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2024年9月の読書メーターまとめ

sansirou
読んだ本
10
読んだページ
3090ページ
感想・レビュー
10
ナイス
422ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入られ登録
3

  • ワンオアエイト
  • kaida6213
  • Bob

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sansirou
高野秀行という人は、本当に行動する人ですね。黄金の三角地帯で、自らアヘンの種まきから栽培、収穫まで行うために、ミャンマー内だけれども完全に独立しているワ州の、寒村に単独で潜入するって、どんな人なんだろう。挙句にアヘン中毒になったり、もう、この「飛び方」と言ったら、他に類を見ないのではないか。それでいて、客観的に本を書く冷静さを失わない。すごいなぁ。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

sansirou

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2497ページ ナイス数:351ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/231237/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
10

sansirou
有名な作品ですが、童話として描かれたとは思いませんでした。丁寧で平易な言葉で、でもしっかりした骨太の筋があるとても素敵な話でした。第一部の「うたう部隊」では、水島上等兵の、静かであるが、強い意志と深い心がいい感じで描かれています。これで終わりじゃない?と思ったら第二部がありました。抵抗を続け犬死にしそうな別の部隊を説得する任務を受けた水島上等兵が戻らず、そっくりなビルマ僧が、肩に青い鸚哥を乗せて彼らの前に現れる。でも名乗りでない。水島の手紙は、圧巻です。
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sansirou
昭和30年代後半からの古い短編集ですが、強烈に面白かったですね。だいたい「日本以外全部沈没」ってタイトルからいて笑ちゃう。そして世界中の有名人が日本に逃げている状況って、すごい発想です。でも一番笑ったのは、「ヒノマル酒場」ですね。UFOが通天閣に降りてきて宇宙人がやってきたのを、マスコミのやらせだ、ドッキリカメラに決まってる、と言って、宇宙人を殺しちゃった挙句、11時だからお開きって、感動的です。「農協宇宙へ行く」もすごいなぁ。時期的に万博の話題もありますが、これもシュールですね。毒が効いています。→
sansirou
2024/09/17 21:48

「アフリカの爆弾」も、核兵器に対する批判がユーモアに描かれていますし、「新宿祭」や「日本列島七曲り」なんて、学生運動や赤軍を茶化すだけではないところがいい。「ワイド仇討ち」も、終わりがいいですね。筒井康隆、楽しいな。

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sansirou
高野秀行が、1989年から住んでいた早稲田の3畳のアパートで起こるエピソード、奇人たちのおかしな行動、さまざまなものが11年間の足跡となっている。この人、本当に面白い。本文にもあるけど、誰もが大人になって、捨てていかざるを得ないことを、ずっとやり続けている11年ですね。でも、それを変えるのも、女性なんだなぁ。
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sansirou
祖父は囹圄の人、というところから始まって、出所した祖父と孫娘の関係が、祖父の人間関係や孫娘の学校生活と共に進んでいく。ちょっとありがちな展開ですが、泣かせますね、筒井さん。
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sansirou
8つの短編ですが、初めの二つは怖い話でしたね。猿に異界に連れ去られるとか、盲目の娘が母のものであろう髪の毛に絡み取られるとか。「コレラ」はペストとの対比を強調しているのが面白かった。泣き語り性教育や巷談アポロ芸者なんかは筒井らしい作品でした。全体として楽しめる良い作品集でしたね。
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sansirou
作者の経験に基づく民俗学っていうことですね。夜這いという文化について、聞き歩いた民俗学だけではなく、実際に自分の体験から詳細に語っている。その分迫力があるが、主観に過ぎる感じもする。柳田國男を痛烈に批判しているのも面白い。解説が上野千鶴子なのも、面白い。
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sansirou
よしもとばななの作品を初めて読んだ。あまりに有名で、だからこそ今までなんとなく避けていたけれど、読むととっても素敵な本でしたね。両親も、祖父母も亡くなり、天涯孤独のみかげを迎えに来る雄一、そして雄一とその母(父)との同居が始まる、という設定が途方もないけれど、壊れている心を、労る感じがいい。「満月ーキッチン2」は、その続きであるが、母(父)を失った雄一との関係が、2人を救う感じが美しい。「ムーンライト・シャドウ」はうららと柊がとても良いですね。別な作品も読んでみたくなりました。
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sansirou
高野秀行という人は、本当に行動する人ですね。黄金の三角地帯で、自らアヘンの種まきから栽培、収穫まで行うために、ミャンマー内だけれども完全に独立しているワ州の、寒村に単独で潜入するって、どんな人なんだろう。挙句にアヘン中毒になったり、もう、この「飛び方」と言ったら、他に類を見ないのではないか。それでいて、客観的に本を書く冷静さを失わない。すごいなぁ。
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sansirou
筒井康隆の初期のものかな、ショートショートです。解説が星新一なのが面白い。ほんの5行の作品があったり、マリコちゃん、ユリコちゃん、サチコちゃんと並んでいたり、狐、たぬきがあったり。どれもちょっと怖くて、ちょっとSFで、楽しく読めました。
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sansirou
芥川賞二本をまず。「サンショウウオの49日」は、結合双生児の話。父親が双子の兄の体の中で一年いてという設定がびっくりしたが、一つの身体に二つの人格というのも、なかなかでした。もう一つの「バリ山行」は、MEGAさんが良かったですね。バリ、したくなりました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/12(4549日経過)
記録初日
2011/04/12(4976日経過)
読んだ本
725冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
182447ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
719件(投稿率99.2%)
本棚
36棚
性別
現住所
東京都
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