ネタバレ受賞作が出なかった直木賞候補作は逆に話題になった気がする。勝手にミステリだと思っていたが全然違って、でもめちゃ面白かった。一見全然共通項がなさそうな江戸川乱歩と杉原千畝。べったり付き合うような友情では決してないがいつしかお互いの人生に示唆を与える、信じられる存在になった感じ。千畝のビザ発給の話と乱歩の「本陣殺人事件」批評に感銘を受け未来を夢見て日本各地で奮い立つ探偵小説家の卵達の描写は何とも清々しく胸を打つものがあった。恐ろしく読みやすいがそれだけではなく、人の心の機微もきちんとある小説だった。

ネタバレゴールデンカムイがここまで面白い大きな理由の一つが鶴見中尉という人だと思う。この小説だと第七師団内で起きたあれこれの謎を解いたり解かなかったり実は黒幕だったりという鶴見中尉。伊吹亜門さんのファンでもあるので購入したが、さすが地道に謎解きをされており鶴見中尉のキャラも生かされていて良いスピンオフだったと思う。

ネタバレ今年の国内ミステリマイベスト1！いや、言うほど読んでねぇよ？！エリサワシリーズも好きなのだが、あの優しく大らかな視点が長編で警察小説でもそのまま生かされている。ミステリとしても緻密だし人間ドラマとしても良かった。読者にとってもヒントの提示の仕方のタイミングなどが絶妙だと思う。主人公の日野が半分ぐらいまでは割と普通のおじさんなのだが、スロースターターの如く徐々に真実に迫る様は素晴らしかった。最近はビックリさせる事に主眼を置く国内ミステリも増えたが地味でも心に沁みるこの作品みたいなのがもっと読みたい。

ネタバレ図書館で借りたんだけど半年以上は軽く待ったな。。自分にとってはコロナ禍の京都は夢のように居心地が良く、鍵善も地元民しかいてないので静かやしすぐ入れるし本当に最高だった。インバウンドが戻ってきてから助かる人達もいるんだろうけど今の京都の混沌を見ると自然と足が遠のく。市バスの降り口から運転手さんの制止も聞かず無理やり乗り込もうとしたり青信号で横断歩道を渡っていると白タクとおぼしい車が猛スピードでつっこんでくる。それでも御苑の辺りはだいぶマシかも。彬子様の文章はさわやかだ

ネタバレ受賞作が出なかった直木賞候補作は逆に話題になった気がする。勝手にミステリだと思っていたが全然違って、でもめちゃ面白かった。一見全然共通項がなさそうな江戸川乱歩と杉原千畝。べったり付き合うような友情では決してないがいつしかお互いの人生に示唆を与える、信じられる存在になった感じ。千畝のビザ発給の話と乱歩の「本陣殺人事件」批評に感銘を受け未来を夢見て日本各地で奮い立つ探偵小説家の卵達の描写は何とも清々しく胸を打つものがあった。恐ろしく読みやすいがそれだけではなく、人の心の機微もきちんとある小説だった。

ネタバレシリーズ第5巻。ミステリは薄味かもしれないけどグウェンのお家事情とアイリスの恋愛事情の絡まりがとても面白いので毎年新作を楽しみにしている。今回は余命幾ばくもない女性が自分の死後夫の再婚相手を探して欲しいとライトソートにやってくるところから始まる。以前から嫌な奴だと思っていたグウェンの後見人が今回いよいよヴィランとしての本領発揮と思いきや...？！アイリスはモテるなぁｗ主役二人の今後は勿論、今回から初登場のクイントンやベインブリッジ卿の動向も気になる！次回も超絶楽しみだ！！