ネタバレよしながさんはこの物語を通じて日々の食事や仕事等の生活同様、生きていく中で人が避けられない事柄をしっかりと書く。さすがだ。ただのほっこり料理漫画で終わる訳ないんよな。いい年して自分以外の男からのシロさん呼びが許せず泣いちゃうケンジ、ウザいんだが可愛い。それ程健気な猛愛でシロさんを想う人だから彼の肩に布団をかけてやる役目はケンジに委譲されたのだな。自分の母も脳梗塞で左半身が完全に麻痺したが何とか生きている。当初はこんな状態で生きる意味があるか？と思ったが生きていてくれてよかったとこれを読んで思うことができた

ネタバレ小説家を狂言回しとして、歴史上の人物（妖人）に出くわしつつ事件を解決していく連作短編集。小ぶりな話も多いが本格ミステリ的なものもあってなかなか面白かった。印象に残ったのは雲水の話、ドイツでの話、中国での話、そしてラスト。小説家那珂川二坊の葛藤の結実もあるがラストの巻末の話は気迫が凄かった。一番好きな妖人は石原莞爾だな！伊吹さんの描く石原はめちゃええキャラしとんなと思ったがwikiで見ると実際おもろい人だった。今度彼を探偵役にしてミステリを書いて欲しい（長編で）幻月と探偵のヴァシリーサがしれっと出てたね！

ネタバレよしながさんはこの物語を通じて日々の食事や仕事等の生活同様、生きていく中で人が避けられない事柄をしっかりと書く。さすがだ。ただのほっこり料理漫画で終わる訳ないんよな。いい年して自分以外の男からのシロさん呼びが許せず泣いちゃうケンジ、ウザいんだが可愛い。それ程健気な猛愛でシロさんを想う人だから彼の肩に布団をかけてやる役目はケンジに委譲されたのだな。自分の母も脳梗塞で左半身が完全に麻痺したが何とか生きている。当初はこんな状態で生きる意味があるか？と思ったが生きていてくれてよかったとこれを読んで思うことができた

ネタバレ2.26の方がテンポが良い気がするがこれも充分面白い。傀儡国家満州国を舞台に展開するひとつの毒殺事件から物語は思わる方向へ。バイオレンス&インテリジェンス浪越も出るよ！！2.26と立て続けに読んだのもあって結末はあぁ....という感じもしたけどこれは伊吹さんの芸風なのかもしれない。本格ミステリっぽさはこちらの方が濃いと思う。満州という舞台設定もしっかり生かされていたと思う。月寒の続編が出たらまた読むと思う。

ネタバレひょー！！これはめっちゃ面白かった！年ベス（暫定）でもいいぐらい。2.26の前日譚になるのだが史実と虚実がシームレスに繋がっているので、途中で思わず「この事件は史実？」となり人名をググってしまった。そこで伊吹さんの辣腕っぷりを強烈に思い知らされた。相沢事件の後、類似した手口の事件が起きるが違和感あり。謎解き役は憲兵大尉の浪越。浪越の頭の良さやスピーディな行動のおかげで話の展開にストレスがない。そしてこの浪越、原則主義者で骨の髄まで当時の憲兵で自分は好き。麦島との関係性も過不足なく良かった。

ネタバレ一時期バズっていて今もタイトルを出してSNSで呟くとリアクションがすごい。まぁまぁだった。足が弱くなっている祖母を連れてのロンドン旅行記エッセイ。JALのファーストクラスCAやロンドンの一流ホテルのバトラーやドアマン、ロンドン三越などのスタッフのホスピタリティが素晴らしい。通訳を務める椹野さんではなく、祖母姫に直接話しかける（たとえ外国語でも）と等々礼儀正しく距離を縮める手法は勉強になる。ブライトンまでのドライブはさすがに盛り過ぎな気もしたけど。嘘みたいに素敵なティムというバトラーは今どうされているかな？

ネタバレ一作目の方がスペクタクル風味があったような？でも今回も面白かった。恋愛の方は今回はフェリックスに1本！ミックおじさんがフェリックスとエリーが仲良くなるのは反対のようだが、おじさんは色々見抜いているんでは。。エリーがドキドキした時に「おなかの奥がざわざわする」的なフレーズを言うんだけどそれ言うとなんか一気にロマンス小説っぽくなるから興醒めしてしまう。。しかも何回ほどざわざわするん？もうちょっと別の表現考えてくれよ