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2024年11月の読書メーターまとめ

mukashi
読んだ本
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感想・レビュー
2
ナイス
2ナイス

2024年11月に読んだ本
3

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mukashi
本書で提示される豊かな「都市型狩猟採集生活」を実現するためには、先輩ホームレスに師事して知識を学んだり、マンションなどの管理人と交渉して大量のアルミ缶を譲ってもらったり、自動車用のバッテリーを流用して電気を得たりなど、コミュニケーション能力や創意工夫が求められる。そこには確かにワクワクする面もあるかもしれないが、このような暮らしができる能力や注ぎ込める労力があるのであれば、普通に働いて普通に暮らした方が楽なのではないか。十分に生きる力がある人のためのオルタナティブな生活であると感じた。

2024年11月の感想・レビュー一覧
2

mukashi
本書で提示される豊かな「都市型狩猟採集生活」を実現するためには、先輩ホームレスに師事して知識を学んだり、マンションなどの管理人と交渉して大量のアルミ缶を譲ってもらったり、自動車用のバッテリーを流用して電気を得たりなど、コミュニケーション能力や創意工夫が求められる。そこには確かにワクワクする面もあるかもしれないが、このような暮らしができる能力や注ぎ込める労力があるのであれば、普通に働いて普通に暮らした方が楽なのではないか。十分に生きる力がある人のためのオルタナティブな生活であると感じた。
mukashi
著者が抱える死の観念との格闘と逃避の思考遍歴が赤裸々に書かれている。私も幼少期、「自分は必ず死ぬのだ、そしてもう二度と帰ってはこないのだ」という直観が何の前触れもなく訪れ、恐怖し、涙した覚えがある。しかし、それについて恐怖し続け、考え続けるだけの知的体力は私にはなかった。だからこの著者に私が言えることはほとんどない。ただ一つあるとすれば、著者が受けた死に関する直観を「死の啓示」とすると、いわば「生の啓示」を受けた者も存在するらしいということだ。
mukashi
2024/11/27 11:44

それはロマン・ロラン、タゴール、トルストイといった作家が折に触れて書いていることで、彼らは自我の拡大と生命の永遠性を直観したという。死の啓示と生の啓示、どちらがより真理に近いのかはわからないが、死の恐怖からの救済に向けて、何らかの可能性はあるのではないだろうか。著者の一ファンとして、著者がこれからも執筆活動を続けてくれること、著者の精神が平穏であることを願っている。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/25(4621日経過)
記録初日
2012/04/01(4645日経過)
読んだ本
942冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
265814ページ(1日平均57ページ)
感想・レビュー
32件(投稿率3.4%)
本棚
2棚
性別
年齢
31歳
現住所
岡山県
自己紹介

小説が読めない

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