17年ぶりのシリーズ新作。伊良部先生すっかり忘れてました。相変わらず全部トンデモ行動療法だけど見立ては確か?で、ビタミン注射はともかく、やたらと薬に頼らないなんて名医なのか?いいニュースは少なく、重苦しい昨今の世の中、こんなんでうまくいくの?と思いながらも、スカッとさせてくれる読書でした。

好きな動物はぬいぐるみを持っているのですが、そのなかでカピバラ、ホッキョクグマ、チーターがこの本に取り上げられていたので熟読。カピバラとチーターの野生での寿命が同じくらいだったり、ホッキョクグマの主食がアザラシで平均一週間に一頭のペースで狩っているなど知らなかったことがいっぱい。ちなみにアザラシのぬいぐるみも持っているので、ホッキョクグマと見比べてなんともいえない気分になりました。知名度が高い動物でも絶滅に瀕しているものが多いことに改めてショックを受けました。

夫がベランダで少しだけ作っていたので、何か参考になるかと読んでみました。が、思っていたのとちょっと違って、メインは自前で装置を作ってやるというなかなかにマニアックな作業からという、初心者にはややハードル高めの内容でした。それ以外は柿や干し柿についての情報が満載で、著者の干し柿への熱い思いが伝わってきました。私は干し柿にちょっぴりクリームチーズをつけて食べるのが好きです。

こういう本は手元において事典のように使いたい。個人的にはフルーツの栄養面、カロリーはイチゴショート一個と、糖質はメロンパン一個と比較されているのが目安としてわかりやすいと思いました。あと健康面での注意事項もかなり詳しく載っているので役に立ちそう。

17年ぶりのシリーズ新作。伊良部先生すっかり忘れてました。相変わらず全部トンデモ行動療法だけど見立ては確か?で、ビタミン注射はともかく、やたらと薬に頼らないなんて名医なのか?いいニュースは少なく、重苦しい昨今の世の中、こんなんでうまくいくの?と思いながらも、スカッとさせてくれる読書でした。

以前現代語訳を読んだ時は恋愛話ばかりで、読み進めるとなんだか重苦しい気分になったので苦手意識のあった源氏物語ですが、そのモヤモヤの一端がこの本で少し理解できました。栄華を極めた光源氏ですが、問題に正面から向き合わない弱さを抱えた人としてみると、改めて物語の奥深さに気づかされます。理想的な男女であっても生きることの苦悩からは逃れられないということが見事に描かれていて、そこはいつの時代も共通だと共感を得て今日に至るのではないでしょうか。読む年齢で感じ方も違いそうです。

知人に教えられて最初に見た作品がヨックモックのシガール。本物より本物っぽい。思わずおいしそうと思ってしまいました。木でここまで仕上げる腕に驚きました。キボリコンノさんの経歴も興味深いものですが、やっぱり好きなこと、得意なことがあるって強いなと思います。

雑草というとよくないイメージですが、道端で小さくて可憐な花を咲かせている様子に心が和むことがあります。そんな時こんな本があるとほんとに便利。写真もきれいで色別に１００種類も載っていて、散歩のお供にぴったり。この「散歩道の図鑑」シリーズはきのこと野鳥もあるのでそちらもおすすめ。

ガリレオシリーズ10作目ということで、湯川はじめ登場人物の年齢も上がり、母親の介護の話もあったり。最初のころの湯川には家族どころか生活感なんてものはほとんど窺えなかったのですが、今回のテーマが血縁とするとうまくかけてあるとも言えます。得意の科学的な謎解きがないのも本作の特徴。犯人の動機はわかるようなわからないような。殺す以外にDVから抜け出せる方法はあるのでは。この流されやすい女の子を真に救いたかったら一緒に考えてあげたらよかったのにと思ってしまいます。

それぞれの転機が訪れつつあるといったところでしょうか。アンちゃんも晴れてみつ屋の正社員。立花さんとくっついて欲しいのは山々ですが、そこは特に乙女が進むべき道をきっちりと見据えないとね。私には勝手に立花さんが作る和菓子のお店に一緒にアンちゃんがいる未来が見えてるんだけどな。今回の謎解きでは他に指摘されていた方もおられましたが、西行の歌を俳句としていたのがひっかかりました。わざと?椿店長と出張のお話はよかったです。アドベンチャーワールド行ってみたくなりました。

「お姫様のような旅」に憧れる気難しい「祖母姫」と孫のイギリス旅を綴ったエッセイ。この著者の作品は読んだことがなく、女性だったとも知りませんでした。お医者さんでもあり、英語も堪能、自信がないなんて不思議ですが、人はわからないものですね。祖母姫の謙虚と卑下の違い、相手に見くびらせて楽をするなとは厳しいお言葉。胸に沁みます。気持ちのいい自分でいられるための努力は必要ですね。それにしてもこの有名ホテルのアフタヌーン・ティーのゴージャスさと量の多さの描写が楽しかったです。