ネタバレ超重量感があるのにこんなにコスパの悪い作品があるか！(誉め言葉)めちゃくちゃ面白かった！ポケミスから出ているが完全にエンタメ冒険譚だと思う。どんな因縁があろうと朱瞻基のピンチには呉定縁が、呉定縁のピンチには朱瞻基が駆けつける。これが友でなくて何が友なのか？干謙も含め男 達が立場は違えども誠実で不器用でまっすぐでキャラ造形が素晴らしい。ラストは週刊ジャンプのようにはいかず寂しいものだがこうするしかないのかもという気もする。とにかく楽しめることは間違いなし！1巻の巻末で史実書いちゃうのだけは微妙だったな！

ネタバレデビュー作なので今の米澤さんを知っていると粗削り感はあるし正直面白くてたまらん！という訳でもないけど、ちょいちょい日常の謎で魅せてきて最後にマーヤの出身共和国を解いてしまう。そして、好奇心に負けて謎を解くことのカルマみたいなものもしっかり書いてある気がするし、そのあたりの苦みが熟成して今に至るのかなぁと思うなどした。老成した高校生達の原点はここからなんだな。書下ろしの「花冠の日」がある版で読んだので更に胸が抉られた。

ネタバレ今回も安定と信頼の面白さ！前作の時も書いた気がするけど、グウェンがどんどん逞しくなっていっててスリルなしでは暮らしていけんわ！的な感じだけど監護権裁判的にええんかなという気はする。でも精神科医との会話にも前向きさが加わって良い傾向なんだろうな。サリーはゲイだったと思ってたけどバイだったのか？そしてラストは「えっ？！」アンタ、また殺されかけるよ！という感じ。柿沼さんによる解説でアイリスとグウェンの恋の行方を分かりやすい説明が掲載されており余す所なく面白かった！戦中戦後の東欧やロシアの立ち位置も勉強になる

ネタバレ超重量感があるのにこんなにコスパの悪い作品があるか！(誉め言葉)めちゃくちゃ面白かった！ポケミスから出ているが完全にエンタメ冒険譚だと思う。どんな因縁があろうと朱瞻基のピンチには呉定縁が、呉定縁のピンチには朱瞻基が駆けつける。これが友でなくて何が友なのか？干謙も含め男 達が立場は違えども誠実で不器用でまっすぐでキャラ造形が素晴らしい。ラストは週刊ジャンプのようにはいかず寂しいものだがこうするしかないのかもという気もする。とにかく楽しめることは間違いなし！1巻の巻末で史実書いちゃうのだけは微妙だったな！