ソマリアで別件の捜索活動をしていた自衛隊空挺団隊員たちが襲われていた女性を救出したことで海賊からの地獄の逃避行が始まる、というアクション大作。敵味方の政治的な目論見を交えドラマが展開し、文体が読みやすく隊員たちの葛藤も絶妙な描写。面白かったですね。

女主人公お炎が生き別れた想い人を探すためコルトを片手に佐渡金山へ潜入するという拳銃時代劇。前作M1851残月の姉妹編なのですが作風は完全にエンターテイメントものに可変されており、実質的に前作のキャラクターたちは一切登場しません。続編という期待は外れましたが、全く別の時代劇作品というスタンスで読む分には楽しめました。

第17回大藪春彦賞を受賞したノワール小説。忌まわしい過去を持つ主人公が成り上がるが所属する組織から裏切られ、次第に追い詰められながらも拳銃を命綱の「筋」として活路を開こうとする時代劇。たいへんドラマのリズムがよく読みやすい。後半のどんでん返しも絶妙。非常に面白かったですね。

2013〜2014年の壇蜜本人による日記形式で日常をつらつらと書き記したエッセイ集。どこか遠くから物事を鳥瞰するようなかたちで連ねられた文体が印象に残る。この本をはじめに近年も日記型エッセイは続いていることから人気シリーズの第一弾といった風なのでしょうか。面白かったですね。

ソマリアで別件の捜索活動をしていた自衛隊空挺団隊員たちが襲われていた女性を救出したことで海賊からの地獄の逃避行が始まる、というアクション大作。敵味方の政治的な目論見を交えドラマが展開し、文体が読みやすく隊員たちの葛藤も絶妙な描写。面白かったですね。