ここの刑務所の食事づくりは栄養士と担当の刑務官、受刑者のチームワークがいいんだなと思いました。刑務所という特殊な環境、様々な制約があるなかで著者が工夫を重ねて受刑者の「ウマかったっス」という言葉に応えるため奮闘する姿がカッコよかったです。きっとこの方はちゃきちゃきしたタイプの方なんだろうなと想像しています。施設を卒業してからも、この経験が彼らの社会復帰に役に立っていて欲しいものです。

中国の古代史は詳しくありませんが、酒池肉林や臥薪嘗胆などの言葉は聞いたことがあり、エピソードとしてはおもしろいなと思っていました。しかし著者は、それらは後世に創られたものが多く実際の歴史の真実とはかけ離れているということを様々な例を挙げて指摘しています。正史であっても時の政権に都合よく書かれているのは、日本の歴史にもあるので、真偽の判定は難しいのはわかります。それでも説話はよくできていて人間の真理をついていたりするので、今でも語りつがれ、歴史を知るきっかけにもなっているのではないでしょうか。

ここの刑務所の食事づくりは栄養士と担当の刑務官、受刑者のチームワークがいいんだなと思いました。刑務所という特殊な環境、様々な制約があるなかで著者が工夫を重ねて受刑者の「ウマかったっス」という言葉に応えるため奮闘する姿がカッコよかったです。きっとこの方はちゃきちゃきしたタイプの方なんだろうなと想像しています。施設を卒業してからも、この経験が彼らの社会復帰に役に立っていて欲しいものです。

益田ミリさんの本ははじめて。何度も旅する場所がフィンランドなのがとてもらしい感じで憧れます。この旅行記の後にコロナ禍があり、ロシアのウクライナ侵攻もあり、あまり気楽に行ける国じゃなくなってしまった印象。旅に出てもう二度と訪れない場所、もう会えない人に思いを馳せるのはそれなりの年齢になってきているからなのだと共感します。「人生には限りがある」これが実感としてあるからこそ、あれこれ悩まず直感を信じて最初にいいと思ったものを選ぶのもわかりすぎます。フィンランドのことをもっと知りたくなりました。

秋の読み聞かせ候補。もう高校生の息子がきのこ苦手だったためうちでは読まなかったもの。きのこの種類が豊富。まつたけはなかなか口に入る機会はなさそう。色合いが地味ですが、どこか懐かしく、ほっとするようなの感じがきのこのよさですね。

お話し会で読みました。秋にぴったりの色合い。くまさんのあかちゃんのかわいらしいこと。巷を騒がせている熊とは違い、お話のなかの動物たちはみんなやさしい。息子が幼いとき、このシリーズの「やまのおふろやさん」好きだったなと懐かしく思い出しました。聞いてくれた子たちが借りていってくれてうれしかったです。