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2024年11月の読書メーターまとめ

としき
読んだ本
7
読んだページ
1534ページ
感想・レビュー
7
ナイス
56ナイス

2024年11月に読んだ本
7

2024年11月のお気に入り登録
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2024年11月のお気に入られ登録
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2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

としき
つい先日、南砺市の福光美術館で棟方志功氏の展示を見てきたばかりに、この本が手に届いた。福光は棟方家族の戦時中の疎開先だったようだ。ゴッホは江戸時代の北斎や歌麿の浮世絵に多大な影響を受けた。そのゴッホが描いた「ひまわり」を目にして棟方が日本のゴッホになろうと版画という黒と白の世界で色彩鮮やかな油絵や日本画を凌駕する世界を切り拓いた。彼はゴッホを超え世界の棟方になった。芸の道を究めるということは燃え滾る情熱と、我が身をそぎ落とすような執念が必要なのだ。そして我がの命より、作品に息吹を吹き込む事にこだわるのだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
7

としき
大正2年生まれの書道家?美術家!当時103歳になったときのエッセイなのだが、芸術家だからと言ってしまえばそれまでだが、やはり頭のつくりが柔らかい。彼女が育った時代はまだまだ封建的な時代であったにもかかわらず、こんなにも物事を柔軟に受け止められたから、後世に残る作品を数々残せたのだろう。今でこそ多様性の時代と言われているが、彼女はもう1世紀前からそれを実践してきたのだろう。風習や古い固定観念に縛られていて、それは自分自身を縛り付けることになる。人生いろいろ、人と違うことを面白いと思えれば人生は楽しくなる。
が「ナイス!」と言っています。
としき
運がいいか?悪いのか?それは最終的には著者の言う通り、その人自身の考え方と行動パターンの寄って決まる!自分自身でこれまで運の有無などあまり考えた事がない。思いあたることと言えば「くじ運が悪い」くらいかな?ここまで生きてこれたこと自体が「運のいい人」だったと思う。何を持って運の有無を判断するのかは、その本人自身が決めること。どんな人生を歩もうと運がいいと思う人は幸せだし、運が悪いと思う人は不幸せなのではないだろうか?常に自分自身を大切に、かかわる人たちに常に感謝の気持ちを忘れなければ、自ずと運はついてくる。
が「ナイス!」と言っています。
としき
「杜子春」や「トロッコ」は教科書や再話などで読んだ記憶はあるが、どちらもその後の続きがあった。「杜子春」は道徳的は物語ではなく、人が生きていくうえで何が一番大切か?それは自身が経験しうえで、自身が気が付かなければ意味がないとの教えなのだろう。もうひとつ「藪の中」は初めて読んだが、これも同じ事実であっても、見る人や感じる人によって真逆に捉えられたり、歪められたりする。いや解説者が言う通り、あるがままの現実など存在しないのかもしれない。我々は各々が勝手に自分の現実を作り上げて生きているだけなのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
としき
以前に五木寛之の「親鸞」を読んだ。今回は童門冬二の「日蓮」。この二人の教えが今も生き続けている。南無阿弥陀仏と念仏を唱えれば誰もが救われるとした親鸞、それに対して法華経こそが真実の教えとし南無妙法蓮華経を唱えた日蓮。どちらも平安時代末期から鎌倉時代初頭の政局の不安定な時代に民衆の心を掴んだが、どちらも貴族や武士の支配階級に翻弄され続けてきた。キリスト教やイスラム教であれ、この仏教でも、その教えの真理を解くのは永遠のテーマでもある。今もこの教えの捉え方の違いが、戦争の火種になっているのは皮肉で残念なことだ。
が「ナイス!」と言っています。
としき
新装版が出たので再読!【山椒大夫】【最後の一句】【高瀬舟】は親子愛、兄弟愛をストレートに訴えかけるのではなく、自己犠牲のうえで成り立つ愛情を物語りとしている。三篇とも自分の命と引き換えに親、兄弟を助けようとする一途な気持ちが、周りの人たちを引き付けていく。己自身を身代わりにしてでも、助けたい!救いたい!という気持ちが本当の愛だと訴えている。もうひとつ【高瀬舟】では兄弟愛に加えて、何を持って幸せなのかと考えさせられる作品。今を受けとめ、今が一番の幸せと思えるひと、そう「足ることを知る」ひとが幸せなのだと。
が「ナイス!」と言っています。
としき
つい先日、南砺市の福光美術館で棟方志功氏の展示を見てきたばかりに、この本が手に届いた。福光は棟方家族の戦時中の疎開先だったようだ。ゴッホは江戸時代の北斎や歌麿の浮世絵に多大な影響を受けた。そのゴッホが描いた「ひまわり」を目にして棟方が日本のゴッホになろうと版画という黒と白の世界で色彩鮮やかな油絵や日本画を凌駕する世界を切り拓いた。彼はゴッホを超え世界の棟方になった。芸の道を究めるということは燃え滾る情熱と、我が身をそぎ落とすような執念が必要なのだ。そして我がの命より、作品に息吹を吹き込む事にこだわるのだ。
が「ナイス!」と言っています。
としき
我々、愚かなる人間は同じ過ちを繰り返している!火を扱えるようになった頃から、便利さと引き換えにこの地球を我が物のように虐め続けてきた。著者が警告を鳴らした50年前は公害や化学肥料で空も大地も海も汚していた。今は二酸化炭素やガスを吐き出して、地球を守ってくれているオゾン層まで破壊しようとしている。SDGsと叫んでみたり、国際会議を開いて警鐘は鳴らしてはいるが、遅々として改善に進んでいない。一番の改善方法は我々人間どもが便利さを放棄すること!携帯もPCも全てを!それが出来なければ、あとは地球の破滅を待つだけ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/04(4590日経過)
記録初日
2011/01/04(5107日経過)
読んだ本
951冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
272247ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
826件(投稿率86.9%)
本棚
12棚
性別
年齢
65歳
血液型
A型
職業
自営業
現住所
石川県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.spacelan.ne.jp/~ndk
自己紹介

図書館を利用するようになってから参加しています。手元に置いておくことができないので、なるべく感想を残すようにしています。同じ本を読んでもこれだけ捉え方、感じ方が違うことが参考になります。独りよがりなので反応がないことはお許し下さい。

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