ネタバレはじめは似たようなモチーフの某コージーな作品を彷彿とさせて波に乗れなかったが、被害者がいじめに遭っていたり何か隠していそうな同級生達（ルームメイトは失踪中）頭を殴られた希少本所有者の教授などのエピソードがキナ臭く、2人目の犠牲者が出た所から俄然面白くなった。最後は希望があってよかった。イモージェンが保健師のプロとして仕事しているところも良いしマイクともロジャーとも恋愛関係にならぬ所も好感が持てた。そういえばスマホもネットも出てこないと思ったら昔の作品で驚いた！読友さんに既読の方が多いのも驚いた！

ネタバレ面白かった！久々の一気読み！ミステリだと思って読み始めたのでスランプ中の作家の独白の書き散らかしが延々と続く第1部が苦行だったが、第2部はミステリとしても充分面白くおどろおどろしさも満載。杉江松恋氏の書評で105ページ目で何か起きるというのは知っていたがあの人の固有名詞を見た時は昔の文豪がバトる漫画を思い出して乾いた笑いが出た。しかしそんなことも気にならなくなる程面白いヨンヒョンの語り。第3部は何だか清々しい。ミステリとかホラーとかより純文学寄りだと思う。「恨」の概念は異国人にはなかなか理解しにくいね

ネタバレ前作の少年はあのまま行方不明になってしまったということなんだろうか。。性的虐待の真実にはびっくりだよ！事件化けされなかったけどロマーノとアラゴーナ頑張ったよね。。もっと評価されてほしい。ロヤコーノとピラース、アレッサンドラと管理官のクライマックスを邪魔する呼び出しには新喜劇的ズッコケであった。絶世の美女の妹と研究オタクの兄との近親相姦等を疑ったが全然違った。今回はあのフォントのモノローグがある人たちはシロだったんだな。ピザネッリはよ病院に行って～！二重の意味でヤバイよ！！続きが楽しみだ

ネタバレはじめは似たようなモチーフの某コージーな作品を彷彿とさせて波に乗れなかったが、被害者がいじめに遭っていたり何か隠していそうな同級生達（ルームメイトは失踪中）頭を殴られた希少本所有者の教授などのエピソードがキナ臭く、2人目の犠牲者が出た所から俄然面白くなった。最後は希望があってよかった。イモージェンが保健師のプロとして仕事しているところも良いしマイクともロジャーとも恋愛関係にならぬ所も好感が持てた。そういえばスマホもネットも出てこないと思ったら昔の作品で驚いた！読友さんに既読の方が多いのも驚いた！

ネタバレ初読み作家さん。時間という概念が共通している短編集。ジャンルレスでSF苦手な自分にも読みやすい。文体が洗練されていて皆まで言わない感があり、それが心地よかった。最近は何もかも易しい文体で説明しがちなオカンみたいな作家が多い中、読書で頭を使うことを思い出させてくれた。現代文の入試に使えそう。表題作の完成度が秀逸だが、煩わしくも切れない親子の縁がテーマの「ひとすじの光」と年月を経るごとに周りに同調して生きる中年の中の反抗を描いた「最後の不良」が好き。地図と拳は読みたいが分厚すぎるんよね。。