読書メーター KADOKAWA Group

2024年7月の読書メーターまとめ

どら猫さとっち
読んだ本
11
読んだページ
3604ページ
感想・レビュー
11
ナイス
192ナイス

2024年7月に読んだ本
11

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

どら猫さとっち
世界のゴッホになる。ゴッホに憧れて絵画から版画に一心不乱に描き続け、世界のムナカタへと飛躍を遂げた芸術家・棟方志功。そして彼に恋し、寄り添い支え続けた妻・チヤ子。2人の愛情と棟方の芸術の情熱、チヤ子の献身と機転の物語。ゴッホを描いてきた原田マハが、日本のゴッホの生涯を描くのは、必然だっただろう。オーディブルのオリジナル作品として発表した本書は、過剰なまでのエネルギーと、包み込まれる愛に満ちた物語である。読んでいて幸せだった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

どら猫さとっち

2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3984ページ ナイス数:160ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/216560/summary/monthly/2024/6

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
11

どら猫さとっち
今年映画化されたのを観て、ぞっとした作品。ナチスドイツ支配下の時代、強制収容所の隣で暮らす裕福な家族。そして、その家族には収容所で働いている人もいた。ナチ司令官、将校、そして収容所の人たち。悍ましい殺戮が執り行うなか、どれだけ無関心でいられるか。隣が恐ろしい場所であることを、どれだけ受け止められるか。行間から漂う恐怖、映画を観た頃の感触を呼び覚ました。本書を読んだとして、これ以上無関心ではいられない。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
安倍晋三元首相の襲撃事件の裏で、統一教会が関わっていることが知れ渡り2年。今だからこそ明かすその実像。政治との関わり、世界日報の編集局長襲撃事件など、誰も知らない教団の内側に迫る。オウム真理教事件でも真相に迫った著者とあって、もしこの方がいなかったら、この教団について知らないままでいただろう。未だ謎が深いが、本書が明かした真実は、その後も大きな手がかりとなるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
裏金や旧統一教会などで何かと問題が多い自民党だが、日本維新の会も大概である。大阪万博・IRカジノ問題に、コロナ禍の雨合羽・イソジンなど、奇想天外すぎることに事欠かない。では、維新の会はいいことをしたかというと、まったくそんなことはない。維新の会はいかにして生まれ、問題視していったか。その検証を試みたのが本書である。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
ゴーゴリからプーシキン、ドストエフスキーにトルストイなとのロシア文学を、単なる文学案内だけでなく、その文学の講義を受けるひとりの学生の視点で、青春小説タッチで描く文学の世界。枚下先生や個性的な生徒たち、文学世界にワープして現実と行き来したり、本書の魅力は堅苦しいロシア文学を面白く解き明かしていくところにある。こうした講義が受けられるなら、迷わず行っていたのに…。そんな自分は枚下先生の教え子になっているから不思議なんだ。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
源氏物語はいかにして生まれたか。紫式部はどんなきっかけで、この長大な物語を書くようになったか。天皇の周辺から平安宮廷の内部まで、さまざまな視点で描く、メイキングオブ源氏物語。大河ドラマ「光る君へ」の世界が、より深くわかる名著。「道長ものがたり」から先に読んだので、いささか面白味に欠けるところもあったが、事細かに分析・説明してあってわかりやすく、興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
これから死にゆく人たちには、どのように看取ればいいのか。生と死のはざまにいる人たちの想い、その人たちを目の前にしたらどうすればいいのか。終末期に差し掛かった人たちの望みを、献身的に支え叶える医師と看護師の姿を通して、著者が出会ってきた人たちと自身の家族を見つめたノンフィクション。ここでは取材した看護師のひとりがステージ4のすい臓がんで、看取りのプロが生死にいる姿を中心に描いている。誰もが訪れる出来事を、リアルな息づかいで語る本書は、悲しみ傷ついた心に寄り添うのではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
大河ドラマ「光る君へ」のもうひとりの主人公と言ってもいい藤原道長。父・兼家の三男坊として日陰の存在だった彼は、いかにして幸運を手に入れ、権力の頂点へと上り詰めたのか。源氏物語の主人公・光源氏のモデルとされた、平安時代のシンデレラボーイの実像に迫る評伝。清少納言との意外な繋がり、父親としての苦悩など、いろんな顔が伺えるのが面白い。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
ファラオ、国王、天皇、これらが統治する「君主制」。古来から世界史は、国王や皇帝が統治して、歴史を彩った世界史。しかしやがて革命が起き、民主主義が生まれたとき、君主制はなくなっていく。しかし、今も君主国は存在している。その差はどこにあるのか。そして民主主義と君主制は両立できるのか。王政から見た世界史をテーマにした、興味深い一冊。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
世界のゴッホになる。ゴッホに憧れて絵画から版画に一心不乱に描き続け、世界のムナカタへと飛躍を遂げた芸術家・棟方志功。そして彼に恋し、寄り添い支え続けた妻・チヤ子。2人の愛情と棟方の芸術の情熱、チヤ子の献身と機転の物語。ゴッホを描いてきた原田マハが、日本のゴッホの生涯を描くのは、必然だっただろう。オーディブルのオリジナル作品として発表した本書は、過剰なまでのエネルギーと、包み込まれる愛に満ちた物語である。読んでいて幸せだった。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
生きる、砂の器、八甲田山、八つ墓村…。日本映画史の最高傑作を生み出した脚本家・橋本忍。彼が描き続けた鬼=人の業、そのルーツは幼少期の思い出にあった。何故その“鬼”にこだわり描き続けたのか。日本映画や時代劇を主に執筆している著者が、橋本本人のインタビューや家族や仕事をした人たちの証言を得て浮かび上がる実像とは。丹念な取材を重ねて、12年もの年月をかけた評伝。著者も私たち読者も、鬼の正体を目の当たりにし、彼の魅力に惹かれていくだろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
幼少期にカルフォルニアで過ごし、そこのアパートメントで出会った私たち。あれから時は流れ、日本で再会した。その頃の思い出や今の気持ち。交差し合い、浮かび上がるもの。作家のわたしと作詞家のカズ、離婚と手術を体験したアンを中心に、物語は進行する。著者のエッセイで以前、アメリカで過ごしたことがあると書いてあるのを読んだが、もしかしたらそれがベースになったのではないか。大人に歳を重ねていくたびに、愛おしさも深くなるかもしれない。寂しさと温もりが漂う連作小説。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/04(4592日経過)
記録初日
2012/05/05(4591日経過)
読んだ本
1608冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
468740ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
1598件(投稿率99.4%)
本棚
12棚
性別
年齢
48歳
職業
ガテン系
現住所
岐阜県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/sshibuya2
自己紹介

大の読書家です。読むのも、書店や図書館など、本のある場所ならどこでも好きです。その分時間は早く過ぎます(笑)。
他にも音楽や芸術も趣味です。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう