基礎について参考になる。気になったワードを並べると、まるで全てユニクロについて書いているようだった。➢使う立場で便利に揃っている状態がコーディネーションの第一段階。「あってもよい」品は置いてはいけない。色数は少ないのがあるべき形。品質がよくて値段が適切(ロープライス)。価格と品質のバランスが取れている時が「お値打ち感がある」。セルフ・サービスとはベスト・サービス。
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★3.1/直木賞受賞の中島京子さんの作品。タイトルもノスタルジックで期待したが、満足度はあまり高くなかった。物語全体にヤマもオチもないし、「戦時下の恋愛事件」と言うほどの事件もなかった。最後の”イタクラショージ”のトリックにはハッとしたけれど、終わり方が畳みかけるようで好みでない。戦争と聞くと、空襲がきて防空壕に隠れて電気もつけられない、ご飯もない、という陰鬱な印象が強いですが、そういう状況下でも(当たり前だけど)ポジティブに暮らしている人もいたのだ。ウクライナ戦争の報道を見ていると、そうも思えないが…。
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★3.2/著者は元・信越化学工業顧問の金児昭(2013年没)。「昭和のおじさん」的なサラリーマン思考が目立ったが、「どんなに頑張っても必ず間違う」「逆らうことにメリットはない」「世の中の大半ができない人」など、参考になる・共感する部分も多くあった。金児氏の思想は、経理マン的だとも言えるし、『絶対悲観主義』(楠木建)に通じるところもあった。ネガティブになり過ぎても(その逆にプライドを高く持っても)、良いことは何もない。中庸であること、へこたれてもすぐに立ち直る(忘れる)ことが私の経験から得た信条でもある。
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★3.1/空海とアインシュタインのそれぞれの思想や経歴は勉強になった。しかし、彼らに共通項はあまり感じられなかったし、彼らを巡りあわせることによって何か特別な結論が得られたわけでもなかったため、著者のメインメッセージが何なのか私には理解が及ばなかった。なお、アインシュタインが、日本への原爆投下について阻止しようと大統領宛の手紙に署名したというエピソードを私は知らなかった。アインシュタインは戦争時には祖国からも疎まれ、戦争を憎んでいたが、自身が開発の契機になった兵器が、過去に訪れた土地に使われたのは皮肉だ。
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★3.3/アーティスト自身がアートにどう向き合っているのか、どのような思想で作品を作っているのかを知ることは、自身のアート鑑賞に参考になった。中でも「私は日本画の天然岩絵の具を目にしてその魅力に1秒で完全にノックアウトされ」たという点は、私が日本画を鑑賞する際の見方を変えました。ルノワール絵画の微笑みは「何も伝えないための笑顔」「笑顔のための笑顔」なのだという。絵画には作者の「描きたいもの」が詰まっているはずだ。そのメッセージの不在がメッセージというルノワールの考えは、現代アートの魁だったのかもしれない。
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★3.5/今回は潜入は少なめ。物流センターのルポが記憶に残った。生産性を高める仕組みは人間の尊厳を考慮しない取り扱いだ。「アマゾンで働くことの最大の問題は、労働者が次々と身体や精神を病んでいく点にある…腕や足だけでなく、心臓などの内臓器官もやられてしま」い、死亡事故も隠蔽する体質は問題だ。新疆綿を憂う人は、Amazonで買い物をすることも同様に止めるのであろうか?従業員の声を読むと一緒に働きたいとは思えなかったが、横田氏の主観も入っているので、100%鵜呑みにはしないでおこう。読み物としては面白い。
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★3,3/どことなく川上未映子のような雰囲気が漂う。大家族の日常のドラマを様々な視点から描いたほんわかと心が温まる作品。「”右曲がるぞ〜”と言いながら、平気で左にハンドルを切る、老人ドライバーのように」など、時々笑ってしまう表現も多数。当初は家の中が大所帯になってストレスだった龍太郎が、それぞれが巣立っていく時には寂しそうなのが伝わってくる。「家、ついて行ってイイですか?」のように誰でもドラマの一つや二つを抱えている。特別でないことが特別、日常が非日常だと言うことを実感した。人とのつながりを大事にしよう。
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★3.3/著者のスタンスが中途半端ではなく、明確にネガティブでわかりやすい。書いてある内容に理解できる部分はあるが、距離を置きながら読む。著者の韓国観は興味深い。中韓では、遠い昔の史実(秦檜、元均など)に対しても今なお許そうとしない。そのような背景が靖国神社や従軍慰安婦の敵視に繋がるのだろう(直近の尹錫悦大統領による「過去より未来」発言には驚いたが)。また、韓国ドラマの特徴である周りを巻き込む激情も国民性だというのも納得だ。日本では小津安二郎のような行間を読む国民性もあるし、どちらが良い・悪いではない。
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★3.2/著者は元・伊藤忠会長。長年、中国で事業や大使を担った人の話は説得力がある。中国人は石橋がなくても渡ってみる、というのは面白い。2014年の本だが、予言はほぼ当たっている。習近平は異例の三期目を迎え、少数民族の火種は燻り続け、強硬策で押しとどめる。IT企業への締め付けもその一例だ。「間接的に国民の声を政治に反映させる体制に移行せざるを得ない」がそれはいつの日になるのか。伊藤忠時代に「クリーン・オネスト・ビューティフル」を信条とした丹波氏。伊藤忠へ入社を検討する人は丹羽氏の書籍を読むのもいいだろう。
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★4.0/タイトルが秀逸。キャッチーでありながら中身は骨太かつ分かりやすい。つい自分を基準に物事を見てしまっていたことを改めて実感した。短絡的な思想の犯罪者や、SNSで迷惑行為をする若者が話題になるが、彼らは「聞き分けのない子供」ではなく、「認知の歪み」「後先を考える力の弱さ」がある”知的障害”か”境界知能”なのだ。軽度であるが故に日常生活に支障はなく、一見「普通」に見えるが、彼らから見える景色は大きく違うのだろう。彼らが被害者、加害者にならないためには「困っている子供」の早期発見と学校での支援が重要だ。
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★3.5/ピョートル氏の初書籍。タイトルが的を射ている。リーダーシップとは「従来の自分の枠を超えて、新たな一歩を踏み出すこと」「自分の肩書きや仕事の大きさに関係なく、成果を目指して率先して動く姿勢」のことをいう。リーダーシップと聞くと、カリスマ的な能力だと聞こえるが、要はマインドセットの問題であり、リーダーシップは0秒で発揮できるのだ。中でも、プライドを持たずオープンマインドでラーニングアジリティ(貪欲に学び、すぐに使ってみる)をもつ、心理的安全性で働きやすい仕事環境を整えることが重要だと再認識した。
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Naota_t
★3.6/私は既得権益層を守るような旧態依然とした「古き良き日本」を革える政治を望んでいるため、本書は好印象だった。直近で奈良県知事が維新になるなど市民の支持も拡大しているのはその表れだろう。外部視点と批判精神のある橋下氏の自民党観は他書にはない視点で参考になるし、野党はそこと違うポジションを取るべしと言う論にも納得。政治はビジネスとは違い、人間関係力が重要であるなど、経験に基づいたその世界にいないと見えない感覚も参考になる。橋下氏のような尖った問題意識をもち、必要な情報を発信し、実行する政治家を求める。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/23(4610日経過)
記録初日
2006/05/06(6729日経過)
読んだ本
2171冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
534641ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
2169件(投稿率99.9%)
本棚
9棚
性別
URL/ブログ
https://note.com/naota_t
自己紹介

新書が好きです。電車で本を読むために会社と家を往復してます。
年間レビュー数は120〜170ほど。
以下、5冊のルーティーンで本を読んでいます。
1)興味のある新書➡︎2)仕事に役立ちそうな新書➡︎3)ブックオフでタイトルを見ずに選んだ新書➡︎4)小説➡︎5)ジャンル不問のハードカバー➡︎1)に戻る

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